春なれやの作品情報・感想・評価

春なれや2016年製作の映画)

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:20分

3.5

あらすじ

櫻の花が咲く季節、ひとりの老いた女性が警察に保護された。  身元不明のその女性には、どうしても行きたい場所があるという。 「ソメイヨシノは60年咲くことができない——?」 そんな噂の真偽を確かめるべく、既に廃校となったかつての学び舎へと向かう女性と、彼女を案内することになってしまった青年。 春の日に永遠とは何かを問う、ささやかなお話。

「春なれや」に投稿された感想・評価

桜って美しいけど儚い。思い出とかも同じ。でもその思い出は桜が咲いていてもなくても確かにそこにある。でも咲いていると思うことが希望になるのならそれで良いんじゃないか。静かに、確実に響くものがあった。村上虹郎くんはこういう風景に馴染みますよね。ただのイケメンじゃない。

このレビューはネタバレを含みます

春なれや 名もなき山の 薄霞

芭蕉、野ざらし紀行の一句。

名もなき山は目の前にあって…
いつもは目にも留めない。

でも、そこに薄霞のように桜が咲いた時…

人はその淡い色に目を留めて…

春の訪れを知る。


「枯れてたら?」


「咲いてたって言います」


永遠には、生きてる人は永遠に届かない。
ほんのひと時、それに触れたような気分になって…思いを揺蕩わせるだけ。

何を想うかは…人それぞれ。

私には見えないものを見てる人もいる。
誰にも見えないものが見えてる時もある。

暖かな陽射しに揺れる桜の花を見上げれば…自ずと視線が上を向いているはず。

それだけでいい。

たった20分が与えてくれる、人生の彩り。
うららかな余韻。


春なれやー

外山文治監督、短編三部作の二作目。
KHinoji

KHinojiの感想・評価

3.1
「春なれや」は松尾芭蕉の俳句からだそうです。
そして、
「宿命も春に及ばず」・・・ 人間はいつか死んでしまうわけで、生きていくことが無意味に感じられてしまうこともあるけど、春の桜咲く日の一瞬に、必ずしもそれだけでは無いことを感じとるのも、また同じ人間である。
約20分弱の短編映画です。
エンディング曲の歌唱は Cocco

こういう映画は見る人のその時の状況によって価値が分かれるかもしれません。今の私には必ずしも必要な映画作品ではありませんが、いつか思い出すときが来るかもしれません。


ps. ソメイヨシノの60年寿命説について
何の手入れもしなければ40-60年くらいで枯れてしまうらしいことからこの説が出てきたようです。なので、60年後に生き生きと咲き続けていられるということは、人間が世代を越えて手入れをしてきたということです。
人が生き続けることを諦めてしまえば、ソメイヨシノも咲き続けることは出来ない。

(2018/9 レンタルDVDにて)
外山文治ショートムービー3部作の2。

雰囲気や作りは1と同じでテーマは「永遠」かな。
60年前に植えた桜をみにいく。
本当に短いですが心になんか響きます。
感動とかそういうのじゃないのですが。

引き続き2も主人公に感情移入できたらいい作品と感じれると思います。
nonzk

nonzkの感想・評価

3.6
この映画を観ていると人間はいくつになっても
"期待"して生きていくのだなぁと思います

期待をするから失望してしまう可能性も
一緒になってやってくるんだけど
期待できない人生なんて色がないし
真相がわからないまま信じ続けるなんて
正直できるような人間でもなさそうで。

これまで生きてきた時間が
多分これからの残された時間より多いのだと
自分自身が何となく感じている時、
僕は何に期待して生きていけるのだろうか

自分の人生の範囲内で
わかることが遥かに多くなっていった時、
僕はそれでも
わからないことに可能性を感じれるのだろうか


これはきっと、僕の願望としてだけど
僕がおじいちゃんになった時

叶わなかった恋心とか、叶えられなかった夢とか
時が経つに連れて、時が経つと同時に
想い出という形として報われたらいいなぁ

あの人の事が大好きだったなぁとか
夢の在り方が少しづつ変わってきた面持ちとか
そんなもうずっと昔の記憶を辿りながらも
春のサクラのピンクと一緒に
想い出として報われることができたらいいのになぁ
こすも

こすもの感想・評価

3.9
「映画監督 外山文治 短編作品集」の1作品。
画面一杯の桜が美しい。映画館で観たかった。老いでボケ始めた女性を演じる吉行和子が良い。桜とコントラストを描く老人ホームの日常風景が印象的。老いについて静かに問いかけてくる作品だった。
外山文治短編集②

まずはこのロケ地に拍手👏

桜🌸はどうしたって魅力的なんだけど、この桜はやはり素晴らしい。花びらで埋まる道はまるで雪道みたい。

そしてこのロケ地である熊本県菊池市。この映画の後、地震で被災したとのこと、、。

ソメイヨシノは60年以上は咲くことができない、、?忘れないでいたあの日の約束、、。

吉行和子の安定感。
村上虹郎は、ドラマ「この世界の片隅で」で、すずの幼なじみ水原哲の印象が良かったんですが、ここでも好感。今後楽しみな俳優さんだと思います。
しろ

しろの感想・評価

3.4
短編映画。

60年前に約束したあの場所へ。

ソメイヨシノは、60年後には桜の花を咲かせることが出来ない。
昔、一緒に見ようと約束した人とは行けないけど、たまたま出会った青年に連れられて、一目見ようとあの場所に向かう。

これが生きる希望になればいいな。
ひろ

ひろの感想・評価

3.5
虹郎くんはほんとこういうのハマりますねー(*゚▽゚*)どこか田舎くささが残るイケメン、好きです(//∇//)短編の雰囲気もの、癒される。
wakuteka

wakutekaの感想・評価

5.0
吉行和子と村上虹郎のロードムービー。新作DVDで拝見。
こういうポエトリックな映画、大好きだ。
Coccoのエンディング曲がまた作品に合ってて素晴らしい。
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