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聖なる儀式
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目次

『聖なる儀式』に投稿された感想・評価

3.5
儀式のシーンはもちろん、そこまでの溜めまでずっと画力が強くてぐったりする。
4.6
ユダヤ教が異端認定されていた16世紀メキシコでユダヤ式埋葬をしていたことがバレた家族が、教会によって逮捕され拷問を受けるお話。

とにかく徹底した無情感が素晴らしい。徐々に身も心も苛まれていく家族の姿が痛々しいし最後のオチはゾッとした。
ユダヤ式埋葬をしていた、というただそれだけの理由で幼い娘まで拷問を受けて狂っていく。 一方で主人公である父は改宗したように見せることで教会側に入り込み、なんとか家族を脱出させようと試みる。 このように物語的な展開はあるものの、終盤になるにつれて冷酷さと残虐さが増していくのが本当に恐ろしく、正直終盤の印象しか覚えていない。それぐらいにラストは強烈で冷酷無慈悲。
ただ、この内容で2時間は長いようにも思える。退屈な場面も多く中盤は目に見えてダレていたのが気になった。

けどそれでも物語全体に蔓延る歪な空気感は素晴らしく、観客の気分をどん底に落とさせるには最高な演出だし、この映画が実際の裁判記録を基にしたという事実もより気分を落とさせる。 久しぶりに「嫌なもん観てしまった…」って後味が味わえた。あ〜〜最悪……

てか観てる最中ずっと「これ『The castle of Purity』に雰囲気似てるな…」って思ってたけど、やっぱ調べたら同じ監督で驚いた。アルトゥーロ・リプスタイン監督のこの徹底した冷酷な展開が好きなので色々調べてみるか…
reb
3.4
TIFF「メキシコの巨匠アルトゥーロ・リプステイン特集」で鑑賞。
16世紀、スペイン占領下のメキシコで起こったユダヤ教徒に対する、カトリック教会の残酷な弾圧を描く。

ネタバレです。

主人公のユダヤ教徒の家族は密告により捕らえられ拷問に屈し棄教するが、やはり信仰は捨てられず再び捕らわれの身に。
主人公は拷問に耐えられず仲間の名をすべて明かしてしまうが、彼らを待っているのは公開火炙りの刑。

今回行われていた拷問は、腕に紐を巻いてそれをきつく締め上げる“紐締め“というものだと思われる。
これは圧迫感と血流の阻害で激痛をともない苦しめる。地味だが、自白させるには効果的な拷問らしい。
異端審問で行われる拷問は、流血や身体切断などは禁じられていたという話もある。
まぁ主人公はこれに耐えられず、あっさりとチクってしまうのだが、それが人間ってものだよねぇ。

それにしても宗教弾圧は本当に恐ろしい。
強制改宗、そして見せしめ虐殺。
長年に渡るこのような行為が、ユダヤ人差別や反ユダヤ主義を人々の間に根付かせ、ホロコーストに繋がったのだろう。
リプステイン監督は、スペイン占領下のメキシコにおける、この恐ろしい宗教弾圧を、真面目に淡々とスクリーンに残してくれた。

一年半ほど前ベルギーに行った際、中世には刑務所として使われていたというブルージュの“拷問博物館“を訪れた。
所狭しと並べられた見るからに痛そうな拷問具と、苦痛に歪む顔で縛り付けられたリアルな蝋人形。
友人と、おぉ〜っと声をあげながら、写真を撮りまくりました笑

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