いつか輝いていた彼女はのネタバレレビュー・内容・結末

いつか輝いていた彼女は2018年製作の映画)

上映日:2019年04月19日

製作国:

上映時間:35分

3.4

あらすじ

「いつか輝いていた彼女は」に投稿されたネタバレ・内容・結末


誰かの代わりになれないのも、誰かの代わりにしかなれないのも、辛い。

多感な時期に嘘くさい褒め言葉は耳に痛い。
他人事な応援の台詞は余計孤独な気分になる。
自分を卑下する言葉は腹が立って飲み込めない。

現状をどんなに嘆いてみたって現実は続くし、友達付き合いはやめられないし、なんか本当に全部嫌になっちゃうのに、そのうちのひとつだって投げ出せないな。なんでか自分が一番不幸な気がして、そんなことないって知ってるけど、私の苦しみは誰にも理解できないし。いいないいな、あの子ばっかり。友達だけど、ちょっとだけ私より不幸になってくれないかな。あーあ、あーあ、サイアク。
「後悔するよ?」最後のダメ押し。多分後悔なんてしないだろうな。
衝動のままにギターぶっ壊して、変われないまま代われないまま
みれてよかった

高校のときのあの空気や匂いまでまるっとここまで感じられて困る
すごく苦しい。
でも本当にすごいこと。

もっともっとせいらちゃんの作品みたいです。
前田監督、井樫監督による上映後トークショー付き。

併映作品『朝にかえる』


スタンダードサイズでの画角が良き。
観せたいところしか映されていない感じなので、画に集中できる。
鑑賞前にもネットで見ていた 茜の横顔がスクリーンに映し出されたときの
画力が半端ない。美しい。

ところどころ、画と音がずれているところがあった。
ギター壊すところの 茜だけのカットになったときの 動きと踏まれる音が合わない感じがちょっと残念だった。

最後の方の屋上でミントのメンバーがいて
カットがかかって
まほさんが歩いてカットが変わるところの
色味がだいぶ違ったのは
番組的なカットと、ドラマ的カットの違いをつけるためか
否か。

トークショーでの井樫監督の 茜のまほに対する気持ちに関する突っ込みが良かった。
おお!言ってくれはった!と思った。


『朝にかえる』
主人公の家でのシーンの画面は、すべてもやもやしていたが、それはどういう意図なのか。
お母さんのキャラクターがおもしろい。
マネージャーのキャラクター、好き。
女性が喫煙する姿は、なぜこんなにも格好良いのか。
自販機で主人公と一緒にいる子のキャラクター、イライラする。


日高七海さんが 伊藤沙莉さん的な感じかなと思った。

ムーラボ2018では ある1作品にしか興味がなく、今になって『いつか輝いていた彼女は』を知った。
しかも、MINT mate boxで驚き。MINT mate boxが映画館で聴けるなんて最高であった。

作品の前情報は ムーラボ2018作品で音楽はミントなことくらいしか入れていかなかった。
上映後、前田監督が登壇したときの美しさへの驚きと なんか見たことあるような顔で
今すぐぐぐりたいと思った。
まさかの、女優さん?タレントさん?だったとは。

今後の作品も楽しみ。
映像としてとても面白い!のに、登場人物たちの気持ち(本当は気持ちなんてないけど、、、)が全てわかってしまう不思議。

カリスマ的な存在だった女の子が最後OLになってるのも痛いくらいに心にクるし、それを見て優越感を感じている(ふうに見えてしまう)友達もすごく心にクる。全ての登場人物に、女子なら誰でも共感する部分があるんじゃないか。

本当は、そんなくだらないことなんか本当にどうでもよくて、もっともっと綺麗なところを目指して生きていたいんだよね、でも、どうしても周りを気にしてしまう、それって別に高校生の時だけじゃないよね、と思いました。

何回か茜がカメラ目線になるシーンがあるのだけれど、ラストのカメラ目線は逆にこちらが責められているような気がして、怖かった。茜のカメラ目線は怖い。青さんが綺麗だからかな、と思ったりするけど、それだけではないような気がする。
2回目の鑑賞。

日高さん演じるなつみの、
部活を引っ張って頑張っているのに、
先生も後輩も茜推し、
そして多分、そうさせる魅力みたいな
ものを茜が持っていることに
自分でも気づいている。
そんな状況下での嫉妬と羨望に
今回初めて気がついた。

なんかそんな気持ちを、
昔、自分も持ってたような、
もがきたくなるような感情が、
近づいてきたり遠ざかったりして、
ちょっと落ち着かない。

上映後のトークで、
私の青春、こんな(作品の中のよう)
だったと語られた前田監督の言葉が
印象的でした。
女のコ版の「青い春」じゃん!!!!!!!!!

僕は基本的に"女子高生"というか、女子の"学生時代"に本当にケッ、みたいな、未熟者めが、みたいな、知るかよ、みたいな態度を取ってしまうんだけど、それは、未熟なだけなのにカワイイとかエモいとか言う あばたもえくぼじゃんかみたいな信仰を感じるからで、まぁルサンチマンなんだろうけども。おれが悪いんだろうけども。
しかしながら、そういうキラメキ礼賛をするのではなく、カワイイとかエモいと受け取れる要素を切って切って、ただただ、当事者的な眼差しでカメラが教室に座っているようだった。あの放課後の教室に、もう1人いたね。
高校は刑期が三年の牢屋。
制服は囚人服だ。
「青い春」は牢屋から友達が死刑をくらって段々いなくなっていく作品だったけど(そして去ることへの双方の乾いたムードは男子校特有だなと思うけど)、「いつか輝いていた彼女は」は、女囚の話である。
誰もが刑期をやり過ごすためだけに友達と笑っている。そうしないと頭が狂ってしまうから。
その中で孤高な存在として無表情でいる茜は、まんま「青い春」の九條と重なるじゃん。でも九條と同じように、イライラはしている。茜もうまくいってない。

ムージックラボにおけるミュージシャンとの関わり方でいままで見たことないすごいアプローチだと思ったのは、コラボミュージシャン(のキャラクター)を作品内で礼賛やラブの態度ではなく、疎まれる存在として置いていた。
マホがどういうつもりでライブをしているのかは分からないけど、彼女が茜の曲で評価されることは、おれはかなりしたたかだと思ったし、冷徹なシーンだと思った。めちゃすごいと思った。

「いつか輝いていた彼女は」というタイトルの、"いつか"と"彼女"とは、いつの、誰のことなんだろうか。
順当に考えると過去の茜だけど、
未来の茜にとってのマホなのかもしれん。
茜がイヤホンを耳から引っこ抜くのは、そういうことだと思った。
でも茜はずっと孤高で、かっこいいね。
クラウドファンディング者向け試写会に続いてカリコレ、ムーラボにて鑑賞。
登壇された 日高さん曰く 前田聖来監督の半生が反映されているとのこと。全てを持っている茜。しかし それに気付いていないのか それを行使しない。そんな茜に周りの友人は…男にはわからない 女子同士のそれぞれへの嫉妬心。でも 後に振り返ってみると 一番輝いていたと振り返ることが出来るのか?痛いけれども 輝いていた青春。ラストカットの小倉青さんの表情は 前田監督が演技未経験の小倉青さんを起用した理由が理解できた気がしました。