エルミタージュ幻想の作品情報・感想・評価

「エルミタージュ幻想」に投稿された感想・評価

諭様

諭様の感想・評価

4.2
映画の美に感動することは多々あるが、この映画の中の美はこっちに無関心だからより飲み込まれる。
没入感は体験したことのないものだったし、ワンカットでないと見れなかったかもしれない。
エルミタージュ美術館で
大勢の出演者を使って
ワンカット超長回ししてるんだけど、

見切れちゃって慌ててる人、
映ってないと思いこんで
コソコソ歩いてる人、
カメラをしっかり見つめちゃう人、
"道あけてくださーい"の声とか
色々入ってた。
映画は面白いな。

話はよく分かんなかった。
モアイ

モアイの感想・評価

3.5
何がすごいかって、実際のエルミタージュ美術館内で90分ワンカットっ撮影て言うのが一番の驚きです(*゚Д゚*)❗
カメラは人が歩くスピードで常に進むので、次々と映し出される美術品やら内装、調度品に驚いている暇も無い💦
一体どれだけの人が出てくるの⁉️ってぐらい壮大なキャストだし、その人達が身に付けている衣装、宝飾品と言ったら‼️目がくらっくらです👑✨
一般人

一般人の感想・評価

3.4
300年のロシア史を96分全編ワンカットで。ぐんぐん突き進むカメラは時間を超越する、ロシアの箱舟(ark)であるかのように、そして、幽霊視点の声だけで物語られていく。
LinusRufus

LinusRufusの感想・評価

5.0
90分ノーカット。
再びエルミタージュ美術館を訪れる機会があれば、この映画の世界も味わいたいものです。(美術館の猫達にも会いたい)

ソクーロフ監督の作品は、何かしら心に刺さります。
それが何だろう?といつも考えているうちに映画が終わってしまう。
mir

mirの感想・評価

3.5
なんと豪華……
ロシアとヨーロッパ諸国の関係をもっと知っていればきっと面白かったと思う。
AS

ASの感想・評価

4.4
スクリーンでは初鑑賞。
やはり舞踏会以降が圧巻。共用階段から回廊へと下りて行く人々の生々しさ、その間を速度を上げながら移動するあくまでも無機質なものとしてのカメラの動線、両者がシンメトリーの構図の中で見せる調和がたまらない。
観る者をソラリス風の海へと誘ったところで聞こえてくるソクーロフの囁きも忘れ難い。タイトル(原題)への素晴らしき回帰
友達に誘われた。彼女は僕の友達の中でもぶっちぎりで感性的な人だから、ある意味「覚悟」を決めて着いていった。
予想に違わず、見る人を選ぶ映画だった。ストーリーがほとんど存在しない。ただ、エルミタージュの中に現れては消えていく歴史の美しい幻想と遭遇し、一人称視点でゆっくりと進んでいく。映画というと無条件に物語を観に行くと決めつけてしまうが、これは美術館や博物館に行くのに近い作品だ。物語ではない。美を観に行く。
こういう映画は、だからこそ畏まらずに、悪い言い方をすれば適当に見て、のんびりと美に浸るのがいい。例えばロシアの歴史に詳しい友達がいれば、その人と話しながら観るのがいい。音楽や絵画に詳しい友達がいるとなおいい。暗い部屋で、ソファにゆったりと座って、夜に、幸せな気持ちで観たい。
渡

渡の感想・評価

2.8
ワンカット映画。それっぽく言うとモンタージュの究極系、脱モンタージュ。
ロシアの歴史はほとんど忘れたので、出直そう。
珍しく邦題が原題より良い。
内容は退屈の極み。これはエンタメではない。
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

4.1
鑑賞後のBSでの解説も大変興味深かった。

ワンカット長回しのみで全編撮り通した驚異の作品。ヒッチコックは同様の撮影手法を「ロープ」でトライして結局2,3か所カット入れて繋げたが、これは本当にぽっきりワンカット。1時間半のこの映画を撮れるのは、気候やらの関係で4時間だけだったらしい。2回失敗して、3回目で完成。その根性!さすが国家の威信を賭けたロシアと、凝り性職人国家日本とドイツの共同制作!!

これまで観た映画の中で一、二を争うほど邦題が秀逸。ロシア語の原題は「ロシアの方舟」だが、映画の雰囲気も映画自体も示しているという意味で、この映画には「エルミタージュ幻想」の方が断然合っている。ロマノフ王朝時代の王宮であった、現エルミタージュ美術館が舞台であり、実際にエルミタージュ美術館内で撮影された。その邦題通り、夢・歴史・生死の旅人のような者が、王宮が栄華を極めた時代から近現代までの入り混じった、夢幻のようなエルミタージュを彷徨う。

全編を通して、これまで体験したことのない、不思議な雰囲気を味わった。特殊な雰囲気が演出されて漂ってるとかいう類のものではなく、シュールレアリズムや抽象的な作品から得る、悪夢や潜在的な感覚とも違う。この映画を観ながら得る感覚は、現実に私が実際に夢を見ている時の感覚に近い気がする。特に、第三者的に見てる夢の感じだ。ありのままの自分の意識が、当然のようにそこにいて、その世界に馴染んでいて、それでもやはりどこか自分の立場は、その世界のよそ者。でもそこがなぜか懐かしくて、楽しくて、去りがたく少し寂しい。なんともいえない、不思議な感覚だ。
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