「ここは世界で一番陽気な地獄‼」
(公開時のコピーより、ロンブーの淳の様な声で予告編でも言ってました)
倫理や道徳が存在しない、命の値段が激安な街を描いていながらこの映画には一つのモラルが貫かれて…
この街怖すぎ…
普通に銃持って、普通に発砲して、普通に麻薬が出回って、普通にそれを子供も同じ様な事をやってて…日本に生まれてよかった。
子供でも容赦しなく殺すし、裏切った奴ももちろん殺す、逃げよ…
「史実は小説よりも奇なり」
2人のギャングとその世界で生きるカメラマンの少年がスラム街の現状を映し出す。
カメラマン視点とギャング視点から見るストーリーは面白かったが逆にそれがネックでもあった。
…
なにかを手に入れるためには暴力の行使が当たり前の街で、それを見た子供たちはまるでちょっと遊び行こうぜくらいの気軽さで銃を振り回すし、しかもそれがどう足掻いても繰り返すという虚しさ。
倫理観を逆撫でる…
(C)O2 Filmes curtos Ltda. and Hank Levine film GmbH 2002.