MIRRORLIAR FILMS Season2の作品情報・感想・評価

「MIRRORLIAR FILMS Season2」に投稿された感想・評価

公開近くなったらレビューし直しますが、
短編9作のうち2作で泣きました。

さて、どの作品でしょうか。

先日公開された『DIVOC-12』と同様、伊藤主税さんがプロデュースされている本企画。

自由な映画づくりを目的としたプロジェクトで、公募から選定された作品も含まれています。

著名な監督や俳優が監督した作品もあるし、YouTuberの思いつきで作った作品もありとバラエティ豊か。

映画好きとしては企画の意図に賛同&応援したいので、最終的に点数は甘めになりそう。

全体的にいまの日本の閉塞感が映されていたように感じました。

各15分ほどの短編なので起承転結がある作品ばかりじゃありません。
でも、Filmarksにいる映画賢者の方は監督と脚本の意図を汲み取って、何かしら感じ取れるのでは?と思うし、そうであって欲しいと願います。


ここのあらすじにもありますが、監督、作品名、主要キャスト一応、列記しておきます。

▶︎Azumi Hasegawa
『Denture Adventure』
Min-wen Huang/Joyce Keokham

▶︎ 阿部 進之介
『point』
サンディー 海/中本 賢

▶︎ 紀里谷 和明
『The Little Star』
山田 孝之/松本 まりか

▶︎ 駒谷 揚
『King & Queen』
駒谷ファミリー

▶︎ 志尊 淳
『愛を、撒き散らせ』
板谷 由夏

▶︎ 柴咲 コウ
『巫.KANNAGI』
矢部 俐帆/しゅはま はるみ/山崎 樹範/
柴咲 コウ

▶︎ 柴田 有麿
『適度なふたり』
永野 宗典/藤谷 理子

▶︎ 三島 有紀子
『インペリアル大阪堂島出入橋』
佐藤 浩市
さよこ

さよこの感想・評価

3.8
【豪華キャストの短編映画プロジェクト】
完成披露試写会で山田孝之&松本まりかが話されていた制作エピソードもレポしています🙌

🎬全体的な感想
上映された短編映画9本を振り返ると、アプローチは違えど、どれも''生きること''を深く掘り下げてる感じがして、もう一度じっくり観たくなった。一緒に生きていきたいと思う人、それが叶わなかった人、生きることへの渇望。色んな感情がギュッと凝縮されてどれも濃ゆかった。9作品のうち、半分くらいは重ためのテイストで、カジュアルな雰囲気なのは2作品程度。出演者目当てで観に行くと痛い目みるかも(良い意味で!)

🎬king&Queen
9作品のなかで特に好きな作品の1つは『king&Queen』。夫の殺害を企む妻と協力する母のちょっとトボけた会話のやり取りが楽しくて、ふふっと笑ってしまった。15分程度の短編ながら、登場人物たちの関係性、子供への想い、舞台設定が無駄なく表現されていて、ずば抜けて面白かった。説明っぽくならずに観客に伝える脚本&演出大好き。1番笑ったのはどっちが夫を〇〇するか、という場面。お腹のなかにいる赤ちゃんのことを考えて〇〇がやってよの押し問答のシーン、好き。ともすると重たくなりがちな殺害計画をカラっとした明るいタッチで描いていて、楽しかった!

📝公式サイトより)
2020年のステイホーム期間中に家族総動員で撮りあげた作品だそう。どおりでキャストが全員同じ苗字…映画家族、すごいッ😳

🎬適度なふたり
こちらも好きな作品。男女が一緒に住み始めたときの「あるよね〜!!!」が詰まってて、めちゃ頷きながらみてた。生活スタイルの違いが顕著に現れたときのぶつかり合いとか、相手の良さの再発見とか、男女のすれ違いがテンポよく描かれていて楽しかった。9作品のなかで1番共感できた作品かも。好きなシーンはラスト!!!盛大に笑った!!!

🎬The Little Star
山田孝之と松本まりかの豪華キャスト。そして監督は紀里谷 和明。電車の中でパンダの気ぐるみを着た山田孝之がガンアクションする話。ふたりは夫婦役なんだけど…なんていうかどっちもフェロモン強すぎて濃ゆい夫婦だった。濡れ場とか一切ないし、険悪なふたりなのに、なんだか終始えろかった。ふたりとも色気が溢れすぎてむせる(褒めてる)

📝試写会エピソード)
・監督からセリフ無くても良い?と聞かれて、山田孝之がYESと回答したらほぼセリフ無しの脚本に。ただ松本まりかがどんな演技をするのか分からないから彼女にもセリフの有無は監督から聞いてくださいと伝え、今回の仕上がりに。
・今回バリバリのアクションを撮影してる山田孝之だが、本人はアクションは怪我するからホントはやりたくない(今回も2本くらい突き指した)
・5分以上15分以内の短編映画の制作で監督にオファーしたが、紀里谷監督から分厚い台本が送られてきて、山田孝之は「あ、時間内に収める気ないな😶」と思った。案の定収まりきらず「15分以内にしてください」「これ以上削るところないよ」「15分以内にしてください」「じゃあ(この作品は外して)8本で上映していいよ」の攻防戦があって、ようやく15分に編集してもらったとか。プロデューサーって大変…。
・山田孝之曰く、監督から「(前述の攻防戦があった末での15分尺だから)本編観ても意味分からない場面が多いと思うよ」と言われ、不本意そうだったと。なので泣く泣くカットしたシーンを入れたディレクターズカット版はどこかで上映しようと思ってると。(観たい!!)
・松本まりかは、あえて頭を空っぽにして現場入りし、監督に「空っぽで来たので、今から私を洗脳してください」と伝え、監督から感情を流し込んでもらってから撮影に挑んだ。まりかのリクエストに対応できる監督さんもすごい!!!
・山田孝之と松本まりかは21年ぶりの共演で、松本まりかは山田孝之から「まりかの演技はどんなもんじゃい」的な目で見られると思って共演はちょっとヤダったな〜と。
・お互いタカユキ、まりかで呼び合ってる(めちゃ仲良さそうで素敵だった…!)

試写会のインタビューで印象的だったのは、監督から「ふたりとも自由に動いていいよ」と言われたことを明かしたときに、インタビュアーの人が「じゃあ2人で作品を作り上げていったんですね!」と相槌をしたときの山田孝之の反応。すかさず「いや、自由に動いていいと言えるってことは、そのために監督さんやカメラや技術さんたちが、どう動いても対応できるように準備してくれたから言えるわけで。決して2人で作ったわけではありません」と早めにインタビュアーさんの発言を訂正してた。演者としての視点だけではなく、裏方であるスタッフさんたちの仕事へのリスペクトが強く感じられてとても印象的だった。こういう話が聞けて嬉しい。




︙ここから⇩は鑑賞後を推奨🙊




🎬愛を、撒き散らせ
いのちのホットライン的な職場で働く女性の話。うーん…それ救いになってるの?相談者に追い打ちかけてない?と思うセリフがあったのと、ハァハァした電話口の声がキツかったので自分には合わなかった。あとDVやリスカ経験のある人が観たらフラバするかも…とハラハラした。この数年、売れっ子の芸能人たちが命を断つニュースが続いてるので、志尊淳はどんな想いでこの作品をディレクションしたんだろうかと色んな想いが駆け巡った。

🎬巫.KANNAGI
母子2人暮らしの家族を描いた作品。子育てしながら仕事をする大変さや、セーフティネットからこぼれ落ちた人たちなど社会問題とかがテーマ。愛情だけで子供を育てることはできないし、どちらかというと社会問題よりも甲斐性のない親への批判めいた感情のほうが大きくなってしまった。配偶者と離婚したのではなく死別なら遺族年金はあるだろうし、子供が10才なら学校で給食にありつける。様々なセーフティネットの''中''にいるはずの人たちが〇〇になるのは、あまりに親が無知か、無理筋な脚本のどちらか。でも他の人たちは盛大に泣いてたので、たぶん感受性の問題(つまり自分の感受性がどっかおかしい)なんだと思う。

🎬まとめ
9本中、2本がドンピシャに好きな映画でした!総合3.8です!🙌
ディレクターズカット版も楽しみ!
「point」「適度な2人」「King&Queen」「Denture Adventure」のみ

#ayoifilm_2021_150本目
三島監督が
楽しみなんだけど

柴咲コウさん👀❗️

どんな映画を

撮るんだろう…🎥

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