華金ですし。
お給料日ですし。
飲んで帰って来ましたよ。
あ、鞄と財布は肌身離さず。
一眠りしてからの〜〜

酔っ払いレビュー

は　っ　じ　ま　る　よ　〜　！　！

敬愛してやまないコーエン兄弟製作・監督・脚本による作品。主演のマイケル・スタールバーグは、「ドクターストレンジ」シリーズのストレンジ先生のライバル医師役、「君の名前で僕を呼んで」のナイスなパパ役の方で知られるお方。

1967年。ミネソタ州ミネアポリス郊外にあるユダヤ人コミュニティーで家族と共にマイホームに住むラリー・ゴプニック（マイケル・スタールバーク）は、大学で物理学を教える平凡で真面目な中年のユダヤ人。

ラリーの兄アーサーは無職で病を患っており、ゴプニック家に居ついてしまって出て行く気配がないし、子供達は問題ばかり起こすし、妻の妻ジュディスからは突然離婚したいと言われる始末で—— 。

本人は至って真面目に暮らしている筈なのに、次々と降り掛かってくる不運な出来事。

「神はクソすら与えてくれない」と嘆くアーサーがひたすら不憫。

でも、神に不平を申し立てた所で
何も始まらないんよね。

ユダヤ教の人達は、何か困るとラビに相談するけれど、ラビの助言もあてにならない。

コーエン兄弟らしく、短編を繋ぎ合わせた様な構成で、途中途中のエピソードには
時折ぐっと惹き寄せられる面白さはある。

アカデミー賞の作品賞及び脚本賞にノミネートされてはいるけれど、全体的にはパンチが足りない。心に残る、何かが足りない。マイケル・スタールバークも主演にしちゃあ、ちょっと弱い。

ユダヤ教にまつわるエピソードが中心なので、日本人には馴染みにくいというのもある。

1960-70年代のジェニファー・エアプレインによる楽曲がBGMに流れたりして、お洒落な雰囲気は良いけれど。

ジャケ写は、お隣のナイスバディな美女のトップレス姿に目が釘付けのラリーさん。これで"シリアスマン“なんだから、コーエン兄弟の皮肉っぽさは健在。

歯の裏に刻まれたメッセージの謎が気になる…。

さ、寝ます。

• #2022akirunaway

【あらすぢ】タイトルどおり真面目な男👨🏻‍🦱(ユダヤ人✡️👨‍👩‍👧‍👦父親・夫)が主人公の『巻き込まれ系』不条理／ブラックコメディ📽✨👬コーエン兄弟製作でアカデミー賞ノミネート作品なのに💿未ソフト化(´･ω･｀)💦。意図せず🕍ユダヤ人社会の慣習も学べるし✏️シニカルな笑いの中に考えさせられる点が盛り込まれ、地味ながら佳作👍🏻

【インディペンデント・スピリット賞(賞など)、国際シネフィル(作品賞・監督賞・脚本賞)など各賞17部門受賞🏆✨アカデミー賞(作品賞・脚本賞)など各賞80部門ノミネート】

とはいえ”コーエン兄弟”なぬで🌪本作をどう捉えるかは作品との相性次第。他の監督作がお好きなら、この飄々とした作風もお気に召すはず🎶✨ラストシーンが良き。U-NEXT民はチャレンヂしてみては？

⚠『📚ヨブ記』が通底ネタらしいので深掘りすると股、印象が変わるカモ🦆

• #1960年代
• #コメディ
• #シュール
• #シニカル
• #不条理
• #ユダヤ人

2009年　コーエン兄弟

「ファーゴ」と同じミネアポリスが舞台のブラックなコメディ。
思いっきりユダヤの映画で非ユダヤにはとても難解です。
夢と現実が入り混じる。
バルミツバー(13歳の通貨儀式)前後の少年は葉っぱとロックに夢中の親不孝。
彼は真面目な物理学の大学教授ラリー(マイケル・スタールバーグ:「シェイプ・オブ・ウォーター」)のバカ息子です。コーエン兄弟の実父も大学教授。
不確定理論の研究者というのもブラック。

なんか面白かったので最後まで一気に観ましたが、モヤモヤしか残りませんでした。

困ったときの町山さん。
町山解説で「ヨブ記」とジェファーソン・エアープレインの「Need somebody to love」(僕らの世代だとウッド・ストックが思い出されます)がヒントだと言う事で大いに納得。
評価を大幅に上げました。
二つのお題でこれだけの映画を作るって凄い。

ネタバレ備忘録に書いてあります。


ネタバレ備忘録

意味不明の昔話。
さて落第点を取った韓国系生徒は賄賂をそっと置いていく。
突っ返したら父親から名誉毀損で訴えると脅される。
帰ると奥さんが知人とデキて離婚したい、貴方出て行って。鬼だw。
住み着いている弟は秘数学でギャンブル研究、ついには警察に逮捕される。
息子は葉っぱとロック(ジェファーソン・エアープレイン)、勝手にレコードを通販で買う。まさにコーエン兄弟そのもの。
隣の白人至上主義者はユダヤ人一家に敵意を
持ち、敷地を徐々に侵略してくる。
しかしテレビのアンテナ調整で屋根に登るとムチムチ奥さんが全裸で日光浴(その後は妄想シーンのみ)。
あまりに運が悪いのでラビ達に相談するがまともなアドバイスは皆無。
しかし最後の方は段々良い方に向かい、通過儀式も無事終了、奥さんとの関係も改善(彼氏は自動車事故で死にラリーは葬式代を払わされた)。
そこへ弁護士から請求書(離婚と弟の逮捕がらみ)。思わず韓国人生徒の賄賂に手をつける。
すると医者から電話があり、直ぐに来るように言われる。
巨大な竜巻。
不条理の極みです。

町山さん解説。
ヨブ記
ヨブという信心深いシリアスマンがいた。
神と悪魔が相談(悪い悪戯)。
信仰心が強いのは将来の良き事を願ってのことだから試してみようとヨブの持ってるものを次々と奪う。
財産を奪い、子供を殺し、病気を与える。
妻は神を呪え、友人は旧悪があるだろうと有らぬ疑い。
神に聞くが無視される、と言う不条理。

そこでジェファーソン・エアープレイン。
真実が嘘だと分かったらどうする？
神でなく、愛を探せ。
When the truth is found to be lies.
And all the joy within you dies.
Don’t you want somebody to love.
Don’t you need somebody to live.
Wouldn’t you love somebody to love.
You better somebody to live.

同じユダヤ系のビリー・ジョエルに「イノセント・マン」と言う曲があります。なんか関係あるのか、無いのか。