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七番目の道づれ
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『七番目の道づれ』に投稿された感想・評価

戦争の大義に揺れる、個の信念。
グリゴーリ・アローノフと、アレクセイ・ゲルマンの共同監督作品。
アレクセイ・ゲルマンと言えば戦争と個人との関わりを描く寡作な監督、とのイメージが強いが、本作はそのそのフィルモグラフィの最初期に位置する作品である。

舞台となるのは20世紀初頭のロシア帝国。
帝国軍(白軍)と革命軍(赤軍)、各々の大義の間で揺れ動く、元帝国軍少将の惑いと決断を軸に物語は進む。
“戦争とは正義と、異なる正義との闘争である”とはよく聞く言葉であるが、我々は老少将の耳目を通じ、各々の大義を声高に掲げる人々の実態を覗く事となる。
少将と運命を共にする、或る赤軍兵士の言葉こそが彼の気持ちを最も善く顕した物であろう。

宇宙空間を進む巨大な質量を持つ物体。
ボルシェビキと民意をそれに喩えた彼の決断には個人的には胸が梳く思いである。
運命に殉じる結末には悲劇性を感ずるが、同時に何故か爽やかな余韻も残す作品である。
菩薩
4.0
共同監督、それも年長者との作業という事もあり、随所にゲルマンらしさが…なんて事は当然無いが、それでも時折顔を出す無軌道かつぬるっとしたカメラワークに、むしろ後期ゲルマンらしさを勝手に感じてしまうし、そもそもお話自体がとても面白い。時計の針は元に戻す事は出来ない、でも自らの手で進める事は出来るし、投げ捨ててしまう事すら出来る。古き悪しき国・時代・体制を変えるには、既得権益に縋り付く旧世代の人間共を一掃するしか無いが、とは言え「長老」が持つ良識、落ち着きを失った新世代は、とかく暴走をしがちである。大切なのは批判に耳を傾け反省をし未来に活かすこと、守るべき物を守る為に柔軟な思考能力を持つ事、対話を拒み自暴自棄にならぬ事、ってこれまんま今の日本そのものだし、いつだって人間はそうやって上手に国を作っていかなきゃならない。神が作ったのは最初の人間だけで、国はその後の人間達自らで作り、変えていかねばならない。馬に人が2人乗れば疲弊し共倒れになる、ならどうすべきか、犠牲の上に人は立つ、ならどうすべきか、痛感すべき点が多々ある。人の思想がぶれる事自体は恥ずかしい事では無い、戦争と革命の只中でも結婚と死は存在し続ける、だから花は必要だ、その花をなんと見るかである。
RIO
3.5
指導者を殺してもプロレタリア革命は殺せない

1918年ロシア革命後
帝政ロシアからソヴィエトへ赤軍白軍の内戦

革命から社会主義国家成立にかけて
アダモフは帝政ロシア時代の元軍人
ペトログラードで元官僚たちと捕まえられた

革命で全てを失い赤軍と赤軍の間で
もみくちゃになっても
ひとつの軌道を持とうとするアダモフはカッコ良い!
正義を行おうとしている
自己存在の証明

ロマノフ朝の黄昏

スターリンの粛清のロシアに生まれ共産党体制のなかで
製作映画が公開禁止となった
それでも最後までロシアに身をおいていたゲルマン監督
初めてで他の作品も楽しみ

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