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マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺

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『マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

3.5
『マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺』

原題:独国語
Die Verfolgung und Ermordung Jean Paul Marats dargestellt durch die Schauspielgruppe des Hospizes zu Charenton unter Anleitung des Herrn de Sade.

英題
THE PERSECUTION AND ASSASSINATION OF JEAN-PAUL MARAT AS PERFORMED BY THE INMATES OF THE ASYLUM OF CHARENTON UNDER THE DIRECTION OF THE MARQUIS DE SADE.

製作年1967年。上映時間119分。

友達から郵送でガバッと送ってきた中からの一本。
まさかこないなコアなんYouTubeにアップするやつおらんやろって、映画観終わってから検索してみたら今作品はありました。(日本語字幕はありませんが)
あ!マルキ・ド・サドって人は過激な描写が盛りだっくさんの著書をいくつも世に送り出して、
『サディスト』やら『サディズム』って云ったイッた😊概念を生み出すきっかけとなったフランスの小説家っす。
小生は彼の書物を読み真聖の『S』ではないと確信して安心した過去があります。
余談ばかりっすが、フランス人の苗字の前についている『de』は、出自を表す『nobility particle』(英語で『貴族の接頭辞』ちゅうような意味)です。
従って、フランス人の場合、苗字の前に『de』が付いていると、その家の先祖が貴族(領主)であった可能性があることを意味し、マルキ・ド・サドは侯爵っす。
日本でも例えば山内さんって名字に山と内の間に『の』が入るその『の』も同じく領主やった可能性がある家系やそうです。

扨、今作品は、シャラントン精神病院を舞台に、複雑なシチュエーションのもとに患者たちが演じる舞台を描いた英国産の実験的作品だそうです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校における上演 (2005年)。
ペーター・ヴァイスの戯曲。
1964年4月29日、ベルリン・シラー劇場にて初演(コンラート・スウィナルスキ演出)。
題名が長いためしばしば 『マラー/サド』 (Marat/Sade) と略される。

全体が劇中劇の形で提示されるアバンギャルド(実験的)な作品やったし、フランス革命期の過激な共和主義者ジャン=ポール・マラーが浴槽でシャルロット・コルデーに刺殺された出来事 (1793年7月13日) を、 1808年7月13日、 シャラントン精神病院にて、 自身入院患者であったマルキ・ド・サドが患者たちを使って上演している、という設定になってます。
小生がこれまでに見た映画の中で、最も奇妙な作品のひとつでした。
今作品は、存在の本質と、あらゆる形態の社会によって合意され、押し付けられる定義について、永遠の疑問を投げかけてくるようで、慈悲深い専制政治を装って行われる検閲やプロパガンダとか、すべてがこの作品の中で描かれてました。
映画の中で描写されている出来事の大部分が歴史的に正確ではないらしいですが、正確で鋭い脚本(ドイツ劇の英訳)はマジにあったんかなぁと思わせる。
今作品を正確に要約するのは難しいですが、描写されているアイデアはまさに必要なモンであり、それ以上のものではないと云えると思います。 

シャラントン精神病院は当時、 所長のクールミエによって、精神治療の一環として実際に患者による演劇が実施されており、 またサドも実際に1803年から1814年までここに入院し劇の台本を書いていた。
ただしマラーについての劇を書いたという事実はない。 精神病院の大きな浴室が舞台であり、大勢の看護人たちに監視される形で劇中劇の上演が行われ、途中で脚本家サドによる指示が入る場面もある。

全体は2場からなってて、
第一場でマラーの生い立ちから革命家を志すまでの経緯が、
第二場では国民公会におけるマラーの弾劾演説、サドとの対話 (史実にはないとのこと。 またこのサドはサド自身が演じるという設定) コルデーによるマラーの刺殺とナポレオン時代の到来が描かれてる。

戯曲全体のテーマは、 全体主義者として描かれるマラーと徹底的な個人主義者であるサドとの思想的な対決にあるんやけど、患者たちの監督者であり、ナポレオン体制の体現者である所長クールミエがしばしば劇を中断させ、 最後は患者たちがナポレオンを讃えながら狂乱状態に陥る場面で終わる。

この最後の狂乱の場面は後に患者たちがナポレオンを讃える合唱に改められてる。
作者のヴァイス自身は執筆当時、 サドでもマラーでもない第三の政治的立場を模索していたが、のちにはマラーの立場を肯定的に描いた東ドイツの演出を肯定的に捉えてもいる。
この戯曲は1966年、米国のトニー賞演劇部門を受賞したそうです。
1967年にピーター・ブルックによって映画化もされている。

1964年のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによる舞台をきっかけに、この舞台を手がけた演出家ピーター・ブルックの監督で1967年に映画化されたそうです。
TS

TSの感想・評価

2.8
短文感想 64点
『博士の異常な愛情』並、いやそれ以上に長いタイトルの今作。タイトル以上の何者でもなく、18世紀末のマラーの暗殺を精神病棟にいる人たちに劇で再現させるというもの。そこにはサディストの語源にもなった人物、マルキ・ド・サドが指示をしていたのだが。。とにかくそのシーンを淡々と何度も行うためやや退屈であるし冗長的。ただ、溜まりに溜まった病人たちが最後に狂い出すラスト5分が凄まじい。ここのために二時間病人たちとともに観客も耐えてきたといっても過言ではないでしょう。タイトルがあまりにも長いので、購入したブルーレイには単に『マラー/サド』と表記されていた。何やら高尚なものを見た気はしましたが、あまり良さはわかりませんでした。残念。
先日鑑賞の『ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男』並みのまんまタイトル

マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺

なのです。

フレデリック・ワイズマン『チチカット・フォーリーズ』と同年公開というのも、何か縁を感じますね。
あちらはノンフィクションだけれど。

舞台の雰囲気、衣装、ミュージカルパート、カメラワーク、そして役者たち…そのどれもが個性的でピリピリしてた!



1808年7月13日。

シャラントン精神病院にて、貴族たちを招いた、入院患者による歌劇上演が行われる。

内容は、1793年7月13日に殺された革命指導者ジャン=ポール・マラーの物語。
犯人は穏健派のシャルロット・コルデー。

そこへマルキ・ド・サドが侵入し、マラーと生と死に関する対話を繰り広げる。

しかし、患者たちが暴走したり、所長が貴族批判シーンにキレたりして、しばしば舞台は中断されてしまい……



レ・ミゼラブル in 精神病院

上演場所は大浴場。
貴族たちは鉄格子のあちら側で観劇。

患者でもあるサドや所長、所員は内側にいて、患者の暴走を止めたり作品の手助けをしたりする。

拘束具や手錠のままの上演は、登場からまず迫力あり!
患者の病も上手く活かしたキャスティングも良い。

一番面白いのは、マラーとサドのやり取りだなぁ♪

全体主義なマラーと個人主義のサド。
そんな2人が、革命とは、自由とは、何が正しくて何が間違っているのかを語り合う!

が、それもやり過ぎ!とナポレオンを模した所長に止められたり、操られやすい民衆たちが暴走したりして、結構気が散りますw

二度目にようやく会話が頭に入ってきました!

Blu-rayが発売されたので、レミゼ好きな方精神病院系好きな方は、これを機に是非ご覧下さい☆

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