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あの日の午後
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目次

あの日の午後の作品紹介

あの日の午後のあらすじ

ツァイ・ミンリャンの最新作は、フィックスされたカメラでツァイと彼の全ての映画の主演俳優リー・カンションとの対話を記録した感動的な作品である。ツァイの近作に通じる魔術的な時間の中で、観客は、二人が過ごす親密な時を共有するという貴重な体験を得る。

あの日の午後の監督

ツァイ・ミンリャン

原題
Afternoon/那日下午
製作年
2015年
製作国
台湾
上映時間
137分

『あの日の午後』に投稿された感想・評価

Vega
4.0
ふたりの愛の記録でございます。はい。

ツァイ・ミンリャンの創作の、生きていくことの源泉はリー・カンションなのです。

ツァイさんはカンションさんの母みたいでした。母性ダダ漏れです。毎日ご飯作って、健康のこと考えて、悪い人に騙されないかとか危ないことしないかとか心配して。
カンションさんは、母ちゃんウザい、料理のレパートリー少ない、って言ってもやっぱり大好き。でもそんなこと言葉にしなくてもわかるでしょ。
ってかんじでした。

東京フィルメックスにて。
このドキュメンタリーにはそれほど興味があったわけではないのですが、上映後のティーチインにおふたり登壇と知り観に行きました。
結果、観て大正解!

ふたりが2時間以上、森の中の廃墟にて、椅子に座って話すだけの映像です。で、この廃墟、ふたりの家なんですって!どんだけ廃墟好きなの!

語り終えて、ふたりが去って、しばらくしたら‥‥
背景の森の木々が突風に揺れたんです。
あ、神さま通った!って思っちゃいましたね。
固定されたカメラで捉えた廃墟の構図。その一枚の絵のなかで、ツァイ・ミンリャン監督とリー・カンションが話をしているだけではあるが、観ていてとても心地いい。
太陽の光が西へ傾き徐々に部屋に入り込む様子。風に揺れる植物の音。彼らのあいだの時間。そういったものが、こちらの呼吸を軽くしてくれる。
 ツァイ・ミンリャン独自の映画製作方法 がリー・カンションなくしては産まれなかったことが身に沁みてわかった。
リー・カンションのゆったりとした佇まいがスローシネマの作風を作り出している。ツァイ・ミンリャンは常々自身のことを自分勝手で好きなものだけをつくってると言っていたが、ただ単に自分のうちにこもっているわけではなく、リー・カンションとの関係の中から何を表現するかを考えている。それは独りよがりとは違う、創造性のある営みのように思えた。リー・カンションを中心にしてどう撮るか、何を撮るかを考え続けているツァイ・ミンリャンの姿勢に感銘した。

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