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治安
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目次

治安の作品紹介

治安のあらすじ

かつて過激な政治活動に身を投じ、今なお逃亡生活を余儀なくされているクララとハンス、そして逃亡中に生まれた二人の15歳の娘ジャンヌ。世界のどこにも居場所がない親子の孤独を描いたペッツォルトの商業映画第一作。デビュー間もないユーリア・フンマーが鮮烈な印象を残す。

原題
Die innere Sicherheit
製作年
2000年
製作国・地域
ドイツ
上映時間
106分

『治安』に投稿された感想・評価

ペツォールト監督の長編デビュー作!邦訳 治安とは治安当局という意味か、はたまた、社会の保護(治安)を失い、親の庇護を失った彼女のこと指すのか!?タイトルだけでもダブルミーニングになってそう。

ストーリーとしては、左翼テロ組織夫婦に生まれた二世のお話。これまで扱ってきたアウトローな人物に焦点が当たってたのに対し、本作は二世の葛藤が描かれております。かなりDEEPな題材をデビュー作で扱うのは興味深い。
また、15歳の娘ジャンヌを演じたユリア・フンマー(Julia Hummer)が素晴らしい。
ラストにかけての沈黙した感情がどこに向かうのか気になる。
彼女は他にミュージシャンの慶暦や、同監督作品Gespensterにも出演しているとのこと。(このサイトでもユリアとジュリア表記になってるみたいです。)

なんか凄いことになってますが、本作も劇場で観たい作品となりました
絶対不自由な暮らしを強いることをわかりつつ、自分らの境遇を顧みず子供を作る人間はくそったれだ

政治犯の親から生まれたせいで安息の地を得られない子供を主役にしたロードムービーという変わった趣向の作品で長編デビューを果たしたクリスティアン・ペツォルトの大胆さには感心したけど、外連味の感じられる演出も思想の垣間見える表現もほとんど見られなかったのは視覚的に退屈だった

でもアメリカンニューシネマ的無情さと儚さのあるラストは結構好き
横顔が綺麗な子が変な服を着る映画

ジャンヌは地下組織の両親と逃亡生活を送っている。彼女の恋と家族と逃亡の話。

海辺で彼に両親が何をしてるか聞かれる時、左横顔の背景に光る玉ボケと海が美しく、台詞は「ファックしてる人」というアンバランスさ。
親のファックは両親が仲良くしてる証拠で、喧嘩よりはマシというような特殊な環境で生まれたジャンヌ。声がちょっと高い15才に、輪をかけて声の高い彼氏もいい役だった。彼の優しさはどうも裏目に出てしまうのが悲しい。

逃亡中の彼女は存在してないけど、監視カメラはちゃんと写している。ラストに起き上がった横顔の存在感の危うさは他のペッツォルト作品にも共通してる。

地下組織の子として盗みが当たり前の彼女に罪はあるのか?彼女の一番大切なものを失ったことを罰として、解放されたのかもしれない。

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