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キューティーズ!
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目次

キューティーズ!の作品紹介

キューティーズ!のあらすじ

学校の女子生徒たちが結成した自由奔放なダンスグループに魅了された11才の少女アミは、保守的な家族の伝統に逆らい始める。

キューティーズ!の監督

マイムナ・ドゥクレ

原題
Mignonnes/Cuties
製作年
2020年
製作国
フランス
上映時間
96分
ジャンル
ドラマ

『キューティーズ!』に投稿された感想・評価

3.7
主人公のアミの表情が多彩でよかった!!!
みんなの中にいても、笑ってないアミ。
最後のシーンのアミは一皮むけたすっきりしたとてもいい顔。

アミの怒りがダンスに向いてたね。

みなさんのレビュー読んで、児童ポルノで廃止活動行われてるの知ったわあ
なお早めにみなきゃ廃止されちゃうかもと思った。

あの年頃は、ほんと信じれないよなあ友情わら
それに、ちょっとぐらい擦れても、そんな失敗も成長に繋がるから、命だけ無くさなければ大丈夫。

アミは結構暴力的だったけどねw
<感想>

閉塞的な社会の中で、11歳の少女が自身の溌剌な女性を自覚する。旧弊な家族。インモラルな学友。その狭間でゆれ動く少女はどこに行きつくのか。

<感想>

米IMDbでの評価は1.8/10

ポルノ的としてNetflix解約運動まで巻き起こした本作。



…いや年頃の女の子ってこんなものでしょう?

女の子のファッションへの関心だとか性知識だとかは、男側からでもかなり早熟な印象があります。日本の少女漫画なんて性描写もモロに為されているのもありますし、女性誌はジャンル問わず過激描写多めなイメージ。

別に何もそれで女性がインモラルだとか、アホなことを言うつもりはさらさらありません。

むしろそういう知識がきちんと供給されるからこそ、試行錯誤の末にその事柄と正しく向きあえると思っています。

本作はそうした知識とはじめて邂逅した少女の戸惑いこそが主題で、言ってしまえば青春映画。物語は少女側から見るべきで、少女ポルノといった見方を前提するのはいかがなものか。

勿論海外の性規範を日本国内のものと同一視するのはよくないですけれど、見もせずに本作を女性蔑視だとか児童虐待だとかは言って欲しくない。

傑作とまでは言いませんが良作です。
 物議を呼んでいるとの評判を聞いて観ました。
 たしかに、Filmarksで書いてきた中で、これほど自分の旗色を鮮明にしてレビューするのに勇気が必要な映画はなかったなあ。
 でも、結論から書くと、私は「賛」です。
 というか、かなり高水準な作品です。
 
 本作を素晴らしい映画にしているのは、何よりもラストの着地ですね。
 私は映画なんて何を描いてもいいと思っているし、毒にも薬にもならない映画より、毒や薬になる映画を支持したいと常々考えている。
 確かに、「監督、攻めてるなあ」と思いましたが、それはむしろ褒め言葉。
 ダンス・シーンは、世間で騒がれているような「エロ」はまったく感じず、むしろ「クール」だと思った。
 私はミュージカル、ダンス、音楽映画が好きなので、映画に登場するダンスは無条件にクールだと感じる体質だということもあるけれど。
 私が本作でいちばん居心地の悪さを感じたのは、そこではなくて、イスラム文化から逃げ出したい少女の選択肢が『こんなバカどもの集団でいいのか?』という点でした。
 
 子供は大人より圧倒的に選択肢が少ない。
 だから、小さな突破口を発見したら、無我夢中で突き進んでしまう。
 自分だって選択肢のない子供だったので、それはわかるんだけれど、「とはいえ、その突破口は、あまりにもバカ揃いじゃない?」と感じた。
 で、もしかしたら、本作は「イスラム文化よりバカのほうがマシ」という、あまりにラジカルすぎる主張をしてまでイスラムをこき下ろすためだけの着地を迎えやしないかと、ヒヤヒヤし続けていたのです。
 だったら、トンデモ映画認定でしょ?
 確かにイスラム文化に問題提起する映画はファルハーディー監督をはじめ、素晴らしいものがいくらでもあるけれど、本作のような手法を使ってまでそれをやるのはまったく反則じゃん?
 
 そう思ってたら、あの着地じゃないですか。
 「こっちもどうかと思うけど、あっちもどうかしてるよね?」が結論。
 そのラストで本作への評価はぐっと上がった。
 
 ただ、ラストは「え? まだ上がるの? え? まだ?」と映画的表現の見事さに圧倒されながら、最後の最後に「あ~、惜しい」と思っちゃった。
 あれ、どうやって撮ってるんだろ。CGを使ってないとするなら、足元が切れた瞬間にスタッフがトランポリン置いてるのかな。
 惜しいと思ったのは、本レビューで何度も私は「着地」と書いてるけれど、ラストショットの「そこは、着地させんなよ~」という点。
 あれは、どう考えてもジャンプのいちばん高い位置にアミちゃんが到達した瞬間に終わるべきでしょ?
 それだったら満点だったのにな。
 
 とはいえ、それ以外の映画的表現・演出はとても見事です。
 とりわけ、結婚式で着る予定の衣装のさまざま描き方。あのドレスが、風を文字通り「孕んでる」ようなシーンは、ぞっとしました。「血」もえぐいよね。
 
 最後のお母さんの変化がわからないという意見もあるようですが、そういう人はアミちゃんのベッド下でのシーンをどう思って見てたんだろ。
 本作は徹頭徹尾アミちゃんに寄り添ってる(なんでそういうこと気づかずに否定する人がいるんだろ)。
 アミちゃんが映っているカットか、アミちゃんの視点映像しかない。
 だから、アミちゃんがいなかった場所での出来事は想像するしかない。けど、監督はちゃんとそれを想像できるヒントはたくさん与えてくれてる。
 全部台詞で説明してくれる邦画じゃないんだから。
 ダンスを投げ出して、かつ勝敗を書かないのは、アミちゃんがそれに一切興味がなくなったから。「ここがほんとの居場所じゃない」って不意に悟ったから。
 
 あと、観終わって調べたら、そもそも批判されてるのは、作品そのものじゃなく、Netflixのキービジュアルがオリジナルと違うという点ですね。
 そこは同意。その変更はたしかにエクスプロイテーション目的だと、私も思った。
 そこから派生して、作品自体へも、(観てる人・観てない人含めて)バッシングが及んできたみたいですが、それは違うんじゃないの?
 ま、バッシングがアメリカ中心らしいので、そこは仕方がないかも。だって、彼らは「アメリカン・スナイパー」を観ても、「戦争礼賛映画だ!」って批判しちゃうような読解力のない「バカどもの集団」ですから(←上の方で一回書いたので、強気になって酷いことを書いてみた)。
 
 賛否両論になるのは間違いない作品なんで、「鑑賞し終えてから、なおも嫌悪する人」なら、私は全面的にその感情を肯定します。私だって世間が褒めてるのに嫌いな映画なんていくらでもあるもの。
 じゃなくって、観ないでバッシングしてる人は馬鹿だよねと思う。
 さらに言うと、そこから訳の分かんない「表現の自由を奪う社会活動」になっちゃうことを憂慮します。
 映画に関してのそれは、過去に何度も何度もあったもんね。
 そんなしょーもないムーブメントのせいで、映画化したものだけで言っても、デュラス×アノーのあれとか、ナボコフ×キューブリックのあれとかが、観られなくなる世界って、どうよ、皆さん?!

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