カメラポジョンの倫理。母のお墓を抱くかずゑさんの顔を撮りつつ、手前に供えてる花を画角に収めようとポジションを移動させたことに、邪な「意図」はなかったか?夫のお骨と名残惜しそうに別れる際に、その2点を…
>>続きを読む国立ハンセン病療養所で約80年暮らす、宮崎かづゑさんを追ったドキュメンタリー。
あえて「らい」という言葉を選び、「天国で地獄」と呼ぶ明らかに隔離された環境で、子供の頃から住み、ほぼ一生を過ごすこと…
元ハンセン病患者で作家の宮崎かづゑさんを追ったドキュメンタリー。10歳の時に岡山県の離島にある長島愛生園に隔離されて80年。彼女は人生をどう切り拓いたのか。天国の様に美しく地獄の様に残酷な長島。全て…
>>続きを読む光を感じなくなっても、涙が流れることがなくなっても、手や足が風の感触を忘れても、まだ息をしているから、息を止めない、止めたくない
いい格好してたら本物から遠ざかっちゃうから、裸のままで天国と地獄を巡…
1人の、私たちと同じ1人の人間が、その命の全てを使って、人間として生きて死ぬことはどういうことか、答えの出ない問いを必死に解こうとしていた。
きっとどんな学問よりも難しいことを、そうと分かった上で解…
熊谷博子さんはご自身が信頼すると仰るドクターに紹介されて宮崎かづゑさんに出逢いかづゑさんの虜になり8年間カメラを回したと。
私がかづゑさんを知ったのは二年前に若松英輔さんの文章(『言葉を植えた人』…
ハンセン病患者として瀬戸内海の島で80年間暮らしたかづゑさんの姿を追ったドキュメンタリー。
80年という時間の長さに一体どれだけの思いや、苦悩が、積もっているのだろう。生きるのが辛かったと話すと同…
かづゑさんが著書にサインするシーンが入ってるのが映画として良かった。あまりにたくましく生きててカッコいいかづゑさんがたくさん映ってる中で、こちらが忘れかけていた日常の中での不自由なことをまざまざと見…
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