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ミッドナイトムービー
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目次

『ミッドナイトムービー』に投稿された感想・評価

No.2738

現在では「カルト映画の金字塔」となった作品群が、いかに今日の位置を占めるようになったか、

アメリカの深夜上映の歴史とともに振り返る。

やっぱり映画って、どの時間帯に見るかって、とても大事。

確かにホドロフスキーやウォーターズの映画を昼間に見たいとは、普通の人は思わないだろう。

「深夜」の持つ淫靡性が、これらの映画に魔力を与える。

それにしても、本作で紹介されている映画の監督たちのなんとダンディーでかっこいいこと。

製作順で見ると、

ジョージ・A・ロメロ「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(68)

アレハンドロ・ホドロフスキー「エル・トポ」(70)

ペリー・ヘンゼル「ハーダー・ゼイ・カム」(72)

ジョン・ウォーターズ「ピンク・フラミンゴ」(72)

リチャード・オブライエン脚本・出演「ロッキー・ホラー・ショー」(75)
(※監督はジム・シャーマンだが、本作には登場せず)

そしてデヴィッド・リンチ「イレイザーヘッド」(77)

特に、ウォーターズの言葉はとても興味深いものばかりでした。
『イレイザーヘッド』や『ロッキー・ホラー・ショー』、『ナイト・オブ・ザ・リヴィングテッド』『エル・トポ』『ハーダー・ゼイ・カム』などいわゆるカルト映画と呼ばれている名作たち。これらの共通点は従来の映画の体制から逸脱した内容と作風があったこと、そしていずれも「深夜枠」として小さな劇場で公開され、口コミで評判を広げていったこと。そんな伝説的な深夜映画の裏側に迫ったドキュメンタリー。

めちゃめちゃ面白かったです!!リンチ、ウォーターズ、ヘンゼル、ロメロ、リチャード・オブライエン、そしてホゾロフスキーというカルト映画界最強の5人のクリエイターたちが作品について余すところなく語ってくれる骨太な作品でした。
どう見ても大衆ウケはしなさそうな作品たちが、どうして40年以上経った今も熱狂的な人気を保ち続けるに至ったのか。そこには私たちの想像を遥かに超える苦労がありました。
史上最低の映画の呼び声も高い『ピンク・フラミンゴ』の監督であるジョン・ウォーターズが「僕の使命は、悪趣味の中に1%の尊厳を与えること」と仰っていて、もうその一言に本作の全てが集約されている気がしました...!(笑)確かに悪趣味な映画かもしれないけれど、その中に最高のユーモアだったりスリルがあるわけで。それを突き詰めて、観客を楽しませるべく映像化した監督たち。従来のハリウッドのやり方に捉われてていたら決して完成しえなかった名作たちの数々の裏側に、こんなにもクリエイターたちの情熱があったのかと思うと胸がいっぱいになります。
そして、暴力的な描写や下品な描写が含まれているリスクを侵して、劇場公開にまで踏み切った当時の小さな映画館の支配人たちの勇気にも感服。
1970年代当時、デヴィッド・リンチはじめ、作品へのこだわりが特に強い監督たちは、自分の持っている世界観を表現するのはとても大変だったかと思います。しかし、この深夜映画の枠を通して少しずつ自分の追い求めるものを具現化していき、巨匠として名を馳せている現在。それを思うと、いかに当時のミッドナイト上映が重要なものだったか痛感...!

個人的に意外だったのが、『ロッキー・ホラー・ショー』の映画版は元々メジャー向けに作った作品であり最初は大コケしたけれど、何年もかけて観客たちの間にその人気が広まり、最終的にカルト映画になったというお話。てっきりコアファンに向けて作っていたと思ったら、そうじゃなかったんですね!最終的にきちんと評価がされてよかった...(笑)。

カルト映画ファンは必見の骨太なドキュメンタリーです!!
1970年から77年まで深夜上映された6本の低予算の作品
このミッドナイト・ムービーが映画の概念を変えていき何年後かには日本でカルト映画という括りで紹介されていたような記憶です
その作品群を紹介するドキュメンタリー


アレハンドロ・ホドロフスキー
「エル・トポ」
当時のエルジン劇場では大麻も吸えたという🎬(-.-)y-~笑
ジョン・レノンとヨーコが3回、上映に現れジョンが気に入って映画を買い上げた💰


ジョージ・A・ロメロ
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
ゾンビの概念を世に広めたエポックメイキングな作品


ジョンウォーターズ
「ピンク・フラミンゴ」
この作品の上映時も煙でモクモク🚬
アップルパイやポップコーン代わり😁
まぁラリってないと見てられないというのもあるけど。。🐶💩


ペリー・ヘンゼル
「ハーダー・ゼイ・カム」
この作品からアメリカにレゲエが広まったというのを初めて知りました😮
ボブ・マーレイよりジミー・クリフの方が最初に認知されたんですね🇺🇸


ジム・シャーマン
「ロッキー・ホラー・ショー」
ホラー・ロック・ミュージカル
最初に観た時はピンとこなかったけどアメリカでは物凄い人気だったんですね
少しだけど当時の人気振りが垣間見えました😀


デヴィド・リンチ
「イレイザーヘッド」
他の作品は1部のファンに熱狂的に受け入れられ口コミで広がっていったけど、この作品は難解なのも有り余り爆発的には広がらなかったけど現在では映画史的にも重要な作品なのかも
お客さんの入らない初期はジョン・ウォーターズが応援してくれて助けてくれたとか☺️


その他にも深夜上映では「リーファー・マッドネス」やモザイクが解禁になったポルノ作品の「ディープ・スロート」等もヒットしていて真夜中から映画を観に行く文化が出来上がっていった
当時はピデオや配信も無いから真夜中から映画に出掛けるのが最高にカッコよかったんだろうなぁ😀

皆さんの好きな作品は入っていますか😁

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