ゆうさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.5

これもピアニスト繋がりで見たけど非常に良かった。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画はどれも良いなぁ。

船の上で生まれ、その人生を船で過ごしたピアニストの生涯を綴った映画。

その親友が語り手となって
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

これは当然の如く良かったなぁ。辛さが多いけど。

第二次世界大戦下、迫害の対象とされたユダヤ人の1人のピアニストの物語。

今回の主人公は強制収容所を逃れたという点で他のナチス映画と違う展開なので新鮮
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PK(2014年製作の映画)

4.1

これも良かった。インド映画。インドの映画はあんま見る訳では無いので久しぶりだった。

SF映画だと思って見てみたけどSFはSFでも(宗教・フィクション)という意味でのSFだった。

宗教という物語のテ
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.8

オフビートなフランス映画。肩に力を入れずに見れるので良きだった。

古い団地に住む人々の交流を描いたストーリー。主に3つの軸があって、それが並行して進んでいく構成。事故で一時的に車椅子生活を強いられて
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私の男(2013年製作の映画)

3.5

ポスターの感じの通り、陰湿で官能的な映画だった。

中年男性と少女、年齢が離れている二人暮しの家族の奇妙な関係を描いている。二階堂ふみ好きにはたまらない感じ。

支配しているつもりがいつの間にか支配さ
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あなたへ(2012年製作の映画)

3.7

高倉健主演のロードムービー。高倉健が人生最期に選んだ映画なので、気になっていた。

妻に先立たれた高倉健演じる主人公が妻の遺言を果たすために長崎へ単身車で旅をする話。

ロードムービー物だけど、旅する
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用心棒(1961年製作の映画)

3.7

三船敏郎ってかっこええなぁ。

ヤクザ?の2大グループに巻き込まれた侍が上手いことその抗争をとめる話。

落ち着き払ってながら剣さばきはめちゃくちゃ早い三船敏郎が演じる三十郎が渋すぎる。セリフもなんか
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.9

韓国の歴史大河ドラマ。面白かった。
日本で言う三丁目の夕日とか、アメリカで言うフォレストガンプのような。リアルの時代背景を1人の人間が乗り越えていくような話。

韓国の年次を知っていた方が面白そうでは
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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.8

死の淵に立った彼女の走馬灯。

交通事故によってかなり危険な状態で搬送された女子高校生が、自分の過去を振り返りながらこの世に留まるのか否か決断する話。

事故によって死にかけているけど、物語の大半はそ
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ロレンツォのオイル/命の詩(1992年製作の映画)

3.8

難病に苦しんでいる息子のために両親が奮闘する。

静かに淡々としながらもどこか奥底に熱量があるような展開の仕方だったけど監督がマッドマックスのジョージ・ミラーだったことを知って少し納得した。ただマッド
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

デヴィッド・フィンチャー監督によるFacebookの始まりを描いた話。

出来事に対して映画になるのが異常に早い気がするが、Facebookはそれほどの影響力だったのか。

無論これは映画なのでマーク
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ルーム(2015年製作の映画)

4.3

これもとても良かったですね。

誘拐され部屋へと監禁された女性がその部屋で生まれた息子と共に脱出をめざし、そしてその後のお話。

ただ単にどうやって脱出するかに終わらず、久しぶりに世界に出てきた人間が
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

タイトルが非常に良いね。

エリオとオリヴァーのひと夏の恋を描いた恋愛映画。

ジャケットから美しさを感じるけど中身もおしゃれで洗練されている印象を感じた。

始まり方も終わり方もカットが非常にクール
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.9

2回目。再鑑賞。やっぱり良い映画だな。

「ショーシャンクの空に」で有名なフランク・ダラボン監督によるヒューマンドラマ。これも同じくスティーブン・キング原作の刑務所物。けど中身は希望を感じさせない。
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

ジャケットとか子供向けっぽく見えるけど全然そんなことない映画だった。グロもちょっとあるし怖いし暗い。牧歌的な童話だと思ってみると面食らうかもしんない。

この映画は主に戦時中の緊迫感伝わる現実パートと
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

ジャン・リュック・ゴダール監督による映画。古いので全編モノクロ。

フランス映画らしさといったものがあるとすればこの映画のイメージが正にそれかもしれない。

それはストーリーの面白さというより、画の雰
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生きる(1952年製作の映画)

5.0

これも良かった。

今から70年も前に作られた映画なのでかつて「生きていた」人達が作り上げた映画ということも出来る。

黒澤明は「生きる」ということはどういうことだと考えていたのか、それがこの映画で分
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

2回目。久しぶりに見たけど、当然の如く非常に良かった。

寡黙な殺し屋と聡明な少女。絶対に相容れないような2人が合わさることによる破壊力よ。

純粋なアクション映画としても面白いし、キャラは敵側含めて
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初恋(2020年製作の映画)

4.3

めちゃ面白かった。三池監督作品。

普通にタイトルとジャケット詐欺で、甘酸っぱいラブストーリーかと思いきやゴリゴリのヤクザ映画でグロシーンもあったりする。

余命宣告を受けたボクサーが身売りされた女性
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

面白かった。古典派風ミステリー映画。

アガサ・クリスティのようなガチガチの探偵推理物。倒錯系かと思ったけど随分引っ張るからそんな単純じゃないよなと思って見てたらやっぱそうだった。

序盤は嘘をつくと
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

3.8

子供嫌いの市長立候補者と親に捨てたれた子供の交流を描いたミュージカル映画。

子供が苦手な男が交流していくうちに打ち解けていくという何度も使い古された超王道ストーリーだけど、やっぱり安定して良いね。こ
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.9

面白かった。アメコミ?ならではの迫力感。

全ての魚を味方にする男ってキャッチコピーほんとなのか?と思ったが。なんか海の生物に襲われてた気がするけど。

普通にアクアマンがデフォルトでめちゃくちゃ強い
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.7

久々韓国映画。

なんか冒頭ハリウッドバリのアクションたっぷりで実は見てる映画違うかと焦った。

時効成立後に突然未解決事件の犯人が顔出しで名乗りをあげる話。

犯人の捕まえ方が模倣犯と一緒だなと思っ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

副題の通りの内容であんまり深く考えずに見れるコメディ。

地味寄りの優等生2人が卒業を目の前に縁がなかったパーティで頑張ってはっちゃける話。

こういうTheアメリカって感じのパーティ1度はいってみた
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.9

育児放棄気味な親の元で暮らす少女メイジーのお話。

大人たちは物事を勝手に決めてしまう。子である自分はそれに従うしかない。そんな諦観を受け入れているメイジー。

離婚した両親の元を交互に暮らす毎日が映
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空白(2021年製作の映画)

4.1

ジャケットから伝わるやばい映画感。予想した通りかなり暗い気持ちにさせるストーリーだった。

被害者側、加害者側?悪人がいない中で無理やり整理しようとしたもつれが悪影響を及ぼす。双方の目線で語られる分ど
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

面白かった。タイトル通り透明人間の話。

ジャンルとしてはホラー?透明人間っていうありきたりな設定だけど、意外な感じで良かった。

今回の透明人間はかなりの策士で、相手を直接攻撃するのではなく精神的に
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

レディーガガ主演のミュージカル。

アルコール依存症のベテランミュージシャンと新人の歌姫との恋愛模様といった感じ。

レディーガガ主演と言いつつ思ったよりもブラッドリークーパーについての話が多かった。
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.9

細田守作品見たくなったのでこの映画をもう一度見た。昔映画館で見て以来?チラッとはテレビで見たかもしれないけど。

シングルマザーがオオカミと人間のハーフの子供、雨と雪を育て上げる映画。

まず発想から
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

映画館で見てきたー。

ツッコミどころは何個かあるけど、音楽や映像の綺麗さが凄いので一見の価値はあると思った。

細田守監督のアニメ長編映画。サマーウォーズ以来の仮想世界が舞台。

主人公が元から好き
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ヒート(1995年製作の映画)

4.2

渋さがかっこよすぎてたまらん映画だった。
まず何よりジャケットがかっこいい。

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという名優の共演で有名な作品。この2人と言ったらゴッドファーザーパート2だけど、そこ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

ジョンウィックシリーズの三作目、今んとこ3が1番好きかなー。

1.2とみた方がストーリー理解しやすいけどまぁ見なくてもなんとかなるレベル。アクションがメインなので。

今作でもジョンは徹底的にボコボ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

チャプター2ということで前作の続編。
前作の数日後から始まる物語。ジョンウィック忙しすぎだな。

散々な目に会ってやっと帰宅したものの、秒で家を爆破され妻の写真も失ってしまう。さすがに可哀想。

爆破
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

面白かった。上質なアクション映画って感じ。

愛する妻の形見の犬を殺されたことをきっかけに引退していた殺し屋が復讐をする話。

ストーリーのきっかけは超王道。この映画の良いところはその殺し屋をめちゃか
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.8

数少ないジブリの中で見ていなかった映画。

飛行機に見せられた男、堀越二郎の半生を描いた映画。

ジブリ作品には珍しく、現代のしかも実在の人物を取り上げている。実在の人物をそのまま描くのではなくて、虚
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

「胎児の取り違え」をテーマに全くタイプが異なるふたつの家族を描いた映画。

家族は血なのか、それとも共に過した時間なのか。

血を選んだ家族に問題が生まれていくけど、別に繋がりがいちばん大事と強くメッ
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