孤児を貴族に見立てるために地道に積み上げていく詐欺師。文書偽造のためにスペインの寺院で気長に機会を伺って成功した途端に馬車で疾走。大事故のあとジプシーに拾われてモテまくるプライス。偽造技術の虎の巻を…
>>続きを読む1950年サミュエル・フラー監督二作目、ジェームズ・ウォン・ハウ撮影。
ヴィンセント・プライスの不気味な存在感とジェームズ・ウォン・ハウの暗闇を活かした映像が妙にマッチしており、雨の中フラッと現れる…
ヴィンセントプライスが主役なのが効いてる。
紳士にも詐欺師にも、老齢のエロ親父にも、成り上がりの若人にも見えた。
「アリゾナのバロン」だなんて洒落たタイトルも合ってる😆。
長年に渡り緻密に計画し…
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「アリゾナの歴史に名を刻んだ男」
「政府相手に大勝負を仕掛けた男」
「アリゾナのバロン」
その名も『ジェームズ・リーヴィス』
長い年月と、大掛かりな偽造工作によって架空の人物「アリゾナ初の男爵ミゲ…
このレビューはネタバレを含みます
アリゾナの土地をかけ、政府相手に詐欺を企てたペテン師リーヴィスの物語。
この男、なかなかに欲望まみれのクズ男。ただ巨万の富を手に入れることだけを考えて生きている。
作品のキーパーソンは、ペテン師…
雨で始まり雨で終わる。所々内側からの切り返しによってシークエンスを処理する手際の良さがかっこいいけど、ラストの雨の中のヴィンセント・プライスとエレン・ドリューのそれはため息が漏れる美しさ。扉を利用し…
>>続きを読む以前も言ったけど常に新しいフラー。実在してるとはいえ、アリゾナの土地をすべて持っていって政府に楯突いた詐欺師の話ってすげぇ映画的だし今でも古さを感じないっつーか新しいんだよ今回も。そのくせ雨で始めて…
>>続きを読む公有地管理局に勤めるジェームズ・リーヴィスは、スペインの土地台帳を改ざんし、男爵ペラルタを偽称する。彼は土地譲渡をめぐる史上最大の不動産詐欺をでっち上げた稀代のペテン師だった。サミュエル・フラーは…
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