クライマックスレイプ 剥ぐ!の作品情報・感想・評価

クライマックスレイプ 剥ぐ!1979年製作の映画)

製作国:

上映時間:68分

4.7

「クライマックスレイプ 剥ぐ!」に投稿された感想・評価

あの娼婦役の女優さん🚬筑波恵美さんていうの?ひとりだけ部外者ひとりだけマイペースで最高。しかしあのストーリーの運びとテンションはスゴい。
csm

csmの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

周囲のテンションに一切惑わされない、下のお口でタバコ吸う筑波恵美の登場から俄然盛り上がる。
別れさせ屋の一員として暗躍する青年(酒井昭)が、標的となったカップル(水島美奈子&高橋淳)の悲恋を、レイプ被害者の恋人(川島めぐ)をもつ自分自身の心情と重ね合わせていく。男女の縁を引き裂く側に立っている人間が、善悪を超えたところにある憎しみと怒りを表出させるまでを描いているロマンポルノ。

情報を小出しにしていく手法が洗練されているため、「この人たちは何をやっているのだろう」「この人は何を思っているのだろう」という、興味の連鎖が持続する。登場人物の各々に異なった思惑があり、それらがドラマに織り込まれると同時にカタルシスが生じていく。

カップルの彼女の意味深長な芝居を、早い段階に見せているのが若干気になるところだが、ラストにおける娼婦(筑波恵美)の啖呵にスッキリさせられるので、結果オーライ。

振り上げた拳を下ろしたら、知らず知らずのうちに自分が加害者の立場になっていたという典型的なパターン。勧善懲悪が存在しない、「後に引きずる系」としては出色の仕上がり。強いて言えば、カップルの彼氏に救いの手が欲しかったところ。