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それぞれの道のり
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目次

それぞれの道のりの作品紹介

それぞれの道のりのあらすじ

フィリピン映画生誕100年を記念して、B・メンドーサ(『ローサは密告された』)、L・ディアス(『立ち去った女』)、K・タヒミック(『500年の航海』)の3巨匠が「旅」をテーマに競作した贅沢なオムニバス作品。

原題
Lakbayan/Journey
製作年
2018年
製作国・地域
フィリピン
上映時間
118分
ジャンル
ドラマ

『それぞれの道のり』に投稿された感想・評価

TIFF2018

ラヴ・ディアス、ブリランテ・メンドーサ、キドラット・タヒミックら3人のオムニバス作品。どれもフィリピンの情勢、世相、歴史が色濃く反映しているが1番楽しいのは最後のタヒミック作品。濃厚な土着性に満ちながらも、その眼差しと語り口は全く自由闊達。メンドーサは凡庸。ラヴ・ディアスは訳の分からん呪詛が静謐なモノクロームの画面の中で淡々とそれでいて執拗に提示されてじわじわ・もぞもぞと気色悪し。
2.5
自国の歴史に対する三者三様のアプローチの差異が際立つオムニバス。ディアスは宗教と迷信、メンドーサはジャーナリズム、タヒミックは家族と伝統文化。モノクロームの色の階調があまりにも豊かなディアスの中編が圧倒的。静謐な時間と画面のなかで異様な緊張感を持続させる。呪術的な世界が展開されるので、場内で幼児が騒ぎはじめたときは、一瞬妖精かなんかの声でも入れ込んでるのかと思った。タヒミックは遊び心満載の編集が楽しい。メンドーサは主張が明確すぎるせいで、題材はともかく映画としてはいちばん窮屈。
東京国際映画祭2018
ラヴ・ディアス監督の『立ち去った女』に衝撃を受けたので、この作品を鑑賞してみた。

フィリピン映画100周年を記念して製作された3本のオムニバス作品。“旅”を共通テーマとされている。鑑賞直後にまず思うことは、三者三様の異なるスタイルでバラエティ豊かだったこと。

トップバッターのディアス監督。相変わらずの定点カメラ・長回し・モノクローム。その映像の圧倒的な美しさにはやはり魅了される。もはやだんだん鮮やかな色が見えてきた気がする。ハッとさせられるラストで終わるがしかし、この監督に40分足らずは短すぎた。最低4時間くらいは必要なんだなってことがわかった。

2本目のメンドーサ監督。うって変わって、手持ちカメラのドキュメンタリータッチ。土地を奪われた農民たちが、その返還を求めて政府に抗議するため首都マニラまで1700キロの距離を歩くという旅。わかりやすい構図でダイレクトに思いが伝わってきた。

最後はタヒミック監督。つい2日前にナショナル・アーティストというフィリピンでは非常に名誉らしい賞を授賞されたという。息子がバギーに乗って様々な民族のところへ旅する姿を、父親である監督が帯同して撮影したリアル・ドキュメンタリー。とにかくこの人ぶっ飛んでるって思った。容姿も含めて、確かにアーティストだなって思うし、人間国宝級のオーラがあった。フィリピンの国名の由来について、ちょっと冗談交じりに話してるシーンが面白かった。

ハリウッドに負けるな!アジアも頑張れ!
となりました。

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