牡丹の花の作品情報・感想・評価

「牡丹の花」に投稿された感想・評価

ポチ

ポチの感想・評価

3.8
線香花火職人の父。
言葉は少ないし、線香花火を作ろうとする娘にも厳しくしていた父。。。

そんな父親とすれ違った気持ちが分かり合えるタイミングが訪れる(๑ ́ᄇ`๑)✨

どちらも想っているからの対応だったけど、きちんと話して分かり合うって大切だよね‪𓂃 𓈒𓏸◌‬
不器用だけど愛情いっぱいの父が良き👍🏻✨
Oto

Otoの感想・評価

3.2
線香花火を作らせてもらえずに仲違いした職人の父を、ADの立場になった娘が取材しにいく物語。SSFF映画祭にて。

【父と娘という他者】
花火職人のブランデッドムービーだとしても成立するような、シンプルな感動ストーリー。理解し難い「父という他者」と、自らも働く立場になったことで初めて、歩み寄れるようになる。
わかりやすい変化だし、突飛な設定や展開もないけれど、「なんか良いもの観たな」という気持ちにはなる。小津の時代から繰り返し描かれている「父と娘」モノだけど、1世紀近く経っても人の感情の根本は変わっていないんだなと感じたし、この作品自体もメタに「丁寧に一つものもを理解しようとする」描き方を持っていたんだなぁと思う。

【中途半端じゃいけない】
「自分と同じ苦労をさせたくない」をテーマに、娘に継がせるということをしなかった父の本心を描くクライマックス。上司の父が語った「中途半端じゃいけない」という姿勢を引き継いだことが、父の心を開かせたのだと思う。
TVや広告って対象へのリスペクトを欠いていることも多くて(ハケンアニメの「なんでも揚げる」じゃないけど…)、何かを再生産しているのか消費しているだけなのかわからなくなることは自分もよくある。クライアントへのリスペクトを持って、調べたり体験してみたり好きになろうとしてみたり、そういうことの重要性って確かに働くようになって初めてわかったかもしれない。

【職人の家族】
監督自身の境遇を反映しているのかわからないけど、実際自分も父親の仕事に憧れて追いかけようとした(上で反対もされずに諦めてしまった)という似た過去がある。
近くに偉大なプロがいるというのは、強みにもなるけど壁にもなると思っていて、だからこそ精神は受け継いだ上で、違う分野でそれを生かすというのは素晴らしい。甲本雅裕の芝居の説得力が圧倒的。

【若手の仕事】
若手社員モノ、『花束…』や『コントが始まる』などヒットも多いし、同じADだと『この街と私』とかも気になっていたけど、なんか本作を見ていると「その年齢でしか描けないもの」って絶対にあるなぁと思った。それがタイトルや結末でも表現されていて、「牡丹は起承転結の起」というスタートの映画だった。
西川美和さんが是枝さんに「20代のうちに本を書いておきなさい」と言われて初監督作品が生まれたという話をしていたけど、世界は広がっていくけれど思い通りにいかないことも多いこととか、自分が働くようになったことによる親に対する見え方の変化とか、今の状況は忘れないように残しておきたいなと思ったりした。

https://www.shortshortsonline.org/videos/japan-021-summer-ends

memo
・二十歳の監督から古き良き映画企画が出てきたギャップが面白くコンペから決定。1〜2ヶ月で脚本化。監督がキャスティング。
・撮影は3日間。あきる野市の撮影用レンタルスタジオ。助監督はスケを心配していた。
・小津などはあまり映画は観てきていない。ホラーにもチャレンジしていきたい。
線香花火、4段階の現象変化は「牡丹」「松葉」「柳」「散り菊」

SSFF & ASIA 2022 @ iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ アジアインターナショナル&ジャパン プログラム10にて鑑賞。
いかにも日本映画って思える短編。親娘の姿にグッときた。しかも学生が企画、監督した作品だなんて。びっくり。

上映後、プロデューサー、監督、主演の登壇でトークイベント。ロケ地はあきる野、小野莉奈さん可愛いかったです。

🗳オーディエンスアワードに投票
【SSFF & ASIA 2022 ジャパンプログラム】
丁寧な脚本ではあるけど、突っ込みどころがいくつか目立ってしまってるのが残念。
それを小野莉奈ちゃんと甲本雅裕の渋みのある芝居がだいぶかき消してるけど。
甲本雅裕の説得力のある芝居はやっぱすごいなぁ。
タイトルが「牡丹の花」なのにそれに付く英字字幕が「summer ends」、洋画のポンコツな邦題に白目剥くことよくあるが、逆もまた然りなんやなぁ……

家業は線香花火職人、娘の牡丹ちゃんも線香花火作ってみたくて興味津々!ところがお父ちゃんは子供扱いして触らせてもくれないんよ……、そんなこんなでお父ちゃんと仲違いした牡丹ちゃんは家を飛び出し東京の制作会社に就活、ADとして頑張っています!しかし、ある日番組で花火職人を取材することになり……これ実家やんけぇ!って話

まぁね、話自体ももちろん悪くないんやけどもね、もう本作は演者に尽きるよ!
ヒロイン牡丹を演じるんはインディーズ映画を中心に活躍する小野莉奈ちゃんやが、若くしてこの安定感ね!彼女のんはもはやキャラクターを演じている、いうよりキャラクターに生まれ変わっているんちゃう?ってなもんで、彼女を起点にヒロインの物語が巡り出す感が凄くてのめり込める、あと可愛い
しかも対にいるお父さんが甲本雅裕で、寡黙な職人とかお手のもん過ぎて、あれ?もはやドキュメンタリーやった?ってなもんです!
久々に会った疎遠な娘との距離を縮めようとお父さんの無骨すぎる一言がね、……くぅ!可愛いかよぉ!ぺろぺろ

ただ何気にマシンボーイは牡丹ちゃんの上司のディレクターがめちゃ好きなキャラクターやったわぁ、笑顔が胡散臭いけどごっついいい奴!
この役者さんも偶に映画で見かけるよねぇ、ちょいクセある演技に肉まん君の10年後みたいなビジュアル、ちょい注目したいわぁ

しかし、線香花火職人ってほんとに線香花火1本なんかな?他の花火作ったりしないんかな?職人の作った線香花火って工場大量生産の線香花火と全然違うんかな?気になる〜

あなたにおすすめの記事