あさのひかりさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.4

第3章まであること、第3章が特に現代的、フェミニズム的な意味があることなどをここで読んで知った上で観賞。事前情報あり過ぎかも、とは思ったけど、それでも全然どうなるんだろうとハラハラしながら楽しめたし、>>続きを読む

ミスター・ロジャースのご近所さんになろう(2018年製作の映画)

4.4

「幸せへのまわり道」が良くて、モデルとなったフレッド・ロジャースが気になってたので観賞。まず感じたのは、「幸せのまわり道」は、そのままこのドキュメンタリーで描かれた彼をモデルにしてた。ああ、本当にあん>>続きを読む

Reframe THEATER EXPERIENCE with you(2020年製作の映画)

4.0

モテキ観てたらPerfumeもっと観たくなったので。

やっぱりこの3人すごいですよね、かわいいし格好いいけど、それだけじゃないそれぞれの個性もあってでも3人でひとつの形としての存在感も唯一無二な感じ
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モテキ(2011年製作の映画)

3.5

これこそ今更感あるけど、当時は観なきゃと思ってたのに結局そのことすら忘れちゃってたの。

「面倒くさいー」と何度か呟きながら何とか最後まで完走。もっと若かったらもっと楽しかったかも、とも少し思ったけど
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.4

今年は旧作も含め、観てきた音楽ドキュメンタリーが当たり年なので、これもその予感・・観なきゃ!と思って観賞、実際、本当に素晴らしかった。ウッドストック初開催の年に行われたハーレムでの音楽フェスティバル。>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.2

これが完全なフィクションだったとしたら、すごく面白いって思えるんだけど、面白くちゃだめなやつ、って考えると恐ろしい。作品としての面白さと、実話ベースであることからくる空恐ろしさ、そのバランスが何とも絶>>続きを読む

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.9

「観たかったのにそういえば観てなかった」って邦画をしばらく観ていきたいと思ってまして。まずはこの作品から。

サラリーマンの夫がうつ病になった夫婦が、それを乗り越えていくお話。宮崎あおい、堺雅人のふた
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アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

3.7

フランスで医師の資格を取ったザイール出身の黒人セヨロが家族を呼び寄せ、医師のなり手のいないフランスの片田舎で医師として働く話。実話。

田舎で黒人なんて見たこともない村人達の中で偏見にさらされ、本人も
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アビエイター(2004年製作の映画)

4.2

アイリッシュマンの座談会でスコセッシ監督が話してるの聞いたばかりなので、その前提で観賞。最初のゴージャスなパーティーのシーンで「このシーンの絵がこんな美しいのあのこだわりのおかげ」と思ったり、飛行機ず>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

まずは事前にIMAX推奨とここで知れて良かった。なんて広大な世界観、砂しかないアラキスを生きる過酷さや絶望感がリアルに伝わるし、普通のスクリーンじゃ本当に小さく感じそう、フィルマーさん達ありがとう。>>続きを読む

最強のチーム(2016年製作の映画)

3.3

サッカーのスター選手が、問題行動から怪我をして、イメージ回復とリハビリのため休養して、地元の少年サッカーチームの指導をする話。

コメディだし基本的にはさらっと見れる話だし、小ネタ多くてクスクス笑えて
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

これも観ようと思ってるうちに上映終わってたの。基本的にはいい映画だと思うし、心動かされたけれど、どうしても許せない点があるのでこれ以上の点数はちょっと。

杜撰な捜査と煽動的なマスコミ、早く犯人捕まっ
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ナマステ・ワハラ ~トラブルよ、こんにちは~(2020年製作の映画)

3.4

お初のナイジェリア映画は私的には慣れた感のあるインド映画テイストの。ナイジェリアで働くインド人男子とナイジェリア人女子が恋に落ちちゃった!二人はラブラブでも家族には相手が外国人ってだけで反対されちゃう>>続きを読む

監督・出演陣が語るアイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

4人が並んで座った絵面が渋過ぎて、それだけで名画観てる気分になる。

アイリッシュマンちょっとだけもう一度観たくなったけど、時間と体力いる映画なのだけ難点。CGで顔を若返されたのは観てる時は気がつかな
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5

この映画が史実と比べてどうかは別として(よくわかってない)、とりあえず色々な贅を尽くしたエンタメ作品として最高。アンタッチャブルが完全に結成されてからはずっと、ハラハラしっぱなしで目が離せなかった。>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.9

若い時の沢田研二見てみたかっただけなんだけど、有名な作品だったんだ、色々とんでもない映画だった。破天荒な役を演じる沢村研二の色気と説得力も唯一無二な感じ。あと女装とてもきれい。

映画から発せられる勢
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.2

まず思ってしまったのは、映画作りにこんな熱い情熱かけてる人達を見たら、こんなとこで好きだの嫌いだの合うだの合わないだの言って、ちまちま点数付けてる私って何やってるんだろう、映画への愛ってこういうことな>>続きを読む

SOLO 孤独の淵で(2018年製作の映画)

3.4

純粋にひとりで死の恐怖を味わうってどんな感じだろうと前から気になってた作品。そういう意味で求めてたものはメインテーマじゃなくて少し違ってた。けど、最近カロリー高めの映画多くて、箸休め的な作品が観たい気>>続きを読む

マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.5

ムロさんのお父さんというか牧師さんはすごく説得力あった。優しくて人が良いだけじゃなくて、キリスト教の信仰を後ろ立てにした信念もある揺らがない強い優しさ。だから色んな問題がひとつずつ判明していっても、娘>>続きを読む

オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

4.7

私もそうだけど、気になるけど上映館遠くてとかならぜひとも行って欲しい。私的には今年ベストになりそうな予感、控えめに言っても最高。

ネブワース公演のチケット発売から映画が始まる。ネットやコンビニで買え
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ナイトスクール(2018年製作の映画)

3.7

高校中退のテディが、再就職のため高校卒業資格を取るために母校のナイトスクールへ通って資格取得を目指す話。

気軽に観れて楽しかったし、話もとても分かりやすく観やすい。同窓生達もみんな個性的で愉快なキャ
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.1

続き気になりすぎて、2作目終了から間を置かずに3作目。1作目を受けての2作目の話の持って行き方もうまい、と思ったけど、3作目はそれ以上にうまかった。ってかあのシーンまたやるんだ、ってなったけど。

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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

4.1

引き続き2作目観賞。新しい教授も追加になって、研究員ギャングらしいシーンも増えて前作よりずっとクライム(正しくはクライムじゃないけど)映画として楽しくなってる。研究者らしく綿密に調べて突き止めて、でも>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.8

このシリーズ観る順番分からなくて検索→スクショしたんだけど、以前に検索した記憶あったんだけど後で見たら1年ほど前に同じ画面スクショしてた。この映画の教授達並みにどんくさい私。なお、ピンク色→黄色→水色>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.5

パッドの心のバランスを壊してしまって苦しむつらさ。本人は必死で良くなりたくて、周りともうまくやっていきたくて。でも、病気のせいでおかしくなってしまった言動が、周りを苦しめてしまう。だから、まともに相手>>続きを読む

砦島の思い出 Killa/The Fort(2014年製作の映画)

4.0

母の転勤に伴い、田舎に引っ越して転校した少年のその土地でのささやかな出来事を描いた映画。

繊細だけどしっかり者っぽくて、でも、まだ子どもだったりもする主役の少年も、転校先の同級生達も、みんなぴったり
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.2

セリフも少なく、淡々と描かれてはいるけど、そこに描かれているのは、モロッコという地で女性であるがゆえの制約に苦しめられ、生きづらさを感じてる女性達の魂のぶつかり合い。

最初はサミアの境遇の過酷さに心
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明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.9

金融危機で農協設立のためのお金を奪われた田舎のおじちゃん達による、泣けて笑える復讐劇。もっとまったりのんびりした話かと思ったら意外と派手で(とはいえ牛しかいない場所だしなんだか緩い雰囲気)ハラハラだし>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

思いがけないひょんなきっかけで「映画館行こう」ってなってこれ観てきた、純粋にエンタメ作品としてとても面白かった!楽しいお話のツボはきっちりついてくるし、ワクワクハラハラしてみたり、パロディもあったり。>>続きを読む

にがくてあまい(2016年製作の映画)

3.4

マンガの手書きのままみたいなセリフまでそのまま実写で使ったみたいな脚本や、いかにもなキャラ設定は正直苦手だったけど、川口春奈の素直な雰囲気に助けられて最後まで観れたし、見終わった時の余韻はじんわり優し>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.6

これもBSで放送してたので観賞。この映画、なんだかコテコテのハリウッド映画、って印象。実はコテコテって意味よくわかってないけど。

正体不明だけど、トム・クルーズだしそのままついて行っていいんだよな、
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.1

BSで放送されてたので観賞。平凡な農家のお父さんとその家族が、ある声を聞いてからトウモロコシ畑に野球場を作ってしまうことから始まる話。

もちろん、球場作るってとても大変だから、その深い困難さは感じさ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

「これ韓国映画だけど、なんかさあ、日本の短編小説っぽい映画だな」「いやだから、村上春樹の小説が原作じゃん」「あ、そうだった」みたいな脳内会話的な思考が複数回自分の中で繰り返されるくらいには独自の雰囲気>>続きを読む

ジューン&コピ(2021年製作の映画)

3.7

野良犬ジューンが、ふとしたことから、漫画家の女性の家族になることから始まるお話。っていうか、ジューンは自分を大切にしてくれそうな彼女を自分から選んだ、って感じだったけど。ジューンの存在感じさせつつも、>>続きを読む

メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.7

「フランケンシュタイン」を書いた女性作家のお話。予告面白そうだったけど、映画館で観れなくて配信になった。

予備知識無しでこの映画観た段階では、弱者の痛みとか怒りみたいなのがうまく表現されてて、「いい
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ジャージの二人(2008年製作の映画)

3.8

昔観た好きな映画の再観賞。夏休みが舞台の作品なので、ずっと夏休みに再観賞したいと思ってたけど今年久しぶりに。

避暑のため嬬恋の古びた別荘で過ごすそれぞれ訳ありな親子の物語。この鮎川さんと堺さんのゆる
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