エルミタージュ幻想の作品情報・感想・評価

「エルミタージュ幻想」に投稿された感想・評価

I

Iの感想・評価

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さよならヨーロッパ、からの川しか分からなかった。
幻想を支える本物の迫力、なのにメタオチって面白い。
ワンカット勿論すごいけどやっぱり全編だと同録は無理なんだな。
ディズニーの乗り物体験をちょっと厳かにした感じっぽい。

ワンカットだったらしいけど、わたしには2カットにみえました。(1回寝た)
一人称視点
民族感情
永遠の人々
唾をかける
絵とわたしの間の秘密
でも私は双子座で好奇心が強い
それより猫の話をしましょう
小鳥たち
私のヨーロッパ人
Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

4.2
寝不足で見たが最後まで眠くならなかったのでソクーロフの眠さの秘訣?(特に「モレク神」と「牡牛座」)はフィルターと画面の暗さにあるようだ。
これだけの規模の作品をワンカットで撮影したとは信じがたい。カメラマンの労力を思うと頭が下がる。滑らかなカメラワークが美しい。編集が無いながらも、活発なダイアログのあるシーンと、唐突に静けさや緊張感に満たされるシーンが繰り返されることで、緩急がついている。
設定のアイディアも面白く、当然衣装や美術も豪華。ロシア史や美術史の素養があればもっと面白そう。
「ヨーロッパ」と別れ、過去の人々の歩みを追い越し、現代の人々が泳いでいくべきモノクロの海へと繋がっていくラストは幻想的で素晴らしい。
白

白の感想・評価

4.0
全てが本物だ。
夢と現実が交錯するエルミタージュという一繋がりの幻想の中を観る者も彷徨う。
19cヨーロッパの視点(キューステン)と現代ロシアの視点の対比。キューステンはヨーロッパ的理性によってロシア批判をする一方でロシア語に堪能であることが強調されるのは、ロシア自身がその内側に抱え込んだ西欧に自己中毒的であるということを示す。
古典主義からロマン主義にかけて培われた芸術の世俗化傾向と終着点である現代の堕落振りに抗弁を為すかの如くロマノフ王朝の回顧と当時の芸術の称揚を反復させるが、これは近代化のソクーロフ的脱構築であり、社会/世俗からの欲求と宗教(キリスト教)的欲求との間で芸術が分裂せざるを得なかったことを浮き彫りにしている。ただの文化紹介に陥ることなくソクーロフは見事に映画的スペクタクルへとコンテンツを昇華させている。そしてその鑑賞の前提には人間=芸術を理解するモノがあり、ソクーロフはそれを信じたい。エルミタージュは芸術作品を一様に文化遺産として展示する世俗的な場所に堕したかどうかは判断できないが、エルミタージュはまさしくロシアの歴史の方舟であり、その本質が宗教的、民族的であることが解き明かされる。
それ故にキュスタースの「さらば、ヨーロッパ」が口惜しくて堪らない。
Scriabin

Scriabinの感想・評価

5.0
虚無感に満ち満ちた美しい宮殿。ソクーロフの声って、人を眠くする効果あるかもしれない。
なんとも優雅で素晴らしい映画。数世紀前からのロシアの記憶を思い起こしながら豪華絢爛なエルミタージュ美術館での撮影、19世紀設定の数千人のエキストラが圧巻の、極上の映像を魅せていく。ゆらゆらと滑らかに浮遊するかのようなカメラが舞踏会で踊る貴婦人たちを抜けてオケを映した時のカタルシス、音楽…! そして、ラストのうら寂しい余韻が美しかった。 …というか、ストレートに格好よかったな。
件の美術館の建築物としての美しさに魅了される。
ロシア文化史に明るくないので内容は掴みきれないんだが、終盤の舞踏会からラストまでのカメラが最高に良い。これは序盤の陰影の深い画面と対照的なのが効いてるのかもしれん。
それにしても舞台から去っていく貴賓たちを追うカメラどうやって撮ってるんだろう。
てか前から思ってたんだけど、これ各国で撮っても面白そうだよね。
芋

芋の感想・評価

3.7
諦念に満ちたモノローグと人物の間を浮遊するように写すカメラに自分がまるで幽霊になったかのような感覚を覚える。
一人だけカメラの存在に気づいている黒服の男が、皆から微妙にウザがられてるのがなんかよかった。
しかし4割くらい寝てしまった。
90分ワンカットは見ていて疲れるが、それに見合ったラストが訪れる名作
初見は情報なしの方がいい
この映画の主役は在りし日のロシアですね
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