東京国際映画祭で鑑賞。
おそらく裁判はどのような種類でも全てが語られる場ではないが、異端審問においては全てを語るかどうか以前に裁判のきっかけが理不尽なものでしかなく、観客も審問される側の理由になっ…
ストイックすぎてすごい気持ちになる。ストーリー、なんて言葉を使うのはおこがましいけど、進行するストーリーに比して全然何が行われるのかがわからなくて、とんでもなくテンポは遅いはずなのに緊張感で見せてい…
>>続きを読む2024年第37回東京国際映画祭リプステイン監督特集。
過去「深紅の愛」は見た。
1974年制作だが初鑑賞。
当時の史実や記録に基づいたフィクションと最後にキャプションされていたがおそらく実際こんな…
TIFF「メキシコの巨匠アルトゥーロ・リプステイン特集」で鑑賞。
16世紀、スペイン占領下のメキシコで起こったユダヤ教徒に対する、カトリック教会の残酷な弾圧を描く。
ネタバレです。
主人公のユダ…
東京国際映画祭にて。
改宗したはずの一家が、ユダヤ式の埋葬をしたことで、教会から拷問を受け、棄教を強制される。
聖なるってなんだろうって思うくらいの残酷さ。各々の盲信さが恐ろしい。
人間の嫌…
Jorge Luke演じるルイスが、罪を告発すべく自らの牢に送り込まれた元司祭をユダヤ教に改宗することによって過剰な自信をつけたことが仇となり、せっかく解放された家族もろともユダヤ・コミュニティ全滅…
>>続きを読む異なる者の排除により恒常性を担保しようとする動きは、けっしてメキシコに限ったことではないし、その時代において限られたことでもない。異端審問によるユダヤ教徒の迫害も精神病院での隔離も、異なる者の排除と…
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