コーマン帝国の作品情報・感想・評価

「コーマン帝国」に投稿された感想・評価

yaaa

yaaaの感想・評価

4.0
才能ある若き映画製作者を酷使し儲け優先の低俗映画を量産するプロデューサーということでもよいのだが、まさかのウルッとする展開に人間・ロジャー・コーマンの偉大さを感じて称賛しかない。
アベンジャーズ並みに一流監督が大挙出演してて映画ファンなら素直に楽しい。
メジャースタジオでA級監督として活躍するロン・ハワードやジョナサン・デミなんかはおいらの出身はC級映画のコーマン学校卒業生だ!と誇りに満ちてるようだし、ピーター・ボグダノヴッチなんかはコーマンのもとを離れて寂しそうだし、ドキュメンタリー出過ぎでありがたみ薄いスコセッシは置いといて、インタビューないけどタランティーノなんかはコーマンの前でヘラヘラはしゃいでいる。
低俗映画を量産してるだけならこんな人望は望めないであろう。
それを成し遂げるのがロジャー・コーマンでこそ。
ジャック・ニコルソンの話がよくて、この映画はもしかしたら進む道が違った二人の人生の物語かもしれない。
「イージーライダー」製作できずに儲け損なっただろうと笑い飛ばすがもしかしたらコーマンと一緒に製作したかった悔しさかもしれない。
俺が認められて、コーマンが認められないなんて…カメラ止めてくれ…みたいなところは無条件に胸熱。

アカデミー名誉賞受賞はとっても痛快!
kuma

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3.0
このドキュメンタリー映画を観るまで、ロジャー・コーマンという人はとにかく安上がりで若者ウケする映画を撮りまくり、多くの利益を得ようとする守銭奴的な人物なのだと思っていた。まぁ、その印象も概ね間違っていないのだけど。

しかし実は、紳士的でありながら野心家な一面も持つ、アメリカの映画史に無くてはならない存在だったという事がこの映画で分かった。今やアメリカを代表する監督や俳優陣が笑いながら当時の撮影についての話をするところが、彼がいかに映画人に愛されているのかを物語っている。特にジャック・ニコルソンのインタビューは長年の付き合いならではの関係性が見えて良かったし、クエンティン・タランティーノのアカデミー賞授賞式でのスピーチは、短いながらもロジャー・コーマンへのリスペクトに溢れていて素敵だった。

『スター・ウォーズ』などの大作映画の台頭によって彼が作り続けてきたインディペンデント映画は業界の隅に追いやられてしまう訳だが、その後のインタビューで「3500万かけて撮られた映画なんて価値がない。その資金をどこかに寄付した方がいい」と言い放つところは、その芯のぶれなさに感嘆してしまう。だからこそ彼は(良くも悪くも)「B級映画の帝王」なのだろう。
mito

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3.7
B映画の権威、ロジャー・コーマン監督を追ったドキュメンタリー。

登場する人達がとにかく豪華。華々しいだけがハリウッドじゃなかったってのがよく分かる。
しかし、スターウォーズのような作品を負の転換期と感じてる人間が映画界にも結構いるんだね。
まあ、言われてみればジュラシックパークがヒットした時も同じような論調はあったし、そういうもんなんだろう。

あと、後半に登場したタランティーノは勿論コーマン好きなんだが、あのはしゃぎっぷりは凄かった(笑)
青猫

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ハリウッドが愛するB級映画の帝王!
愛すべき理由と、コーマンが与えた映画界への多大な影響が詰まっています。
Minami

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4.0
B級映画の帝王・ロジャーコーマン‼️
見た目結構普通の優しそうなおじちゃんだけど、低予算の映画しか撮らない主義を貫き通すクレイジーな人
THE TRIP, Wild Angelsなどなど...
ジャックニコルソンも見出した監督
チープな世界観は中毒性ある
mz5150

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3.8
なぜ再評価に貢献したタランティーノが出てないのか疑問に思いながら見ていると、ラストのタランティーノの登場が感動を運ぶ。タランティーノがコーマンとの写真撮影で控えめに後ろにいるのもタランティーノのコーマンへの愛情と憧れが垣間見れ熱くなった。

低予算で次々映画を制作、コーマン帝国から羽ばたいた監督や俳優の彼へのリスペクトとチャンスを貰った感謝が綴られる。またコーマン帝国が下火になったのもコーマンの影響を受けたルーカスとスピルバーグとは唸らせられた。

キャノンフィルム爆走風雲録と対をなす作品である。
50Kenzo

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3.5
B級の帝王と謳われたロジャー・コーマンのドキュメンタリー。元祖トロマ、アサイラムと言うてエエんとちゃうかな。

「こいつは俺の恩人」とあのジャック・ニコルソンが涙ながらに語ってたのが印象的でした。新人俳優で安く映画を仕上げるのが目的だったにせよ、貴重な活躍の場でもあったわけで。

当時はイロモノだったホラーとSFに大手が進出してきてからは商売あがったりですわ、と言うとりました。たぶん「ジョーズ」と「スター・ウォーズ」のせいやな(-_-)
ビートたけしが連呼しているコーマンでなく、ロジャー・コーマン。帝国というかコーマンスクールというべき内容です。後の映画監督、俳優を創出し続けた。本人は、映画を純粋に愛しながらも、ビジネスでは、絶対損はしない方針で製作を続けていた。その代わり洋画の配給は、フェリーニ、ベイルマン、黒澤明であった。そして日本アニメ、東宝特撮も数多くアメリカに紹介している。(しかし、編集してアメリカ向けに変更)そのギャップにこの人の凄みがある。自身が監督した「インベイダー」は、南部の人種問題を皮肉に描いた作品。タイトルからSF映画と思う人が多かったそうな。そして、「ジョーズ」「スターウォーズ」が公開されて食いぶちがなくなったというのが象徴的。大手がこの手の映画に進出してきたのが脅威だったと。それでも「スターウォーズ」なんかは、当時でも低予算だと言われていたのに。多分それ以上に低予算で作っていたのだろう。アメリカ映画の裾野を広げた大人物でしょう。
いい考え方だなあとロジャー・コーマンにひたすら感心しきりだった。『デスレース2000キロ』はそれほど良いと感じなかったが。
それにしてもアメリカ基準での低予算は日本基準ではどう見ても低予算ではないな。
チェケ

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4.0
あまりにも作品が多過ぎて全部は見切れないが、コーマン作品は一つ一つ見ていきたい。授賞式での笑顔にはジャック・ニコルソンでなくとも泣ける。
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