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シベル
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『シベル』に投稿された感想・評価

[音のない慟哭の衝撃] 70点

エリット・イシジャンのために行ったが、これが中々良かった。トルコの因習もの(そんなジャンルあるんか)といえば「裸足の季節」があり、そちらでも三女役を演じていた。同作及びイシジャン主演の「マイ・オンリー・サンシャイン」をATBに指定している私にとって彼女の出るトルコ映画を追うことはマストなのだ。本作品ではシベルの妹を生き生きと演じており眼福。ありがとう。

冒頭、いきなり口笛(音声)を言語(文字)に変換することをやってしまい、めちゃめちゃ不安になった。しかしこれは話せないシベルが開発した独自言語でなく土着の文化であることが提示される。シベルは話せないことで除け者にされているが、山にいる狼を狩れば内輪に入れると考えている。

ある日山小屋に兵役から逃げてきたアリという男に会う。アリもトルコの因習から逃れてきたため、シベルとはすぐに打ち解ける。彼の行動は他の唯一の男性キャラであるシベルの父(村長)と対比される。娘を一番に思っているが因習にも囚われている父と平等に接しシベルに価値観を押し付けなかったアリ。彼らの対立が最も激しくなるとき、アリは姿を消しシベルは大きな決断をする。シベルの声が出ない慟哭は鳥肌がたった。

監督二人とシベル役ダムラ・ソンメズ、アリ役エミン・ギュルソイの四名のQ&Aにも参加した。シベルの口笛は吹き替えではなくソンメズ本人のものであること、監督がアニメ好きであるということ(確かにナウシカは想起した)など。

しかし、口笛が音割れしてるのは考えものである。そこは大切にしてこうぜ(誰だよ)。
4.2
フランス、ドイツ、ルクセンブルグ、トルコ映画。
@東京フィルメックス

チャーラ・ゼンジルジ、ギヨーム・ジョヴァネッティの男女が監督。

狼を狩るため、毎日山に出かけて行く主人公ジゼル。彼女は言葉を発することができず口笛で会話する。障害を持っていることから村人からもいじめられている。ある日、山でひとりの男と出会ったことで、家族や村に異変が生じ・・・。

差別を受けながら、自分の生き方を貫く主人公。村社会の悪い部分が描かれる。実際の住民が村人役で出演しているそうですが、みなさんがうまい。

口笛で会話するという独特の雰囲気の中、これから何が起きるのか想像できないままに前半部が過ぎていくが、面白かった。女性の自立や社会に潜む問題を盛り込んだ傑作!

主演のトルコの女優ダニエル・センメズ。演技も素晴らしいが超美人。上映後に写真撮ってもらっちゃった。

監督いわく、アニメファンで影響を受けていますということで、「もののけ姫」に影響を受けていることは確実。

同様に少女たちの目を通して女性への偏見を描いたトルコ映画「裸足の季節」を思い出した。
そこそこ楽しめた。寓話的。ただ、監督としては口笛で会話するから映画的みたいな認識みたいなんだが、それ字幕で全部出してたら、見てる側としたら言語と同じ次元になるんですが。。。

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