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ニーナ・ウー
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『ニーナ・ウー』に投稿された感想・評価

※しっかりネタバレしてるのでお気を付けて
[センシティブさで逃げようとしているのは…] 0点

この映画を許容すべきか否かは非常に迷うところだが、映像や演技は悪い映画ではないと思っていると最初に書いておく。精神不安定なニーナという女優が迷い込む強迫観念の地獄かと思いきや、ラストで種明かしとしてプロデューサーの昏睡レイプ事件が原因で歪んでしまったと出てくる。或いは、役を得たところから全てが彼女の妄想なのかもしれない。その両方だってあり得る。キキとの関係も、そうであればいいなというニーナの妄想が具現化しただけで、実際にはニーナの片思いに過ぎないのかもしれない。ただ、そこまでしてしまうと、プロデューサーのレイプ事件さえ妄想となってしまうのはMeToo運動の全てを破壊しかねないから考えものだ。ということで、一番簡単な見方である最初のやつを採用することにしよう。そうしたって、発狂の理由付けとして答え合わせのようにセンセーショナルなシーンを突っ込むのは映画としてはあまり上手くないように思える。勿論、プロデューサーによる女優への暴行は問題だが、それを物語の味付けに使うのは問題そのものを茶化しているようでいい気はしない。

色々とぐちゃぐちゃした映画で、どれが妄想で、どれが現実かを考えるのは各シーンのON/OFFを探すようにバイナリ化して考えてはいけないのだろう。そんな中で印象的なシーンがある。円卓の食事シーンで自然な演技を求められたニーナが"演技は不自然でもドラマを取れ"と言われてから引きのドリーで円卓が小さくなる。しかも、映画内映画のカメラレールを使ってのドリーショットなのだ。観客、映画、映画内映画を華麗に繋げたこのショットこそ、"細部に拘らず、全体を見よ"と伝えているようで、もしかしたら本作品の真髄なのかもしれない。他のシーンも、やりたいことは理解できるし、ゴテゴテしている感じも嫌いじゃない。

上映後、友人たちとの会話で想像を超えた胃もたれする話を受け取ったので、私は『ニーナ・ウー』について考えるのを止めてしまった。
atsuki
1.0
パワハラのシーンで会場に笑いが起こったときはもう帰ろうかと思った。『パーフェクトブルー』というか『インランド・エンパイア』(デヴィッド・リンチ)というか『ブラック・スワン』にいたっては主人公の名前が”Nina”であった。つまり、そういう系のやつです。Me Too問題になったことをだいたいぜんぶやってる。ワインスタインはそうだけど、ボートの撮影はタランティーノかね。『スパイの恋』みたいなあ。
予告編(特に移動撮影の感じ)が中々良かったから見に行ったけど、蓋を開けたらそこまで好みとは言い難い作品となっていて少し残念。

予告編ではあまり思わなかったが、女優に関する映画ってこともあって結構オリヴィエ・アサイヤスっぽい印象を受け、アサイヤス作品を基本的に苦手とする自分は拒絶反応を抱かずにいられなかった。(おそらく悪い意味で日本映画らしいねちっこさが好きになれないんだろうと我ながら思う)

似ているといえばバレリーナの苦悩を描いたブラックスワンのオマージュだったり女性モデルが狂っていくネオンデーモン的な照明だったりも見受けられて美しいと思ったところもあったのだけど、基調としているアサイヤスらしさは当然のことながら全く消えていなかったので苦手意識もずっと残ったままだった。(さながら自分の嫌いなヨーグルトにどんな味を足しても食べられないかの如く)

君の名前で僕を呼んでやローマみたく予告編で気に入ったら大抵の場合は自分にとっての傑作になる可能性は高いのだけれど、こんな具合に実は苦手とする表現の映画だったってこともあるよなと改めて思い知らされた。

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