幾春かけて老いゆかん 歌人馬場あき子の日々の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

過去鑑賞記録

この映画を見るまで馬場あき子先生のことは存じ上げなかったが、一気にファンになってしまった。
馬場先生の感性、人生観、哲学、チャーミングさ、時代を捉える鋭さ、生きるエネルギーを感じられ…

なんともお見事な人生だ。もちろんまだまだ終わっていないけど…終わる気配が全く感じられないくらい年齢なんて超越している。
よく書き、よく喋り，よく食べ、そしてよく歩く。それを一言で言えば、よく生きとい…

題字が先日ドキュメンタリーを拝見した金澤翔子さん。

朝日新聞の読者投稿の短歌コーナーの選者。2時間で2200名の投稿から優秀句を選ぶらしい。
最終的には25名から10名には時間をかけるらしいが。
…

• #2023新72

2023年6月26日（月）。

馬場あき子さんの密着ドキュメンタリー。

歌人の大家であることは知っていたが、
能の大先生でもあったとは。

95歳。なんともお元気な。
瀬戸内寂聴さんに通づるような…

さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり

現在95歳
ボケずに元気に生きているだけでも凄いのに、好奇心旺盛でいて、短歌・能の仕事をこなしているのが凄すぎる。
監督からプレゼントで昆虫図鑑…

冒頭､馬場さんが自宅で朝日歌壇の選歌をするシーン。山と積まれた応募ハガキを流れるように一瞥していくところ。ハガキを繰る時の「シャッシャッシャッ」っていう音。手練れのギャンブラーのカード捌きのようで、…