少女の、大人になりつつある日常を淡々と描いた映画。
貧困とか家庭内暴力とかはあくまでも大人の見方というか、一歩ひいたものでしかなくて、子供にとっての世界は大人が考えるより狭い。
高校への進学を断た…
後回しにしていた
セリーヌ・シアマのこの作品
予想に反し
移民問題、人種差別問題を
訴えかけるものでもなかった
焦点はあくまで
少女から大人になりつつある
主人公マリエムの今と未来
もちろん高校へ…
『少年たち』『身をかわして』等の文脈で叙述されつつもセリーヌ·シアマの作家性が炸裂してるから焼き直しとはならない。ホテルの一室で歌って踊るシークエンスはまるで治外法権が成立しているかのよう。結果仕切…
>>続きを読む学校の成績が良いに越したことないけど、別に悪くても、とやかく言われるほど悪いことではないと思うが、環境が悪いのは問題。
もし両親も暖かくて皆で遊びにいったりバーベキューしたり、旅行いったり、自然の…
「Tomboy」「秘密の森の、その向こう」がとても好みだったのでセリーヌ・シアマ連続鑑賞。
上記2作品とは少し雰囲気が異なる感じでした。
うるさいくらいワイワイ話していてのが校門を出た途端にスッと…
「未来なんてどこにもない」。
富める者とそうでない者の一番の差は、選択肢の数だと突き付けてくる。
安易に見える16歳の彼女の選択も、そこを踏まえて見る必要がある。
それでも彼女は、最も大事な選択をち…