「京鹿子娘五人道成寺」 桜の花が咲く紀州の道成寺。鐘供養のために訪れた白拍子の花子が 艶やかな踊りを披露するうちに、みるみる形相が変わり、ついには蛇体となって姿を現す。 実は、花子は叶わぬ恋の恨みから僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊だったのでした。 「二人椀久」 傾城松山太夫への恋しさのあまり気が狂ってしまった椀屋久兵衛は、 まどろむうちに恋焦がれていた松山に再会。 二人は連れ舞をし、しばしの逢瀬を楽しんだのも束の間松山が姿を消してしまい、 久兵衛はすべて幻だったと気づくのでした。
人間国宝であり、世界に愛される稀代の女形・坂東玉三郎。彼が時代について、演技について、東京について、そして自分自身について語る、ドキュメンタリー。 [収録演目] (1)舞踊「鷺娘」(お台場…
>>続きを読む当代きっての歌舞伎役者で誰もが知る女形のスター坂東玉三郎。虚構と現実をないまぜにした幻想的な作品を得意とするダニエル・シュミット監督が、女形という特異な存在を通して、ジェンダー、生と死、そ…
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