このレビューはネタバレを含みます
主人公かなえは、近所で「かな坊」と呼ばれるほど気の強い女であった。彼女は大学の同期と夫婦で銭湯を経営していたが、突然、夫である悟に失踪されてしまう。しばらく休業したが近所の伯母に手伝ってもらいながら…
>>続きを読む真木よう子、井浦新、永山瑛太、(江口のりこ)、リリー・フランキー。00年代から10年代の邦画を最前線で引っ張り、今もなお盤石の体制で下支えし続けてくれている実力者達が一堂に介して、あの頃の邦画然とし…
>>続きを読む銭湯のお湯や湖の水が凄く重く感じる映像だった。全体的に静かで透明感溢れている。
結果的には堀さん(お兄さん)がいてくれて良かった。多くは語らないけど寄り添ってくれる人がいて良かった。堀さんの人物像と…
隙のない、作り込まれた映画
カット、台詞、カメラ、どれも「説明」を排して
「映画」として勝負している
演技も光る
終盤一箇所だけ「説明的」な場面があるのが残念
"Undercurrent" というと…
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話して伝えて、自分自身を打ち明けて関係を築くことはとても難しいし、だからそこ尊いことだなと思う。
ただ、
本心でいることは、傷つく勇気だけじゃなくて、傷つける勇気も背負う必要があると思う。どちら…
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物理的に限りのある人間が内奥に湛える、観念的な無限性。その顕在化に救われる。
ひとりの人間の内にあるものの底知れなさ。当人にもわからない、どこまでいっても、どこまでいっても、終わりのない底知れなさ…
今泉力哉の2023年作『アンダーカレント』をアマプラで鑑賞。ちなみに、豊田徹也の原作コミックは未読。どういう筋書きかもほぼ「真っ白」な状態での鑑賞。
下町の銭湯。とても小さな「界隈」の中で、それぞ…
(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会