昨今の邦画は、現代に生きるリアルな感覚というもので映画そのものを殺している。
人物は作者の代弁者であってはいけないし、腹話術のようにあれやこれやと語る様は観ていて寒気が走ってしまう。
映画の力を信用…
思ったことは飲み込んで溜め込みがちな高校生のめぐみ。両親の離婚も受け入れて生きているが、ふとした母親の一言が彼女の逆鱗に触れる。
父親の優しさに触れ、離婚の原因を全て父親に投げたような母親にブチギ…
表には出さない何かがあって、でもちゃんと感じていて、知らないところで積もったりしていて、突然自分でも分からず溢れ出したりもする。
人との距離や世界との距離を測る、ものさしをまだつくってない高校生の、…
めぐみの心情は理解できるけれど、そこにのめり込んでいけるほどのストーリー性や象徴的なシーンがないから、彼女が怒りをぶちまけるシーンは「び…びっくりした…」くらいの感想にとどまってしまいます。
また、…