なまずの作品情報・感想・評価

「なまず」に投稿された感想・評価

horry

horryの感想・評価

3.5
格好いい音楽と映像、オフビートのユーモア、個性的で豪華な俳優陣で「なんだこれ?」と思わせる作品、なんだけど、イオクソプ監督がインタビューで話していたのは、元々、公的機関から若者の暮らしや人生をモチーフにした映画を取ってほしいと言われて、これになったということ。面白い。

盗撮、就職難、住宅問題(先日も半地下住宅で悲しいことが起こったばかり)、低い賃金、DVと、韓国の若者が直面してる問題を描いているんですよね。
それらはつながっていて、そういう大きな穴が、すぐ側にある感じ。
穴の存在は不信感、猜疑心を大きくするもので、ナマズはそれを教えてくれる存在なのかな。
でた!
素敵な俳優の無駄遣いw
高尚過ぎて全く分からなかったよ!
いろんな自転車の乗り方があるのね♪
ナマズは世界共通の地震の素なの?
開演前に同じ列のババアが咳き込みまくってて怖かったんですけど~
シュールでヘンテコな世界観に最初はおっ!となったのですが、とりとめもないエピソードの羅列におもしろさを見出せず終わってしまいました。

もっと意外性なりヒネリなりがあったり、批評的な視点(実はあるけどわかりにくい)があればよかったかなあと思います。

キャストはみな気になる人ばかりで、特に『ベイビー・ブローカー』のイ・ジュヨンはやはり魅力的な方だなと再認識しました。
なんなんすかねぇ~この胸の隅ッコの方を“キュッ”と締め付けてくる感じ。単に『なまず』の可愛らしさをフィーチャーしただけの作品かと思ってたのに。

その独特でシュールな世界観に慣れない序盤戦は正直なところ瞼が重くなる事もしばしばでしたが(笑)一旦その世界観に入り込めてしまうと途端に面白さが爆上がりしてしまい!ラストに至っては「あぁ~まだ観ていたい……後30分くらい。」といった感傷に浸ってしまう不思議な魅力を身に纏った映画でしたね。
主人公の感情の揺れ動きを“地震”を感知すると言われる『なまず』の視点さえも交える事での見易さと滑稽な面白さも良かったすね~♪ 「あぁ~揺れてんね。」ってな具合に。

まぁでも一番は「恋愛って、そ~だよなぁ……」と共鳴さえしてしまう細かな機微を丁寧に描いている点でしょ~かね。本当に恋愛ってヤツはそういう些細な疑念が頭をもたげる事による綻びが徐々に拡がっていき大きな穴が開いてしまったら、もう……

あっ44歳独身オジサンの胸の隅ッコの方でさえ“キュッ”と締め付けられてきた。
才能もセンスもめちゃくちゃ感じさせる映画だが、ぜんぜん乗れなかった。でも、この監督きっと好きになりそうなので次回作期待して待つ。
舟子

舟子の感想・評価

3.0
滑稽なおもしろをゆるんとぬるんとおしゃんにまとめてつかみどころなく飛び跳ねぶっちぎりで穴の中へと落ちてイキました でも退屈でなかったのはミュージックと出演者のみなさんの魅力でしょうか!

半島、モガディシュに続いてクギョファンが哀しいのは役だけではないかもしれません
ヤギ

ヤギの感想・評価

3.0
センス溢れるショットと色彩と音楽の使い方に加えて、主演のイ・ジュヨンのビジュアルも素晴らしいのだが、致命的に中身がない(伝わりづらい)!そのテーマ(らしきもの)に対してその構成と表現と物語(オチ)は妥当なのか、と素人ながらに感じてしまった。意外にも国家人権委員会のプロジェクトで制作されたようだが、国の金でつくりたい映画をつくるのなら好ましいが、ただ単に「国の金で好きな映像を撮った」だけになっていはしまいか。
MVや短編で観るならよいのだが、88分がとんでもなく長く感じた…。中盤以降からここ必要?となるシーンのオンパレード。ジャン=ピエール・ジュネやウェス・アンダーソンを想起させる“雰囲気”や“ガワ”だけは本当に見事に出せているのだが、それだけの空回り。器用貧乏に終わってしまっている印象。
参考にしたスタイルはわかるけどオリジナリティに欠ける技巧派インディーバンドのライブを観た気分。
その数分だけ切り取ればかなり好みなシーンがたくさんあったので、もったいない〜。スキルはおそらく十分なので、次作に期待。
信頼の刀と疑いの盾を持ち前に進め。
"ベイビー・ブローカー"の記憶まだ新しいイ・ジュヨン。
その疑念の表情を見つめ続ける映画w
そしていつもの数倍"あいみょん"なイ・ジュヨンw
オフビート。不条理コメディ。
そんなありふれた形容とも微妙に異なるテンポと、なまずだけにゆらゆら揺れる主題からの寄り道w
これはおそらく客を選ぶはず。
個人的にはカラフルな美術も相まり思い出すのは"アメリ"だった。
このポスタービジュアルは二人乗りやったんかーい!!
韓国ではこの乗り方がスタンダードなのか??
これは日本でも流行らせたいのー
即捕まるやろうけどな(笑)
俺もイ・ジュヨンと二人乗りしたーい!!
っていう映画だったな。
ホント不思議な魅力のある女優さんだわ。
JAIHOで4編の短編を見てそのポップでシュールでユーモラスな独特の作風が面白かったので、見るのを楽しみにしていたイ・オクソプ監督とク・ギョファン(製作・出演)コンビの2018年の長編第1作(配給もJAIHOさん)。

あらすじ欄を読んでもらえば分かるとおり、国家人権委員会から依頼されて作ったとは到底思えないヘンテコなエピソードのオンパレードだが、一貫して人が人を信じるということの難しさというテーマは貫かれているし、雇用問題や住宅問題、DVの問題も盛り込まれている。

突然地面にできたあの強大な穴(シンクホール)はいったい何?
「穴に落ちた時にやるべきことは、掘り進むことではない。そこから抜け出すことだ。」って?
そもそも「なまず」って?
なんか煙に巻かれているようだが、それぞれのエピソードでやってることが思わず笑ってしまうのでとても楽しくみてしまう。

「梨泰院クラス」でブレークする前のイ・ジュヨンや最近「三姉妹」を見たあのムン・ソリ、おまけにホン・サンス作品常連のクォン・ヘヒョまで出てるし、本作で注目されたのかク・ギョファンは「新感染半島」や「モガディシュ」で本作とは全然違うけど印象的な役を演じている。
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