ビデオ・レター 寺山修司&谷川俊太郎の作品情報・感想・評価

ビデオ・レター 寺山修司&谷川俊太郎1983年製作の映画)

製作国:

上映時間:74分

4.0

『ビデオ・レター 寺山修司&谷川俊太郎』に投稿された感想・評価

おぉ。。。私は未熟なので、何回か見直さないとならないです、これは。人と語り合いたい作品だな、 いぬ。音楽と虚像。
「ことば ことば ことば これがぼくの近況です」 

やさしいのほほんじいさんなんかではなく、恐い人だった。

私性が発露される過程が結構、感動的なレヴェルで映されるが、寺山はずっと演出的で谷川が「本音をもっと引き出したかった」というのは納得できるし、にしても寺山の台詞が上手すぎる。けど映像的というよりテクス…

>>続きを読む
k
5.0

この作品は/=決死の闘争/=とても不毛な論争/=パパとの相撲/投げ飛ばされたい/ことば、ことば、ことば。これが僕の近況です。/ジャガイモみたいな膝と背中/横綱のように座っていてください、谷川/嘘の中…

>>続きを読む
言葉を巡る文通。
意味ありげに陥ってしまう。
紡ぎ出す2人の感覚と言葉。
ト音
-

寺山修司・谷川俊太郎ビデオレター

谷 言葉にするとなんでもかっこいい
寺 言葉にしないと耐えきれない時がある
谷 流れている曖昧な感覚
寺 言葉が文字でも音声でもない意味だ
  意味だけが壊れかけ…

>>続きを読む

高校時代に篭ってたとき平日の真っ昼間部屋のカーテン閉めてこれ観た記憶

3/6のThe modern jazz quartet - Exposure

生前の劇作家・寺山修司さんが亡くなるまでの1年間、詩人・谷川俊太郎さんと行った16通の映像書簡。
元々私的なもので公に出す予定はなかったという。

人は死期を悟ると、
意味のあったものが無意味になっ…

>>続きを読む
d
4.4

言葉の"意味”と"無意味"を追い掛けつつも、言葉に拘り過ぎることで"意味ありげ"に陥りうることを掴んでいた寺山修司。一方で"人生は詰まるところ意味ありげなものに過ぎないんだ"だとか"どれが自分自身な…

>>続きを読む
ヒチ
3.8

これは凄い...。強靱な2つの精神の対峙。明確な言葉と映像で対話を試みる寺山修司と、それを挑発するように曖昧な言葉と映像ではぐらかす谷川俊太郎。寺山よりも詩人である谷川の方が言葉を信頼していないよう…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事