シネマ歌舞伎 京鹿子娘五人道成寺/二人椀久の作品情報・感想・評価

シネマ歌舞伎 京鹿子娘五人道成寺/二人椀久2018年製作の映画)

上映日:2018年01月13日

製作国:

上映時間:120分

4.0

あらすじ

「シネマ歌舞伎 京鹿子娘五人道成寺/二人椀久」に投稿された感想・評価

むらぶ

むらぶの感想・評価

3.8
2018.01.21鑑賞。
当時歌舞伎座で観られなかったことを今でも後悔している演目、こういう形で観ることができて良かったなぁと感じ入った一作でした。
拵えをしている様子などバックステージ的要素も見応えがあり、道明寺という大曲に挑む役者さん達の顔や神聖な空気感まで体感できるような有り難さがあった。
五人の鏡台が並ぶ姿の緊張感と美しさがもう。
一瞬を繋げて永遠にしていく伝統芸能の尊さを感じる瞬間が何度もありました。

シネマ歌舞伎は『阿弖流為』のようなゲキシネ的な演出がなされた作品もあれば、更に大胆な解釈をも取り入れたNEWシネマ歌舞伎などもあり、今回のようなドキュメンタリー的な側面も取り入れた作品まで生まれていてその多様化も感じた。
シネマ歌舞伎。坂東玉三郎さんの「京鹿子娘五人道成寺」を大スクリーンで。

舞台裏の衣装替えまでカメラが追っかけていて、貴重な映像。

三味線と謡が心地よすぎ、うとうと。肝心の釣鐘が落ちる時に寝てしまってた!目を開けると、鐘が地面に。もったいない〜。
歌舞伎座で観たものが、シネマ歌舞伎に!細かい所まで観られたけど、語りは中断で入れてほしくなかった…
kvartira

kvartiraの感想・評価

3.3
すごくきれい。
途中でインタビューを挟むのだけど、あれは最初か最後にまとめられないのかな...
夢と現実を行ったり来たりさせられてるような感じになってしまう。
「シネマ歌舞伎」シリーズ第30弾は歌舞伎舞踊の人気演目の一つ「京鹿子娘道成寺」を取り上げ、通常は1人で踊るところを坂東玉三郎さんを中心に、中村勘九郎さん、中村七之助さん、中村梅枝さん、中村児太郎さんという5人で美しい白拍子の花子で演じ、踊り分ける豪華絢爛版。
「京鹿子娘道成寺」は道成寺を舞台にした安珍・清姫の後日譚で、この寺の鐘と清姫の化身の大蛇との因縁話を描いたものだが、この演目はその内容や展開よりも、その構成の大半を占める娘踊りを楽しむのが主眼となっている。
だから舞に華麗さと品を求めらるので高い芸と技術、そして1時間を近く踊りきる体力が求められる。
この「シネマ歌舞伎」では舞台を映し出すだけでなく、出演者たちによるインタビューや戦場のような舞台裏の様子も紹介して、女形舞踊の集大成とも最高峰とも呼ばれる演目を浮き彫りにしていく。
この演目が始まる前と終わった後に坂東玉三郎さんのインタビューがあるが、その言葉の数々は全てを集約しているように思える。
それは、この演目や花子のこと、更に芸事やその世界におけるベテランと若手、その在り方を的確に表現していて金言のように響く。
尚本作では、恋に狂った椀久を舞で描いた「二人椀久」も併映されています。
途中に何回か入るインタビューのタイミングが悪く、せっかくの作品に水を差した感じになってしまったのが少し残念。
舞踊は圧巻の一言。坂東玉三郎さんの女形は美しいだけでなく、時おりゾッとするような目つきになる瞬間が観るものを惹きつける。実際の舞台で観てみたかったけれど、大画面でもたいへん満足。
忍

忍の感想・評価

5.0
アイドル勢揃い作品

本来一人の花子役を五人でやる作品…そして本来立ち役でいらっしゃる勘九郎さんを含め五人…

この作品に対する思いなどのインタビュー挟みながらなので、個人的にすごく嬉しい。

コレは何回も見て、それぞれの女形さんの踊りの癖とか、好きな所とか見つけるのに最適だと思う‼︎‼︎

米吉さんのも見たかったな…
お正月にEテレで「玉三郎かぶき女方考」をみて興味がわいて劇場へ。

京鹿子娘五人道成寺、舞踏。
僧の安珍に恋した清姫がストーカー化し蛇となり道明寺の鐘ごと焼き殺した話の後日譚。鐘供養に白拍子花子が現れ舞を披露するが、花子は実は清姫の霊だった…というもの。

二人椀久、舞踏。
美貌の傾城・松山太夫に惚れ込んだ椀屋久兵衛。遊蕩が過ぎて幽閉された彼は太夫に逢えない辛さから錯乱しやがて逃亡。彷徨う彼の前に太夫の幻が現れ連れ舞を踊る…というもの。

華やかでした。
どちらも恋した相手への一途さを描いていますが、片や蛇化、片や錯乱し抜け殻と結末が対照的で興味深かった。

みなさんの所作が美しくてため息が出た。
坂東玉三郎さんの気品が半端なかった。
また、ご兄弟だからというのもあると思うが勘九郎さんと七之助さんの親和性の高さよ。そしてインタビューで勘九郎さんが「女方の中に立役ひとりぶっこまれちゃって」と語っておられたのがチャーミングでした。
大豆

大豆の感想・評価

4.0
華やかだった~!お着物の柄までしっかり大写しで観られて眼福眼福。玉三郎がさすが一番かわいいのよね~。あと七之助!美人だわ~!全身のバランスが美しいのよ。あと眼差しが色っぽいわね。映画なのについ拍手しそうになっちゃったわ。今年はもっと生で観たいわね。なぜかおネエ言葉になっちゃったわね。
maco

macoの感想・評価

4.8
歌舞伎座に通ったなと思い出に浸りながら鑑賞。
その時の思い出が映像になって、出演者それぞれのインタビュー、そして舞台裏が見られるというのはシネマ歌舞伎の醍醐味でもある。

玉三郎さん以外の4人がこの舞台に懸ける意気込み、学んだ事一つ一つがずっしりと胸に届いた。
藝の世界は一生かけて学んだとしても答えが出てくるか分からない、ゴールが見えない途方もない道なのだということが分かる。

ただ、4人全員がこの舞台に立てた事、花子を演れた事、玉三郎さんに学べる幸せを感じているという思い。

玉三郎さんも先輩だからと教えるだけではなく、他の4人から気付かされる事や学ぶ事を忘れていないのが素晴らしい。

2列目センターで観た時の玉三郎さんが投げた手ぬぐいは私の宝物。

舞台に集中していていきなりインタビューになるのが気になったので4.8に。
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