私性が発露される過程が結構、感動的なレヴェルで映されるが、寺山はずっと演出的で谷川が「本音をもっと引き出したかった」というのは納得できるし、にしても寺山の台詞が上手すぎる。けど映像的というよりテクス…
>>続きを読むこの作品は/=決死の闘争/=とても不毛な論争/=パパとの相撲/投げ飛ばされたい/ことば、ことば、ことば。これが僕の近況です。/ジャガイモみたいな膝と背中/横綱のように座っていてください、谷川/嘘の中…
>>続きを読む寺山修司・谷川俊太郎ビデオレター
谷 言葉にするとなんでもかっこいい
寺 言葉にしないと耐えきれない時がある
谷 流れている曖昧な感覚
寺 言葉が文字でも音声でもない意味だ
意味だけが壊れかけ…
生前の劇作家・寺山修司さんが亡くなるまでの1年間、詩人・谷川俊太郎さんと行った16通の映像書簡。
元々私的なもので公に出す予定はなかったという。
人は死期を悟ると、
意味のあったものが無意味になっ…
言葉の"意味”と"無意味"を追い掛けつつも、言葉に拘り過ぎることで"意味ありげ"に陥りうることを掴んでいた寺山修司。一方で"人生は詰まるところ意味ありげなものに過ぎないんだ"だとか"どれが自分自身な…
>>続きを読むこれは凄い...。強靱な2つの精神の対峙。明確な言葉と映像で対話を試みる寺山修司と、それを挑発するように曖昧な言葉と映像ではぐらかす谷川俊太郎。寺山よりも詩人である谷川の方が言葉を信頼していないよう…
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