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キアラ
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『キアラ』に投稿された感想・評価

2023年5月4日@東京会場(有楽町朝日ホール
イタリア映画祭2023で上映
ヴェネチア国際映画祭コンペティション作品。スザンナ・ニッキャレッリ監督(『ミス・マルクス』)最新作。女性修道会のための会則を書いた
イタリアの聖人・アッシジの聖キアラの物語

イタリア映画祭公式サイト
https://www.asahi.com/italia/2023/

短評は、映画祭で鑑賞後追記します。
3.2
【清貧を目指した修道女「この世界では常識に囚われてはいけないのですね!」】
■あらすじ
ヒロインの映画を作り続けてきたS・ニッキャレッリ監督(『ミス・マルクス』)の5作目は、女性の修道会のための独自の会則を書いた最初の修道女、聖キアラの物語。アッシジ、1211年。結婚させられそうになった18歳のキアラは家を飛び出し、貧しい人々や病気の人々を助け、神に仕えるフランチェスコの活動に加わる。カリスマ的なキアラは、自分自身のみならず、女性たちや自由という夢のために闘い始める。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

■みどころ
労務修士として修道院に入り、その後にフランチェスコの活動に携わる修道女キアラのお話。

人助けのため、女性の地位向上のために自らも清貧を貫く宗教コミュニティとは真逆のスタイルを貫くキアラを中心に映す。
途中に赤子を連れて「助けてください」と言われて「え?私医者じゃないんだけど?」と言いながらカリスマパワーで赤子を助けたり、キアラの修道院に逃げ込んだ妹をとっ捕まえる父親に対して広瀬康一のエコーズact3でも発動してるのかな?という不思議な力で父親一同を追っ払うなど、結構絵的に面白いシーンが多くて楽しめました。
ここだけ観ると今年上半期BEST1位のベネデッタを思わせて、「あぁ、これはミュージカルタイプのジョジョっぽい映画かな」と思いました。…ここまでは。

1220年からはブリュノ・デュモン「ジャネット」的な雰囲気を顕にしてきて、枢機卿を呼べば「女が修道院になるのは駄目だろ」とか「女はそんな生活せんでええ」という話をしてからかなりダイジェストかつ飛躍に飛躍を重ねた展開にあんまりついていく事が出来なかったです。

全体的に鈍重な上に肝である女性の修道会の為に会則を書くきっかけも「え、そんな軽くていいの?」なレベルで物語の主題を伝えるよりはキアラという唯一無二で孤高で奇跡の女性の凄みを演出する装置として映画が機能しているような気がしました。
そうゆうのを観たい人、というよりはブリュノ・デュモン「ジャネット」が好きな人はハマるかも?な作品でした。

後半もキアラが扉の下敷きになって女性6,7人くらいで持ち上げるもキアラ本人は「いやー布みたいに扉軽いっすわーw」と言ったり、パン1個で50人分も賄う無理ゲーをパンを増殖するマジックをして50人分賄ったり、ちゃっかりキアラがパンのおかわりするシーンは面白かったです。
清貧な女性を映した映画を作ろうとして展開が清貧なミュージカル映画感が否めませんが、要所要所の絵的に面白いシーンも多かったので面白い絵を観たい人にはオススメします。
[私たちは孤独、でも一緒] 60点

2022年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。1211年、貴族の子女だったキアラは修道僧フランチェスコのもとへと逃げ、そこから彼の活動を中心的に手伝うようになる。キアラ~♪キアラ~♪という歌とともに(絶対にブリュノ・デュモン『ジャネット ジャンヌ・ダルクの幼年期』を参照していると思う)、彼女の清貧生活は貴賤老若問わず女性陣に広がっていき、シスターたちの数も膨れ上がる。しかし、フランチェスコが仲間たちとエルサレム旅行に行っているのに、自分は旅すら許されず、枢機卿を呼べば"女がいると男たちが惑うだろ?修道院から出ないでくれよ"とバカみたいな言葉を掛けてくる始末。遂には、あのフランチェスコですら、時代に沿った会則を書いてしまう、云々。ダイジェスト的な劇中において、様々な奇跡を起こすキアラだったが、"鼻の石取っただけでしょうが!"とブチギレるシーンが中々良かった。ある種の"天才"の孤独というか、彼女もまた人間だし、そもそも奇跡は私が起こすものじゃないという、信念と聖人伝説解体みたいなものである。結局、件の枢機卿が教皇に出世して、女性で初めて会則書きます!みたいになるのだが、そんな軽い描き方で良いのか?と少しだけ思うなどした。全体的に鈍重で、彼女が突飛と思う演出も凡庸なんだが、本国でキレられてるほど悪いとも思わず。それよりも、ジョナス・カルピニャーノ『キアラへ (A Chiara)』の影に隠れて検索視認性が悪い方が気になる。

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