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裸の幼年時代
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目次

『裸の幼年時代』に投稿された感想・評価

4.0
モーリス・ピアラ監督44歳での長編デビュー作。
フランソワ・トリュフォーがプロデューサーとして参加しているのが興味深い。

母親に捨てられ里子に出された10歳のフランソワ。中流家庭に引き取られるが、悪さを繰り返すフランソワが手に負えずに手放されてしまう。
次は年老いた夫婦に引き取られるが、相変わらず困った悪戯や盗みなどひっきりなし。
その老夫婦はお互い3度目の再婚で、孫たちも大勢いるがとにかく心優しく子供が好きと言うだけで温かく見守り続けてくれる。
ユーモアのある祖母が亡くなった時、フランソワの心は動揺し涙する。
しかし、街の悪ガキと連んで鉄橋から石を車にぶつけて大事故に。
とうとう少年院送りに。それでも老夫婦は「気持ちは優しい子」と庇ってくれる。
少年院から厚生した手紙が届く...


フランソワ役の少年はイケメンだが孤独感漲る雰囲気が抜群。
ところが少年含め、キャスト全員が素人。そこが演技している風でなくドキュメンタリータッチを醸している。

なんとなくトリュフォーっぽさを感じつつ、ピアラ監督の手腕の見せ所の詰まった好みの作風だった。
4.0
『愛の記念に』のモーリス・ピアラ監督の初長編作。
フランソワ・トリュフォーがプロデューサーで参加のせいか『大人は判ってくれない』にも通じる、ひたすらヒリヒリが止まらない作品だった。

母親に捨てられ里子に出された問題ばかり起こす少年と、彼を受け入れようとする里親を描く。主演の少年も含めプロの俳優ではない人々を起用し作り上げられただけあって、そのリアリズムが、作品にとんでもない没入感を生み出していた。

序盤の猫の虐待シーンで一旦心が折れたけど、冒頭すり込まれた時代背景とか、そうならざるを得なかった少年の心に寄り添うと、やはり母性の部分で寛大にも。

10歳、傷ついた心が再生するには幼すぎる。周囲の大人たちだって余裕のない状況ならば尚更。
愛に飢えた少年の心の叫びが聞こえるかのようだった。

里親夫婦とおばあちゃんの厳しくも寛大な愛が、きっと少年を立ち直らせるに違いない。いや、そうであって欲しい。


少年の名前がフランソワと言うのは意味がありそう。
菩薩
3.0
トリュフォーがプロデュースで参加している上に主人公の名前がフランソワのクソガキものと言う時点でポスト・『大人は判ってくれない』であることは明白だろうし、本来であればネオリアリズモまで一度回帰したうえでポスト・ヌーヴェルヴァーグとの境界を繋ぐ立ち位置にある重要作とでも位置付けられそうだが、序盤の猫虐待シーンのせいでこいつはもう絶対にダメだと言う気分になってしまい…弱きが更に弱きを挫く象徴に猫使うのやめて欲しい。母親を捨てた少年の物語ではなく両親に捨てられた少年の傷の深さはそれ相応のものがあるだろうし、所々で見せる健気さや最後の手紙に滲み出る本来のあどけなさにポジティブな可能性を見出したいどころではあるが、何か絶対的にサイコパスな一面を崩そうとはしない冷徹さが全体を貫いている。ナイフで自分の腕にイニシャルを刻みイキるクソヤンキーみたいなやつ、マジでいたわ…。行動の先の結果が自分の中で全く結びついていなそうな幼稚さ、ただ批判的な視線が向かう先は彼自身では無いのだと思う。

『裸の幼年時代』に似ている作品

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上映日:

1960年03月17日

製作国:

上映時間:

97分

ジャンル:

4.0

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上映時間:

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