主演のデルフィーヌ・セイリグの演技すごかったんだなと改めて。時代を生き抜いてきた人だし煩わしいとこもあるけど、映画の中のジャンヌディエルマンとは全く違う人間だった。撮影スタッフ女性なのもいい。25歳…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
後にも先にも見られるかわからないこんなに貴重な映像を見れてしまった事がまず嬉しすぎる!シャンタルアケルマン映画祭の中でも1回限定上映だったから本当に見逃さなくて良かった…!!
「ブリュッセル108…
俳優は、行動、セリフ全てに必然を求め、
監督はその場で生まれる偶然に近い感性を求めるものだと、つくづく思い知らされた。
色を塗る者と、塗られるものの関係、
塗る側は思う、この色味が1番好きだ、
塗…
新人監督と大女優の共同作業に見る普遍的な面白さがある。フェミニズム映画の志向に共鳴するセイリグが若き女性スタッフらにこの貴重さを説いても、イマイチそれを理解されない部分が良い。宣言通り10年後にアケ…
>>続きを読む決して手放しの感動では終わらせてくれないが、物を作ること、物を考えることは、自分の置かれた構造を如何に変えていくのかを表明することなのだと、『ジャンヌ・ディエルマン』の製作過程そのものが教えてくれる…
>>続きを読む映画ってここまで詰めて考えなきゃいけないのか。こんなに演出の過程を見られる映像作品って私は観たことがなかったからその細かさに驚いた。監督と役者、演出する側とされる側。映画を作る=たくさんの人間が集ま…
>>続きを読む映画の裏側を見た。
良いものを作りたいのは同じ。考え方アプローチは違う。どうやってすり合わせていくのか。この労力は精根尽きるもの。私はこういう努力から今まで逃げてきた。乗り越えてこそ本物が生まれる?…