イギリス植民地下の1920年代ベンガル地方。時代の変化に抵抗し、すべてを失ってまで、最後の栄光と威信をかけて「音楽会」を開催する没落寸前の富裕な地主のすがたを描いたサタジット・レイ監督の代表作。旧地主層から新興商人への富裕層の移り変わりを美しく描いている。また当時のヒンドゥスタニー音楽の最高峰の演奏家がじっさいに出演しているので、音楽的にも注目される。
19世紀の末期、ルーマニアでは貴族とブルジョアジーの対立が激化していた。ある日、伝統あるコマネスチャヌ一族の頭主・ディーヌの娘・ティンカーツァは、豪族のスカチュウに求婚される。スカチュウに…
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>>続きを読むマルグリッド・デュラス監督が本作の前に撮った『インディア・ソング』で大使館邸として使用されたパリ郊外のロスチャイルド邸。廃墟となったその館の内外を緩慢な移動で捉える映像に、『インディア・ソ…
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