tomひでさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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怪物(2023年製作の映画)

3.0

個人的に大好きな是枝監督作品、最近は外国が舞台(フランス、韓国)の映画だったので久しぶりに日本が舞台の作品だったのでとても嬉しい。

何が本当なのか? 誰が本当の事を言っているのか? 映画『羅生門』を
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お葬式(1984年製作の映画)

3.0

午前十時の映画祭で「お葬式」4K版を鑑賞。「お葬式」を観るのは3回目。1984年公開の映画なのでほぼ40年前の映画。菅井きん、めちゃくちゃ良かった。

久しぶりに観たが日本人の葬式の形が少しずつ変化し
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で『マルサの女』を久しぶりに鑑賞。『マルサの女』を観るのは2回目。36年前の映画だが今観ても古さを感じさせない面白い映画だった。監督・伊丹十三の才能を改めて感じた。

カメラ、照明、凄
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

オープニングのインタビュー、学生の講義、音楽家が音楽とどう向き合って作品を創っていくのか、バッハを例に自分がのぞまない作曲家の楽曲とどう対峙していくのか? この2つのオープニングシークエンスはとても興>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

新宿歌舞伎町に新しく出来た、坂本龍一音響監修で全席プレミアムシートという映画館で『ラストエンペラー4Kレストア版』が上映されているので行ってみた。坂本龍一音響監修の映画館で、坂本龍一が音楽担当した映画>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.0

シンプルに小松菜奈見たさにこの映画を観たが(笑)なかなか良かった。

========以下ネタバレあり==========

子供シークエンスは泣けるなぁ。
手を引っぱる漣(れん)を止めて葵(あおい)
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.0

笑った。面白かった。

観始めはバカリズムがOL役を女装して演じていた所に違和感を感じて、なんで女優にしないんだろう?とも思ったが、中盤からは違和感なく観る事ができた。むしろ『私』役がバカリズムだった
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

5.0

歌舞伎町タワーに新しく出来た、坂本龍一が音響監修で全席プレミアムシートという映画館で、『シェルタリングスカイ』が期間限定で上映されるというので行ってみた。『シェルタリングスカイ』を観るのは今回で3回目>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.0

午前十時の映画祭で「ロストワールド/ジュラシックパーク」を久しぶりに観直してみた。今回も監督はスティーブンスピルバーグ。このシリーズをスピルバーグが監督するのは今作が最後。

前作は太古の恐竜が現代に
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

スピルバーグの自伝的映画という背景がなかったらかなり弱い映画だったかな。所々に興味が惹かれる部分はあるが、それはあくまでスピルバーグの自伝というエクスキューズがある事で成立している映画に思えた。この映>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で久しぶりにジュラシックパークを鑑賞。初公開の93年以来2回目の鑑賞。まぁ今更ジュラシックパーク観てもなぁ〜とも思ったが、午前十時の映画祭の新規第一弾なので劇場にいってみた。

当時は
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

4.0

個人的に男はつらいよシリーズの中で一番好きな作品「夕焼け小焼け」を4Kで観直してみた。久しぶりに観直したが、めちゃくちゃいい。

この「夕焼け小焼け」はいつもの寅さん一目惚れパターンと違って、偶然出会
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

全く観るつもりはなかったが、アカデミー賞を獲ったので観に行く事にした。なかなか良かった。

理屈ではなく感性の映画。沢山の選択の積み重ねで成り立っている人の人生、今を生きる全ての人々の人生を肯定しよう
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.0

なかなか良かった。

個人的にジャズはめちゃくちゃ詳しいわけではないが、名盤と呼ばれるジャズアルバムはそれなりに持っていて、ブルーノート東京やコットンクラブにライブを時々見に行ったりはする。劇中に出て
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

『街の上で』『窓辺にて』で今泉力哉監督がかなり好きになったので新作の『ちひろさん』を観てみた。因みに今泉力哉監督は今作含めて3本しか観ていない。

原作漫画は未見だったが、映画鑑賞後に少し見てみた。こ
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.0

NHKBS4Kで『Wの悲劇4K修復版』が放送されたので、4Kで久しぶりに観直してみた。

この映画は薬師丸ひろ子主演だが、三田佳子が圧倒的存在感でこの映画を支えている。主演の薬師丸ひろ子を食っている感
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.0

NHKBS4Kで『セーラ服と機関銃4K修復版』が放送されたので、4Kで久しぶりに観直してみた。さすがに42年前の作品で元々の撮影状態が悪かったりするので、4K修復版とはいえ劇的な変化はそれほど感じなか>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.0

期間限定で3Dリマスターが上映されたので久しぶりに劇場で観直してみた。『タイタニック』を観るのは3回目。現在の新作として公開しても全く見劣りしない作品だと思う。映画館の劇場大画面で観るべき映画って時々>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

3.0

NHKBS4Kで『めまい』が放送されたので4Kで久しぶりに観直してみた。『めまい』を観るのは3回目。ヒッチコック本人は失敗作と語っていたそうだが、その後の時代の評価は逆で彼の作品の中でも代表作の一本と>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

NHKBS4Kで『裏窓』が放送されたので、4Kで久しぶりに観直してみた『裏窓』を観るのは4回目。久しぶりに観直してもヒッチコックの演出は楽しいし、巧い。 主人公の足を骨折させて動けなくし、その部屋だけ>>続きを読む

(1963年製作の映画)

3.0

NHKBS4Kで『鳥』が放送されたので、4Kで久しぶりに観直してみた。『鳥』を観るのは2回目。映画後半の鳥の襲撃は2023年に観てもなかなかの怖さがある。60年前のVFXめっちゃ頑張ってる。

また激
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.0

モリコーネの生涯を振り返るドキュメンタリー。
モリコーネを振り返るという事はある意味映画史を振り返るような感じにもなってくるのが凄い。それだけ長く多くの作品に携わってきたことがわかる。

「荒野の用心
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.0

とても静かな演出。弁護士が主人公の映画なので映画後半はよくある法廷劇で盛り上げるのかと思っていたが最後まで冷静な映画だった。巨大企業の水質汚染に絡む実話の映画化という影響もあるのか過剰な演出が殆ど無か>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.0

フィルマークスの評価が高いので仕方なく観に行く事に(笑)インド映画っていつ以来だろう? 最後に観たインド映画はおそらくサタジットレイの「遠い雷鳴」だと思う。それ位個人的に縁遠いインド映画だったが、今回>>続きを読む

ヘアー(1979年製作の映画)

3.0

午前十時の映画祭で『ヘアー』を鑑賞。上映前後に映画評論家の町山さんの作品解説があった。映画自体はそれ程面白いとは思わなかったが、解説がある事で素直に作品に入る事が出来たし、見終わった後も映画の意味を改>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.0

なかなか良かった。

原作漫画や過去のアニメ作品は見たことがなかったが、劇場での予告編映像が印象に残っていたのとフィルマークスの評価が高かったので観てみた。熱い映画だった。劇場の椅子で拳上げそうになっ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

アバター1作目もそうだったが、続編となる今回も観終わった後の満足感がとてもある。話の展開は普通だが、画力だけで3時間あっという間に観ていられる。

CGの水中や海、水の質感表現が本当に凄い。今回ジェー
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病院で死ぬということ(1993年製作の映画)

5.0

市川準監督の追悼特集上映があり『病院で死ぬということ』が35㎜フイルムで上映されるというので目黒シネマへ。フィルム上映って今となってはめっちゃ贅沢。この映画を観るのは3回目。昔観た時は映画後半で泣いた>>続きを読む

東京マリーゴールド(2001年製作の映画)

3.0

市川準監督の追悼特集上映が目黒シネマであったので『東京マリーゴールド』を鑑賞。35㎜フイルム上映。この時代フイルム上映って贅沢に感じる。

『東京マリーゴールド』を観るのは3回目。期間限定の切ない恋を
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で『蜘蛛巣城4Kリマスター版』を鑑賞。『蜘蛛巣城』を観るのは2回目。4Kリマスタリングで映像はかなり綺麗になっている。セリフも聞きとり易くなっているかなと期待したが、セリフは変わらず聞>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

今泉力哉監督いいな。

「街の上で」で初めて今泉力哉監督作品を観て、その演出に嵌まり機会があればまた観てみようと思っていたので劇場へ。

やはりこの監督が創るセリフとセリフの間合い、微細なニュアンス、
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

公開前の予告編で椅子が擬人化しているシーンを見て、この映画はちょっと合わないかもなぁと思っていたが、この事前の期待感がほぼ無くなっていた影響もあってか思っていたよりは良かった。「天気の子」の時のような>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.0

午前十時の映画祭で「レイジングブル」を鑑賞。「レイジングブル」を見るのは今回で4回目、劇場大画面で観るのは初めて。本編の前後に町山智浩さんの解説が入るという上映スタイル。なんか昔のテレビの映画放送(月>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

特別養子縁組という制度から生まれる夫婦と実際に子供を産んだ母親(ひかり)の物語。監督・河瀬直美の視点は年齢的にも近いであろう子供を受け取る夫婦側にあるのかと思っていたが、意外にも立場的に弱い若い女性側>>続きを読む

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.0

IMAX期間限定で「アバター3Dリマスター版」が上映されたので久しぶりに観直してみた。リマスター感や3D感は昔観た時とあまり変わらなかったが、見終わったあとの満足感は今でもめちゃくちゃ感じる映画だった>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.0

この作品があるから新海誠作品は観ていこうと思うんだよなぁ。

新海誠IMAX映画祭で「秒速5センチメートル」が劇場大画面で上映されるというので、久しぶりに観てみる事にした。三話の短編で構成された作品。
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