大好き。ベルリン映画祭には多くの部門が存在するが、中でもフォーラム部門のラインナップは毎年凄まじい。正式名称は"International Forum of Young Cinema"であり、開催団体であるアーセナルはベルリン映画祭の中でも最もリスクを取ることを厭わない部門として、世界中から挑戦的な作品を集めている。その魅力に気付いたのが昨年、新作ベストを集計している際にフォーラム部門出身の作品が渋滞しているのを発見してからだった。本作品は今年のベルリンフォーラム部門に選出された一本で、私の大好きなアノーチャ・スウィーチャーゴーンポンの最新作である。