七番目の道づれの作品情報・感想・評価

『七番目の道づれ』に投稿された感想・評価

Juzo
4.7

敵と味方、善と悪、裏切りと忠誠。
それらは全て、ある程度の相対性の中でしか語れないという、戦争そのものへの疑念が漂っている。
後の『フルスタリョフ、車を!』や『神々のたそがれ』のような混沌とした時間…

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3.7
面白い

命令に従う無力な様。
それによって戦争の大義ではなく、それに巻き込まれた人間の虚しさが強調されている。
前半の密室劇が特に良かった。
3.5

デビュー作品なのに加えて他の人との共同監督ということもあり普通の映画に近い仕上がりだけれども、それでもわちゃわちゃした戦争シーンやワンシーンで多数の人間が画面狭しとバラバラに台詞を言ったり動いたりす…

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このレビューはネタバレを含みます
抗うことのできない時勢や権力。七番目の衛生、宇宙を巨大な物体が動くと小さな物体は引力に引き寄せられ軌道に乗るという。そんな衛星は惑星の盾になるしかない。
tych
3.9

SEDMOY SPUTNIK 1968年 グリゴーリー・アローノフ、アレクセイ・ゲルマン監督作品 89分。1918年、ロシア革命進行中のペトログラード、元ロシア軍の高官アダモフ(アンドレイ・ポポフ)…

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みゆ
3.5

ロシア革命後の帝政ロシアの凋落を、前半は息苦しい密室劇、後半は老将軍の地獄巡り的放浪記で展開していく。アレクセイ・ゲルマンらしいカオティックさはないものの、安易な旧体制批判やプロレタリア革命礼賛に陥…

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ロシア革命後の帝政ロシアの凋落を、前半は息苦しい密室劇、後半は老将軍の地獄巡り的放浪記で展開していく
アレクセイ・ゲルマンらしいカオティックさはないものの、安易な旧体制批判やプロレタリア革命礼賛に陥…

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5.0

アレクセイ・ゲルマンは2013年に亡くなった。74歳。6本の長編を完成させた。が、最後の『神々のたそがれ』は未完の遺作であり、完成させたのは妻と息子である。そして6本の内の最初のもの、それが本作『7…

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kabaya
-

どうやらあまりゲルマン色が弱いらしいけど、率直に面白い映画だった。
時代によって見え方が大きく変わりそうな内容だなと思いつつ、アダモフがとにかく良い。
原因がわかってないようだな、と返し返される衛星…

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ロシア革命が起こり、前国家(ロシア帝国)時代に知識階級だったアダーモフの後悔と良心を描いた話。

グリゴーリ・アロノフと共同したアレクセイ・ゲルマン監督のデビュー作。

どんなに知識があろうとも、混…

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