知らない間にポケットに入れられて…😨
島の人で遊ぶんじゃないよ😠
酷すぎる
罠がよく分からない🤔
負けたら奥さんを貰うって
主人公それでいいの❓😂
最後奥さん良かったね
ドヌーヴが可愛すぎる🥰

• #riekon洋画2025

記録用
アニエス・ヴァルダ監督作品。

「ヌーヴェルヴァーグ」の母と呼ばれるアニエス・ヴェルダの実験的映画。
ジャンルは何だろうかソフトSF？🤔

かなり癖のある作り方であるが
現実世界と主人公の小説の創作の世界と黒服の神にような存在とチェスをする世界。

この三層に世界が侵食し合い唐突に行き来するので初見だと混乱間違いなし。
一応小説の世界には赤など色調の変化が見られるのでさかるようにはなっている。

ただの実験的な実世界の上に上位世界が存在するという入れ子構造の世界だがこれ自体がどうしても映画創作の自己言及的なメタ構造に見えてくる。

チェス盤の上で人を操作しセリフを話させて自分たちの思う動きをさせる。
この監督や製作側の支配構造の上で動いている現場は傍から見ように至っては神の意思の元動くチェス盤のようだ。

同時に当時の男性社会的な制作現場において女性の主体性を失わせるという意味でも主人公の妻の声を失わせるフェミニズム的観点からの表現も入れるところも女性監督らしい点だ。
そして創作部分が現実世界に影響を与え現実世界の苦悩や苦痛が創作世界にも相互に影響を与える描写からしてアニエス・ヴェルダの作品に対する自己言及性や私小説的な作家性も込められていると考えると面白い。

60年代にソフトSFな寓話的でもある不思議な世界観でメタ構造な当時の映画製作現場を比喩していると考えるととても先鋭的な実験作を発表していたのだと感心しました。

くせつよつよ映画好きにはおすすめ😊

【第27回ヴェネツィア映画祭　コンペティション部門出品】
『顔たち、ところどころ』アニエス・ヴァルダ監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品された。主演はミシェル・ピコリとカトリーヌ・ドヌーヴ。

田舎町にやって来た作家の男と妻、次々に不可解な事件が発生し彼らも巻き込まれていくという不条理サスペンス。

ヴァルダってこんな映画も撮ってたのか。面白かった。ゲームのルールはちょっとよく分からないが、人間のエゴを暴き出した怪作と言える。

ベルイマン的な世界観。ある種の寓話と言えるだろう。人間の愛を疑ってかかっており、かつヴァルダの鋭い人間描写が光っている。優しいだけじゃないヴァルダの視線が恐ろしい。

謎の技師に操られる村人たち、彼らをブラックユーモアたっぷりに描き出す。それでも人間を信じられるかという問いが深い。

シャープな撮影も素晴らしく、ヴァルダの中では一際変わった作品と言えそう。ピコリやドヌーヴら役者の演技も素晴らしく、不条理サスペンスとしてなかなかに魅せる。面白い。

• #第27回ヴェネツィア国際映画祭