スタティックな構図とニューカラー的な色あいの荒涼とした風景から語られるアメリカの核政策、核兵器の諸問題と先住民への虐殺の歴史、そして暗喩としての外来植物が、核施設を旅する作者一家の姿を通して一つの線…
>>続きを読む核施設がそこにあるという光景を淡々と映しながら監督のモノローグにも近いナレーションが被さる。単に核のことだけでなくアメリカの暴力の歴史にまで話は及ぶ。全てを「核」に象徴化させるわけでもないが、見た目…
>>続きを読む山形常連のウィルカーソンの新作は核兵器の地を家族で巡るロードムービー。
ロッキーフラッツは40年間核兵器製造の拠点で長崎の原爆級のプルトニウムが70000個つくられた。24キロ風上に位置し、69年に…
核の歴史に囚われた監督が家族を引き連れ旅に出るという意味においてはホームムービーと位置付けて決して間違いではないが、なんでもないアメリカ西部の景色から隠蔽された悲惨な核の歴史を核実験の映像をはじめと…
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