TUBE チューブ 死の脱出の作品情報・感想・評価

TUBE チューブ 死の脱出2020年製作の映画)

Meander

上映日:2022年01月21日

製作国:

上映時間:87分

ジャンル:

あらすじ

「TUBE チューブ 死の脱出」に投稿された感想・評価

「CUBE」×「ディセント」のような超密室スリラー、若干の閉所恐怖症なので所々めめちゃくちゃしんどいショットがあったが想像していた数倍ゲーム性みたいものが高くて個人的にはかなり楽しめた。特筆すべきはトラップの手数の多さ、人ひとり通れるかどうかみたいな狭い空間それだけでツラいのにめちゃくちゃベタなトラップがバンバン出てくる。最終的にはトラップ所かそれこそディセントみたいな展開になりマジでツラい。第二幕の途中で「え、そっち系の映画...?」となり最後には「え、こっち系の映画...?」と思わず混乱するような飛躍が結構あるが、主人公のシリアスな演技に比べバカっぽいトラップのつるべ打ち、もはやギャグすれすれのアイツの登場など外連味溢れる演出もあり、観たことあるけど観たことない....!という不思議な感じになれる。主題が前衛化してきて途端に失速する第三幕以降がちょっとアレだし、割とカメラアングルやショットのサイズも工夫していてそこは良かったのでこのまま直球の密室スリラーのまま走り切っても良かったのではと思いつつ、まぁ未体験ゾーンにセレクトされるくらいだから直球なわけないよな....と腑に落ちました。
よしの

よしのの感想・評価

2.5
立ち上がれないような狭いところ、怖い! 映画で狭さに嫌悪感を覚えることがフレッシュで良かった! 小学生の頃、ダンボール迷路をクラスで作ったのを思い出した。
ストーリーもミスリードがうまく、そっち方面いくんかい! っていう。最終的な着地点も面白いし、絵面的にもめちゃくちゃ開放感があって良い。
強いて言えば敵役のクリーチャーの造形や動きにもうワンパンチ欲しかった!

このレビューはネタバレを含みます

もうね、未体験ゾーンのチラシ見た時からニヤリとさせられるビジュアルとタイトル。未体験ゾーンの毎年の楽しみは、こうした作品に出会い、そしてそれがとても楽しいということにある。
ビジュアルだけで何が起きるか分かるのだから素晴らしいよね(笑)


そしてそのまんまの通りの展開となる本作。あの偉大なナタリ作品(そういえばこの前日本版リメイクが作られてたなあ)のごとき理不尽さは踏襲しつつ、特徴的に異なるのはそこに熟考するヒマが与えられないことだろうか。


腕輪が表示してくる残り時間はチェックポイントごとに設けられているようで、実際に2時間過ごしたから2時間減る、という訳では無さそう。
前に進むしかないチューブに仕掛けられたトラップをクリアしたとしても、とにかく止まらずに進んでいくしかない。迷っていたらトラップに引っかかってしまう。


そのトラップは火責め水責め死体責め(?)と多岐に渡る。参加者同士でトラップ回避を巡って争わされるなんていう残酷な仕掛けもある。そして謎の怪物投入なんていう意外な展開もあり。


主人公が着せられていたSFスーツのおヘソ部分にはなんか差し込み口みたいのがあり、天井から出てくるしゃれこうべマシンは彼女が負った傷を治しながら、そのヘソから栄養補給(?)をしてくれる。
その存在は彼女の守護者のようであり、そして彼女に何かを促すようでもある。娘を失い自暴自棄になっていた彼女にその幻影を見せ、娘を眼前に現出させる。


その前後で彼女はこのTUBEの裏側というか核みたいなとこに行きつくのだが、これまで無機質な通路しかなかった世界において内臓内部みたいなその空間は極めて異質。
そこに巣食う怪物たちはこのTUBEの母たる部分を表出してきている。
そしてそれはそのまま、母である主人公にリンクしてくる。
母であるTUBEは母である主人公に、過去と向き合いつつもそこに囚われず前に進む姿にこそ未来を与えた。


外そうとしても外れなかった腕輪は、1回は酸で焼き切って外したけど元に戻ってきた。しかし戻ってきたそれを再び捨てた時こそ、主人公が時=過去と決別した時でもある。


ずっと狭いTUBE(というか排気坑)の中の撮影は体力的に大変だったろうなあ…と思う。なんたってずっと匍匐前進だ。腰痛になるよね(笑)


B級感ありつつもちゃんとしたクオリティで、しかもなんかこういう作品をフランス語で観るというのもまた面白いポイント。
ビジュアルを見て期待したとこに応えてくれた作品だった。こういう作品を観ておいて映画通ぶりたいですな(笑)
まぐろ

まぐろの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

チューブ感イメージちょっと違ったし、バイオハザードのリッカーみたいなのいたし、いろいろ安っぽかったけど言いたいことはよくわかった。
だから、最後に響くのは心音。
リンダ

リンダの感想・評価

5.0
期待を上回る壮大な作品で素晴らしかった。
息が詰まりそうな密室で主人公を次々と襲うトラップも非常に良く、痛々しくてグロテスクな描写もかなり好きです。ただのホラーではなくしっかりとしたメッセージ性も感じられ、個人的に大満足です
終始自分ならどう脱出するだろう、ここは無理そうだとか考えながら見られて楽しかった。
まあ冷静に考えるとほとんどが無理ゲー。
ほぼずっと1人の人物が狭い空間を這っているだけなのに観客を飽きさせない技術は見事。

仕掛けに富んでおり、敵かのように出てくるクリーチャー的存在もよく見たら最初に主人公が直接対峙して焼身させて死んだと思っていた人物だったりと凝っているし、(片腕が無く、避難場所を知っていたりと人間的知識がある為。全身火傷状態で猛スピードで動けるのは謎だが。)
倫理観を天秤にかけてでも生きたいのかが試されている。

どういう背景か多くは語られないが、死後の世界における、"禊"をクリアするまでこなして所謂天国に行くまでの過程なのか、それとも地球外生物のようなものに目をつけられて無慈悲なミッションをクリアするまで続けさせられるものなのか。
どのみちクリアした先には肉体をも必要としない第三次の世界がある模様。

ミッションの合間合間にエイリアン的な顔が降りてきて傷口をオペしてくれるの笑う。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.3
再誕のための試練!

未体験ゾーン2022公開作。連続殺人鬼に襲われて意識を失い、目を覚ますと延々に続く巨大な配管の中にいた😱至るところに殺人トラップが仕掛けられた配管の中を無事に脱出することができるのか?…っていう『CUBE』的なソリッドシチュホラー。邦題が『CUBE』を意識しすぎなのが笑える!😂

ほぼほぼ登場人物は1人だけでずっと配管の中を四つん這いで移動しているだけ。それで90分持たせているのが凄い。『CUBE』とまでは行かないけれど、水だったり火だったりの即死トラップが次々に現れ、ゾンビ的なモンスターが襲ってきたり、クトゥルフ感、生々しいグロテスクな死体や『SAW』のような痛みと生を天秤にかけるトラップがあったりとアイデアはそれなりに豊富だった気がする。

そしてそれ以上に、本家『CUBE』では退屈だったカメラの位置取りと構図に本作では気を遣っていて、そのために観客の飽きが来るまでの猶予を少しずつ先延ばしにすることに成功してたように思う。同じくソリッドシチュな監督の前作『ホスティル』は過去回想連打で尺稼ぎをしていたせいでスリルに都度都度急ブレーキがかかってしまっていたけれど、本作は回想を最低限に留めている。それでも、そもそもスリルを演出するのが苦手なのか、せっかくばら撒いたスリルブースターを打ち切り漫画レベルで雑回収していくのはどうかとは思った😅

そして『ホスティル』と同様に、ソリッドシチュを精神的な寓話(ほぼ煉獄)として利用しているだけに留まらず、主題をそのまんま流用しているところを考えると監督が喪失による孤独と痛み、再誕に向けた心的な変容に並々ならぬ何かを持っているんだろうなって思った。冒頭、主人公の顔面上からの接写を途中で一回挟みつつクライマックスで再度反復するあたりにも、その変遷を強烈に印象付けている。重荷が力になる…とか色味の変化含めて各モチーフにもしっかり意図を持たせてたし。

そんで、あのクトゥルフ的なのは恐らく娘ちゃんだろうね。そう考えると『ココディ・ココダ』とかなり近いお話のような気がする。あんまり面白くはなかったけど…😅
70gallon

70gallonの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

テーマは悪くないだけに惜しい映画。
閉塞感で息が詰まる様な空間の演出は素晴らしい。

ただそれ以外、特に肝心のトラップ要素がちょっと残念。
攻略法が一目で分かったり、またソレ!?と言いたくなるようなマンネリ感。
中盤以降はひたすら炎・炎・炎。

ストーリーの方は、主人公はチューブに入った時点で既に死んでいる事しか分からず。
途中に子宮の様な場所があったので、チューブは産道をイメージしてる…??ちょっとムズカシイ。
eigadays

eigadaysの感想・評価

3.0
いつもお世話になってる、「未体験ゾーンの映画たち2021」で上映予定だった作品。本国フランスでの公開が遅れたからというのがその理由。

その後日本での公開が決まったという情報は今のところありません。

"MEANDRE"は「蛇行」。ある女性がチューブ状のでストラップに閉じ込められる映画。

だから前編ほとんどが息の詰まる場面。観てる方も息が詰まります。

最初に目覚める部屋では一応膝をついて立ち上がれる高さはあります。この部屋にじっとしてればいいのにと思いましたが、ブレスレットがいきなり11分からカウントダウンを始めるもんだから焦って横壁に開いたチューブを進んでしまうという人間心理を上手くついた導入。

狭い空間でよくもまあ!というでストラップのオンパレ。マチュー・テュリ監督狭い空間を描くことにオブセッションがあるのかも。主人公のリサ(ガイア・ワイス)と一緒に危機を乗り切ることができるかというスリルが満載。ラストはちょっと解釈が必要です。
通気口のようなチューブの中は、迷路のようになっていて、いろんな仕掛けがされてる。

超極細チューブ(息苦しそう😵)、水が流れてくるチューブや、火がでるチューブなどなど、各チューブで制限時間が設けられ、また毎回右と左の二つの通路の選択で迷路のよう。それに加えクリーチャーに追っかけられながら逃げ回る!
脱出系好きなのでサクサク観れました。
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