棒つきキャンディー/Lollipopの作品情報・感想・評価

棒つきキャンディー/Lollipop2012年製作の映画)

製作国:

上映時間:28分

3.3

「棒つきキャンディー/Lollipop」に投稿された感想・評価

かくわ

かくわの感想・評価

3.0
『ウィッチ・フウィッチ』を観るために「VICE PLUS」を覗いたら、酒井麻衣監督作品がほとんど配信されていたので、処女作を鑑賞。

30分という短編ながらに、現実世界と漫画の世界を、「棒つきキャンディ」が繋いでます。
30分でこの手の作品作れるんだね。。

青春すぎる話で、俺個人としてはザワザワしすぎるけどw

動画配信サイト「VICE PLUS」で鑑賞

2018-034
Iri17

Iri17の感想・評価

4.0
冴えない男と可愛い子という組み合わせのラブストーリー、を書く漫画家と担当編集さんの話。表面的なストーリーのさらに下層に感情の揺れ動きやリアルな人間関係があるというなかなか奥深い話をたった30分でやってて、そこらへんのクソ恋愛映画とは違うなと思った。

編集さんがミーハーだと分かる本棚なんかもなかなか面白い。短編だからと甘くならないで2つの話を交差させる奥深さは、酒井監督見事というところだと感じた。

酒井麻衣監督の『ウィッチフウィッチ』早く観たいなー
酒井監督の処女作。
ちょうど同じ歳くらいで作った作品でこの頃から酒井監督の世界観が伝わって来た。

同時にトークショーもあり素敵な話ばかりだった。
tetsu

tetsuの感想・評価

3.7
京都造形芸術大学の上映会イベントで鑑賞!!

少女漫画のネームを担当に渡す主人公。
彼女の書いた原稿には、高校時代の甘酸っぱい青春の1ページが綴られていた...。
いとおしい日々、
届かなかった思い、
叶わなかった願い、
少女漫画という虚構の世界で彼女は過去の自分にどう向き合っていくのか?

「いいにおいのする映画」「はらはらなのか」など、最近急上昇中の若手女性監督・酒井麻衣さんのデビュー作。

なんだろう、この胸が締め付けられる感じ。
芸大生時代の作品であるために、映画としての若干の粗さは否めないが、酒井監督の純粋な心を垣間見たような気がしたし、backnumberの曲のような高校生特有の甘酸っぱい恋愛が描かれていて、*「百瀬、こっちを向いて」以来、キュンキュンする映画だった。笑笑

*「百瀬、こっちを向いて」・・・映画の上映前に流れる"映画泥棒"の映像を監督した耶雲哉治監督のデビュー作&恋愛映画

また、今作に登場する学校の様子は何かしら監督最新作の「はらはらなのか。」にも通じる所があり、ラストのLIVEシーンは、虚構の世界と現実の世界を割りきったともとれる切なくも優しい展開に不覚にも泣きそうになった。
(ある意味、「ソラニン」のラストのLIVEシーンにも通ずるかも。)

うん、この際、いっそbacknumberの曲を使った恋愛映画を作ってほしいし、個人的には日本のジョン・カーニー(←「はじまりのうた」監督)になると思っています。笑笑

今回も幸福なことに、トークショーで酒井麻衣監督の貴重なお話を聞くことができた!
案の定ではあったが、この物語が監督の実体験をもとにしたということを知ることができたり、ゼミで作ったこの作品に対する愛が強すぎて、規定の上映時間の倍にしてしまった話などを聞けて面白かった!

同じイベントの中で、大学生の作品も上映されており、トークショーの中で学生監督に監督が感想を尋ねられていたのだが、その際、さらっと言った言葉が印象に残った。
「映画製作の現場では、作品を大切にするために、時には鬼になって場を仕切るリーダーが必要。」
そう言いきっていた酒井監督は、ゆるふわ系の見た目とは裏腹に軸がぶれておらず、やっぱり、本物の監督だぜ!笑笑
と思った!

これから、観たい相当ディープな方は「いいにおいのする映画」DVDの特典に入ってるらしいので是非お買い求めください。笑笑
8bit

8bitの感想・評価

4.0
酒井麻衣監督は長野県出身。
前作の「いいにおいのする映画」はDVDを買っちゃうほど大好きなんですが、実は長野出身だと知ったのはつい最近の事でした笑。
今週末に新作「はらはらなのか」の上映が地元の映画館で始まり、初日舞台挨拶に来てくれるのがとても楽しみなんです。
そんな酒井監督の処女作がこれ。

少年コミックを描いてきた女性漫画家が少女コミックを描きたいと、男性編集者に原稿を持ち込むが、ストーリーを巡って揉めはじめる。
最初は敬語だったのにタメ口になり、どんどん態度が横柄になってくるのが変だなと思っていたら…。
漫画家と編集者の議論と、その原稿のストーリーが同時に展開する二重構造。
それぞれのストーリーが最後に交差し、ああそういうことだったのかと。
お互いの思いがコミックの結末を巡って通じ合い、彼らなりの青春に決着をつける。
そしてまた、新たな一歩を踏み出してゆく。

30分という短い時間だけど、とても綺麗にまとまっていた。
なんとなく「ララランド」のラストを思い出す切なさ。
コミックのヒロインの女子高生〝アメちゃん〟を演じた子が凄く良い。
恋してキラキラしてる感じがとても可愛らしかった。
それだけに〝アメちゃん〟と女性漫画家のギャップが…。
あと、男性編集者の眉がキッチリ整いすぎてるのが気になった笑

ちなみに長野県出身の映画監督って多いんです。
現役の人だと、新海誠監督、山崎貴監督、崔洋一監督、降旗康男監督、古厩智之監督、鶴岡慧子監督などなど…。
26歳と若い酒井監督ですが、この先彼らのように第一線で活躍できるような可能性を秘めていると思います。