コーマン帝国の作品情報・感想・評価

「コーマン帝国」に投稿された感想・評価

過去に見たドキュメンタリー作品の中で、"一番好き"です。


というよりは、『コーマン監督の人柄に惚れた』というのが、正しいかもしれません。


コーマン監督作を、まだ鑑賞したことはありませんが、本作を鑑賞すれば、監督の魅力は"十二分"に伝わります。


『荒唐無稽な監督作品の内容』と、『監督の知的な人柄』との"ギャップ"が、可笑しくてしょうがないです。


関係者が、コーマン監督について語る姿は『本当に楽しそう』で、偉人ではなく『親友について語っている』印象を受けました。
ken

kenの感想・評価

3.2
自分の好きなジェームズ・キャメロンの師匠的存在な人だというのは前々から知っていたがこういう映画があるってのは最近知ってようやく観賞。
(コーマンの映画は見たことない。)
キャメロンは出てないけどゲイルアンハードが出ていて後半はとても興味深く面白かった!
ジャックニコルソンの
スターウォーズは大嫌いだ!
の発言には笑ってしまった
意味としてこういうニュアンスの映像はすでにコーマンが低予算ながら撮っていたからだっていう事だと思うけど。
とにかくハリウッドの大御所な方々に尊敬される様な存在の人なんだという事が知れて良かったかな~。
とにかく自分のスタイルを貫き通す紳士なオッサンだった。
インテリジェンスバカ映画の巨匠ロジャーコーマンがこんなにマイケルケイン似のイケメン紳士だとは知らず驚いた。紳士でパンクで反骨で狂ってるって最高じゃないか。絶対的正しさがロジャーにはある。そして90過ぎてもなお現役で全然おじいちゃん感がない。映画を愛する人、ロジャーコーマンを愛する人達しか出てこなくて愛溢れるドキュメンタリーで心が満たされる。
コーマン映画とエクスプロイテッドものの目録として資料価値。ホラーやSFはあまり触れない。ゾンビのワンシーンを見て、もうついて行けないと言ったコーマンのコメントが意外。古いアクションから探して順番に観たくなる。次は女囚もの観てみよう。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2012/10/29鑑賞(鑑賞メーターより転載)
デニーロやニコちゃん、スコセッシといった映画界の大御所たちを多数輩出し、徹底した低予算路線を貫いて「B級映画の帝王」と呼ばれた映画人ロジャー・コーマンに関するドキュメンタリー。恥ずかしながらこの人の事をこれまで何一つ知らず作品も観たことなかったが、安い早いうまい(吉野家?)という信念を決して曲げずに時代を生き抜いてきた彼の姿が、イメージに反し案外温厚そうな彼自身と彼をリスペクトする大御所たちの証言で綴られる。作品紹介とインタビューが淡々と進行は特に工夫なくファンでないとやや退屈する部分もあるが...
勉強になりました。アングラがポップになる過程も想像し易くなった。コーマン映画 観たくなったけど、観たら後悔するんだろうな(笑。
ヒョー

ヒョーの感想・評価

3.7
「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンのドキュメント。

名前は知っていましたが、ちゃんと知るのは今回初めて。
まず驚いたのはもっとワイルドな風貌だと思っていたらこれが全然違う。
まるで大学教授のような真面目そうな見た目でした。
人は見かけによらない。

何でも監督、制作した作品は400本以上!
モットーは早撮り・低予算・赤字を出さない。
さすが帝王です。

とにかく発掘した人達が凄い。
マーティン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロン、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン、ロバート・デ・ニーロなどなど。
現在ハリウッドで活躍している人達を発掘したのはこのロジャー・コーマンなんです。

ここで突然ですがスコセッシあるある。

スコセッシあるある早く言いたい〜♪
スコセッシあるある早く言いたい〜♪
インタビューの時、椅子に座って斜め下から写しがち〜♪

話を戻しますw

私が一番感銘を受けたのが生涯B級映画を作り続けた事です。
普通自分が発掘した人間がメジャーになったら、自分だってと嫉妬があるはず。
しかしロジャー・コーマンはメジャーな世界には行かない。
B級映画のフィールドで生きているんです。

それはこれからの映画人の為にチャンスを与える為です。
低予算ですが好きな物を作らせてあげます。
そして認められれば、自由に旅立たせる。
実に懐の深い人です。

ロジャー・コーマンがB級映画を愛しているのがまたいい所。
ロジャー・コーマン曰くB級映画に大事なのは車のクラッシュ、爆破シーン、そしてお色気だそうです。
この3点を抑えとけばだいたいOK。
なるほど確かに自分も好きな要素だw

こんな映画ばかり撮っているので当然ハリウッドからは相手にされていなかったのですが、2009年その貢献が認められアカデミー特別功労賞を受賞します。
会場には名立たる監督、俳優がいるのですがみんなとても嬉しそうで。
ほんと映画人に愛されている人なのだと知り胸がジーンとしました。

大作映画はもちろん好きですがやはりB級映画もないと寂しい。
その文化を築いたロジャー・コーマンに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

これからB級映画を観る時はもっと寛大な心で観る事にしよう。
1個か2個でもいいシーンがあればもう充分満足でしょう。

偉大なるロジャー・コーマン。
どうか長生きして下さい。
(現在御年91歳)

このレビューはネタバレを含みます

「安い・早い・美味しそうに見える」の三拍子が整った弁当屋の仕出しのような駄映画ばかりを世に送り出してきた男が何故に偉大であるのかを紐解くドキュメント。

ロジャー・コーマンとはもの作りの一貫した姿勢、永遠のヒップであるということ。
運転中の御大が上げた腕とラモーンズが交差するエンディング…これは泣くわ。

『スター・ウォーズ』についてコーマンがインタビューに答えてるフッテージが印象深い。
アカデミー賞授与の席にジョージ・ルーカスが居たのが興味深いし面白いな。
babygrand

babygrandの感想・評価

4.0
映画愛に満ちた映画ドキュメンタリー
なんだかんだで最後ジャック・ニコルソンの涙が全てを語る

コーマン先輩の数え切れない映画界に対する功績に感謝!
Zuidou

Zuidouの感想・評価

4.6
犬は吠えるがキャラバンは進む。ラストでオープンカーかっ飛ばしながら腕を掲げるコーマンの恰好よさったら、漢字みたいな変なプリントが全面に施された謎センスのソファでくつろぎながら妙に奥ゆかしい涙のこらえ方を見せてくれたジャック・ニコルソンにも負けじと劣らぬそれだった。ハリウッドの救世主でB級映画の帝王で「時々間違えて名作を作る(ニコルソン談)」アカデミー功労賞監督。ニコルソンのスターダムへの足掛かりに始まりデ・ニーロのハリウッドデビュー作、スコセッシの初監督作、早すぎた人種差別問題をテーマにした作品、「イージー・ライダー」の元ネタ、これまた早すぎたLSDトリップムービー・・・。ロジャー・コーマン、これだけのことを一人の人間が一回の人生でやれるものなのか。実は共同ペンネームでした、表立って活動しているのはオリジナルです、矢立肇みたいなものです、そう言われたらたぶん納得してしまうかもしれない。そして「Holy shit! I'm a movie star!!」なんていうジャック・ニコルソンがカンヌで「イージー・ライダー」を観たときの感想まで聴けるとは思わなかった。贅沢にも程があるドキュメンタリー。
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