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ロマノフ王朝の最期
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『ロマノフ王朝の最期』に投稿された感想・評価

RIO
3.6
アレクセイ・ペトレンコのラスプーチンがドロドロなのにパサつき感がありました 本人そっくりですね
破壊的なテンションについてくのが必死でした

「炎628」のエレム・クリモフが撮影するショットは文学的で好きです
ですがかなり大量の登場人物の飛び交う会話
その間を縫うようにたどり着くラスプーチンの姿がこれまた激しくて神のお告げを利用して異様な発言で大混乱

1916年12月にラスプーチンは暗殺された事件はロマノフ朝の腐敗や混乱を象徴しているとされている

ロマノフ朝のツァーリを神のお告げや祈りによって取り入り影響力を発揮
政府と国会の対立に何もできずにいるニコライ2世の孤立感も描かれていた

皇族や極右議員が結束して暗殺を計画する
ラスプーチンはユスーポフ邸に招かれて青酸カリの入ったケーキとワインも飲んだのに死なないっ だからピストルで撃った
でも息を吹き返す 流石に怖い

本来は近くの運河に運んで行って沈めたということだけどユスーポフ邸で終わっています どうせなら沈めて欲しかった☆
mi
2.5
シネマヴェーラ のソビエト特集より。

「炎628」という映画史に確実に名を残す傑作を生み出したエレムクリモフの作品だったため観たが、いったいこの後どういう確変が起きて「炎628」を生み出したのだろうと思わざるを得ない印象を受けてしまった。
ラスプーチンなるロシアの変人の話。
本作は時代考証としての側面が強いが故に、1910年代のロシアについて多少なりとも予備知識がないと、正直しんどい。
その当時の映像が多くインサートされてることからも、時代考証に重きを置いているように感じられた。
あと、字幕が画面上手か下手に映し出されるのだが、これが地獄だった。
ただでさえ宗教の話なのに、字幕が物凄く見辛く画に集中できなかった。

見所は、子豚を遠投するところと、不死身かよ。って突っ込まざるを得ないギャグみたいなシーンぐらい。
自分には難しかった。


2019劇場鑑賞58本目
5.0
ロマノフ王朝のニコライ2世は帝政ロシアのラストエンペラー。その皇子が血友病に産まれて、危機を救ったとされるのが、怪僧ラスプーチン。どうもグレゴリー・ラスプーチンというのは日本でいうと種田山頭火?みたいな閃きのある浮浪の者というだけではなかったようだ。ラスプーチン自身も政治的なことを捻出する役割の女を側に置いていたらしい。本作は表現主義的な目に見えないものの強調を徹底してくるのだが、事実を蔑ろにするつもりはないようで、ラスプーチンを事実の次元においては脱-神格化し、取り巻きを頻繁に登場させる。しかし、その描出は事実の説明ではない。ここが本作特有の風合いを形成しているか。

本作は民衆の放棄と、軍部や政治家たちがいよいよ立ち上がって、ラスプーチンと繋がったニコライ2世の皇室一家を打倒しようと取り巻き始める1916年、すなわちラスプーチンの死の年を描く。彼は1916年の12月30日に暗殺される。致死性の毒物を盛るも死なず、1発、2発と数弾撃ち込んで、やっと死んだかと思いきや、ゾンビ化したという。さらに銃弾を放ってようやくその身体は静まったとか。計画通りに死ななかったラスプーチンを縄で縛って、氷の川に遺棄されたが、警察が血痕を辿って数日後に遺体を見つけた。その後、ロシア革命が起こり、ニコライ2世一家はレーニン等によって、新政権の護持のために抹殺されるという黒い歴史を重ねる。本作『ロマノフ王朝の最後』はこのような1916年がモチーフとなる。

監督がエレム・クリモフである。伝説的な『炎628』(1985)の人なので興味を持った。『炎628』が素晴らしい傑作なのは間違いないが、それより10年ほど早く撮られた本作は別種のもので、よりアートムービーとしての色彩が強い。本作は1975年には完成していた模様だが、モスクワ映画祭で1981年に発表されるも、ソ連での一般公開は1985年である。ペレストロイカということだろう。オリジナルフィルムは失われてしまったようで、種々のバージョンがあるらしい。73分版、104分版、142分版、152分版等が英語版wikiで確認されている。私が視聴したのはIVCの142分版である。Filmarksは89分としている。はて。

ロシアの文化政策の一環なのだろうが、モスフィルムの映画はずいぶんと金をかけてデジタルリマスターされた時期があった。本作も5.1chサラウンドとなっている。音声データが傷んでしまったのであろう、精細な表現ではない。しかし悪くない。風の音に取り巻かれる。また、アテレコなのに、残響成分をサラウンドスピーカーから出すのである、話している人間の声を!その結果、目の前にいる人間の悪巧みの話が、from nowhere、どこからともなく響いてくる不吉さをまとう。

陽の目を見る前のソクーロフによく似ており、アクションは同系統だが、さらにあくが強いか。例えば、ラスプーチンを利用したい連中が会合の席に呼び寄せる際に、後期フェリーニのセットのような部屋から、ラスプーチンはしつこく這っていく。いい加減なのに人だかりになっている執務室ではシャッターの隙間から這って秘書的な女が出てくる。そして泥の水溜りにドストエフスキーの人物のように全身を浸そうとする。地べたを這うことで世俗的な僧であることを徹底的に強調している。この辺の這いつくばるアクションはまだ可愛いほうで、その他の散りばめられたリアリズムという名の凡庸なアクションとは異なる表現は強烈な印象である。ゲルマンやパラジャーノフ等のアートムービーに馴染んでいるくらいでないと、ちょっと理解が及ばないかもしれない。

タイトルバックは、レオス・カラックスの『ポーラX』(1999)のような苛烈な戦火から入る。この冒頭に関しては、カラックスの源になったのかもしれない。本作では爆烈の白黒から、パールの下地の左に赤白の花束で右にクレジットが表示されるカラーに移行する。かなり格好がいい。

とにかく眠くなる。それ自体は別段気にしなくていいだろう。ドストエフスキーだって読んでれば眠くなる。眠くなったら寝るを何回か繰り返して、その度に初めから観た。10分で確実に眠くなるから、あまり進まない。(^^) のんびり付き合うと良いだろう。その内に何か言語的理解を少し超えた、しかし、必然性を明らかに感じる映像に酔うだろう。

DVDのジャケットをそのまま写した調子のFilmarksのアイコンは、まったく、ホラー映画のようにしか見えないが、ジャンル映画ではない。また、この映画は歴史的経緯の紹介でもない。同じロマノフ王朝の最後期を扱った『ニコライとアレクサンドラ』(1971)と比較して、年号と人物の紹介等のオリジナルの字幕がより多く入るが、歴史の説明がこの映画の主目的では、まったくない。切り裂くモンタージュと新しいアクションの導入は異次元の満足を与えてくれるだろう。最後のラスプーチンのゾンビ化はどうなのか分からない。省略し過ぎの気もするし、監督の意向とは別の手が入っている可能性もある。しかし、溢れんばかりの映画表現への意欲は隠しようがなく、感動は抑え難い。タルコフスキーと同世代の人で、そのタルコフスキーやソクーロフに匹敵するロシアの映像作家がいたという発見は感激だが、クリモフ監督は2003年に70年の生涯を終えてしまった。


なお、原題は苦悶や痛みを表しているようであるから、なおさら歴史的リアリズムを求めるべきでない。歴史と実在性に執着して、この映画を楽しむのは多分無理である。オープニングの花もそうだが、ガラス越しなのか、物の手前で光を反射させる透明な狭雑物とか、壁まで作り込んで、映像をコントロールしている。壁の質感だけでも、『ニコライとアレクサンドラ』とは別種であるとしても、レベルが違う。

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上映日:

2022年07月02日

製作国:

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