凛太朗さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

凛太朗

凛太朗

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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.6

えぇ…そんなことあります?っていうネタみたいな話だけれど、実話ベースなんだから恐ろしい。
脱走する。将校の軍服見つける。身につける。指揮官と勘違いして指揮を仰がれる。大尉になりすますことにする。皆んな
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

なんかガタイのイイおっさんが一生懸命サンドバックにパンチ打ち込んでるかと思ったら…ひぇ!?
韓国のバイオレンス・クライム・アクション。
兎に角マ・ドンソクの圧倒的存在感ですよ。アル・カポネ演じたデ・ニ
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.3

エンニオ・モリコーネによる音楽が兎に角最高。
序盤、ファンタジーやコメディで、揺れる船の中で揺れる揺籠に乗って、過酷な労働の中でも幸せってものを見出すことはできるんだねぇと心温まってたら、痛い。それは
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.2

「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」

年末に字幕で、そして今年の始めに吹き替えで鑑賞。
監督及び脚本は、『海の上のピアニスト』や、それから多くの人が大好きな『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッ
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.6

怪物フランケンシュタインのイメージを定着させたホラーの古典。
前に一度観てるけど、女流作家メアリー・シェリーによる原作を読んでみて再鑑賞。全然別物じゃねーか!

とある身勝手な科学者が創り出した怪物フ
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天地創造(1966年製作の映画)

3.2

旧約聖書より創世記22章までの映画化作品。
監督及び、ノアの方舟で有名なノアとナレーションと神の声を演じるのはジョン・ヒューストン。
カインとアベルのカインはダンブルドア校長ことリチャード・ハリス。神
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.2

親方!空からなんか降ってきました!
女の子かな?否、女の子だったらいいのにね。だが残念。蛙だ!出エジプト記かな?
でもPTAは出エジプト記8章2節において、パロ(ファラオ)が奴隷のように扱っていたモー
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.0

イーライ・ロスの食人族を描いた映画ということで、久々にゴア描写やグロを求めて観てみるかなと鑑賞。
痛々しい描写の数々があるにはあるというか、そういう映画なのでこれは当然と言えば当然。イーライ・ロスだし
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.3

取り敢えずニコール・キッドマンが綺麗。
そしてニコール・キッドマンが綺麗。
何をおいてもニコール・キッドマンが綺麗!美しい!

ということで、それもうお前が単にニコール・キッドマン好きなだけだろうとい
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981年製作の映画)

3.5

アメリカの郵便配達員は来客ではないですよーってことでベルを2度鳴らすのがしきたりらしい。
何やら不穏なタイトルやな。と思いながら観てても郵便配達員は一切出てこない。
どないなってんねん!
とは思いませ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.8

うーん、なんかよーわからんけど芸術やぁ!オシャレやぁ!って感じる気がするゴダールの映画。
映画全編にわったて、絵画だの詩だのなんだのの引用で成り立っていたり、画そのものがダリのようにシュールだったり、
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人間失格(2009年製作の映画)

2.3

生田斗真版の『人間失格』
原作は言うまでもなく太宰治ですけれども、取り敢えず長いよ。長い割に描かなけれ意味がわからないようなところを省いてしまってるし、なんせ体感時間が長い!4時間くらい観てた気分。(
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蟹工船(2009年製作の映画)

2.3

日本のプロレタリア文学と言えば小林多喜二の蟹工船というくらい有名な作品の映画化。
1953年版は観てないけど、こっちは原作に比べてだいぶマイルドになってます。というか、もはやファンタジックコメディ?い
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こころ(1955年製作の映画)

3.0

市川崑による夏目漱石の『こゝろ』の映画化作品。
漱石の原作を凄く久しぶりに読んだ結果、私の心に刺さり過ぎて数日は物思いに耽り過ぎていたところでの鑑賞。

まず原作の主要登場人物である私、先生、Kに名前
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

2.7

日本三大奇書の一つ。読破した者は必ず一度は精神に異常をきたす。と言われる夢野久作の『ドグラ マグラ』を映画化した作品。

「胎児よ 胎児よ 何故踊る
母親の心がわかって おそろしいのか」

という有名
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

カンヌではパルムドール、オスカーでは作品、監督、脚本、国際長編映画賞を獲るという偉業を成し遂げた映画なだけあって、エンタメ性、アート性、社会的メッセージ性において、高次元で統制の取れた映画で、素直に面>>続きを読む

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(2005年製作の映画)

3.0

アニメの1stシーズンにあたる攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXを10年前くらいに初めて観て、それから凄く好きで、全26話を何度か定期的に通してみてるんだけど、これは攻殻機動隊S.A.>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(2008年製作の映画)

3.9

昔オリジナル版の方は観てるんですけど、どっちかと言わなくてもオリジナル版の方が好き。こっちは3DCGがアニメに対して違和感ありまくりかもしれん!
内容自体はやっぱまずシンプルにカッコイイ!
ウォシャウ
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

4.0

野原一家、オーストラリアに新婚旅行!
ほうほう。っていうか、ひろしとみさえは新婚旅行に行ってなかったのね。しんのすけとひまわりを連れての新婚旅行、いいじゃないか!
ってそんなにゆるくまったりコトが進む
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.4

なんか知らんが、気がついたら時が経っておりました。気がついたら伸ばし続けていた髪の毛もばっさり切って短くなっておった。特に意味はない!そういう気分だっただけなんでしょう←ひと事

で久々に綴るのが、連
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あの子を探して(1999年製作の映画)

4.1

ヴェネツィア国際映画祭でグランプリを受賞している中国映画。監督は『赤いコーリャン』などのチャン・イーモウ。1999年公開の作品。

中国の貧しい田舎の村にある水泉小学校のカオ先生が、母親の病気の看病で
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.6

『愛となんとかのどーとやら』という邦題の映画ありすぎ問題!どれがどれだかわからなくなりがち!
こちらは第56回アカデミー賞で、作品賞、監督賞/脚色賞(ジェームズ・L・ブルックス)、主演女優(シャーリー
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.4

かつてマヤ文明が栄えたユカタン半島のジャングルを舞台に描かれるアクション・エンターテイメント!
監督は『パッション』のメル・ギブソン。言語はマヤ語。

ストーリーは凄く単純で、今から500年とちょっと
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パッション(2004年製作の映画)

4.1

敬虔なカトリック教徒(というかカトリック原理主義者)であり、映画監督としては非情なまでの惨虐描写に定評のあるメル・ギブソンが、イエス・キリストが磔刑に処されるまでの12時間を描いた非常に非情な伝記映画>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.8

好きな映画10本あげろ!と言われた非常に難しくて、その時々によって変わっちゃうんだけど、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』は、変わらず個人的オールタイムベスト10に入り続けるんとちょうか?>>続きを読む

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.3

映画情報サイトのシネマトゥデイさんが、最近金曜レイトショーなる企画を始めたみたいなので鑑賞。なんちゅー有難い企画なんだ!気になる方はYouTubeのシネマトゥデイチャンネルへGOだ!

ということで、
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異邦人(1967年製作の映画)

3.4

あのアルベール・カミュの不条理を描いた文学小説『異邦人』を、あのルキノ・ヴィスコンティが映画化した1967年の作品。

カミュの『異邦人』は数年前に読んでいますが、ヴィスコンティによる映画は原作をほぼ
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夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.2

セルジオ・レオーネによる『ウエスタン』に次ぐワンス・アポン・ア・タイム三部作の二作目『夕陽のギャングたち』。
『ウエスタン』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』やドル箱三部作に比べて、セル
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.9

アクションコメディ映画『21ジャンプストリート』の続編。
今度は麻薬捜査で大学に潜入。ストーリーは前作と殆ど同じなので割愛。
アイスキューブの話してたら、前作に引き続きラッパー兼俳優のアイス・キューブ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.6

ガリガリ博士ではない!『カリガリ博士』である!
まだ映画をまともに観だして間もない頃、素でガリガリ博士やと思っていたんだけれど、ブラックメタルやデスメタルやってたバンド仲間に「ガリガリ博士観てみたいん
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イントレランス(1916年製作の映画)

3.7

今から100年以上前のD.W.グリフィスによる超大作。
イントレランスとは不寛容という意味で、現代が舞台のアメリカ編、キリストの受難を描くユダヤ編、ペルシャによって滅ぼされる古代バビロンを描くバビロン
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ダンボ(1941年製作の映画)

3.7

30年くらい前、幼稚園児だったか保育園児だった時に、園で観た記憶が何故か凄く残っています。
耳が大きいキュートな子象ダンボが、その耳を使って飛んでるシーンが、シャンパン入りの水を飲んでピンクの像が見え
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鬼が来た!(2000年製作の映画)

4.3

1945年。第二次世界大戦末期。日本統治下の中国の小さな村に住むマーの元に、『私』と名乗る謎の男が現れ、麻袋に入った日本兵の花屋小三郎と中国人通訳を三十日まで預かれと脅し去って行った。
『私』が何者な
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ファンタジア(1940年製作の映画)

4.8

1940年の公開当時、同年公開の『ピノキオ』と同様に興行的には振るわなかったらしいけど、今観てみると「なんでや?素晴らしすぎるやんけ!」って言いたくなるくらいは傑作。
しかし、ディズニー映画のメインタ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

映画の殆ど全編がPC上で成り立っている異色のサスペンス。
ある日突然行方不明なったアジア系の娘を、妻を亡くしたシングルファーザーがインターネットやSNSを駆使して捜索するというお話。

まずこれ、映画
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.4

『アンダー・ザ・シルバーレイク』、原題もUnder the Silver Lake。
タイトルからして、月の光かなんかで銀色に輝く湖の下で何かしらあったりすんのかな?と思ったら、LAに実在するシルバー
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