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Caprice(原題)
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『Caprice(原題)』に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

3.5
ジョアンナ・ホッグの「National Film and Television School」卒業制作の短編。
まだ無名な時代のティルダ・スウィントンが主演。

1987年のロンドン。
毎号発売を楽しみにしているファッション誌『Caprice』の愛読者ラッキー(ティルダ・スウィントン)。
その最新号の発売日、いつも買っている路地裏の雑誌売りの男がその内容を話しだし、耳を塞いで妄想の世界へ入る。

『Caprice』最新号の表紙のモデルがラッキーに語りかけ、ラッキーは雑誌の中の世界へ入り込む。

ラッキーを変身させてくれるファッションページ、つけまつ毛や補正ブラ、毛皮などを押し売りされる広告トンネル、”Emilio”というマジカルな香水のサンプル、”Billy Pez”というミュージシャン&ダンサーが登場する音楽コーナー、社交界のコーナー..と、雑誌のページを通り抜けていくラッキーだが、次第にネガティブな表情に変わっていく。

そして、最後に編集長と対面。彼の放つ言葉に呆れたラッキーは、雑誌の世界を逆走し、現実に戻る。
さっきまでとは態度が変わったラッキーに驚く雑誌売りの男。

雑誌のコーナー毎に変身するティルダ・スウィントンが楽しい。

当時、監督自身が興味を持っていたファッション誌に対する矛盾から本作を製作したようです。

ジョアンナ・ホッグとティルダ・スウィントンは10歳の頃からの友人みたいですね。

https://youtu.be/esX7EISt_Iw
「The Souvenir」のジョアンナ・ホッグ監督の卒業制作映画。「The Souvenir Part.2」の副読本として鑑賞した。

80年代のファッション誌に、まるでドロシーのように入り込むラッキー。そこで目の当たりにするゲンナリな現実に彼女は次第に戸惑っていく。

本作がデビューとなったティルダ・スウィントンの七変化が楽しく、そしてどれも美しい。映画自体のテーマはサザンオールスターズの「ミスブランニューデイ」を想起した。
ジョアンナ・ホッグがNFTSの卒業製作で撮った短編。

ティルダ様演じる主人公ラッキーが愛読するファッション誌カプリースの中に吸い込まれ、その世界で自らもモデルとなって様々な誌面の中を冒険するが‥というお話。

何というか、今この単語を持ち出すのは猛烈に恥ずかしくなるんだが「MTV的」映像を学生映画の予算で無理くりやってる感。煌びやかなファッション誌とそのゲスな中身とかの見せ方も「青いなー」という。

で、本作でのティルダ様、場面が変わる毎に衣装替えしてそれがいちいちサマになるのは流石だが、なんというか「普通」な感じがして妙な違和感を覚える(逆に最初と最後の冴えない眼鏡っ娘姿に可愛げがあったり)。

これは監督がそう見えるよう意図したのか、それともこの頃のティルダ様はこんな感じでもうちょっと年月を経てから「人ならざる者」感を醸し出すようになったのか?確かめるにはこの時期のデレク・ジャーマン映画とか見なきゃいかんのかなぁ😮‍💨

おまけ:劇中登場するモデルがしている奇抜な格好を目にした瞬間「ついこないだ見た奴や」ってなった。要するに「スーヴェニア」の中でそれを再現してたっていう事なんだが。さらにあっちで映画学校の学生たちが「コマーシャルフィルム的な表現を映画の中に持ち込む事」について議論していたことも思い出して、(映画の出来とは関係ないが)点と点がつながった快感にちょっと得した気分。