終わることのない美の追求というか己の人生じゃない生を演じる演者という生き物は、凡人から見れば化け物に見えるという視点が好きだったな。
芸に魅入られ、悪魔に魂を売ってでも演じて生きてきた菊男の周囲には…
相対する2人の壮絶な歌舞伎人生が描かれており、映像がずっと美しく、3時間飽きることなく見入ることが出来た。ストーリーもとても面白かった。また歌舞伎も生で見に行きたいと思うような映画だった。
ただ、は…
映像が美しく、歌舞伎を知らなくても夢中で見れた。
印象的だったのは、引退した万菊が病床で、この部屋には美しいものが何もない、ホッとしたと語る場面。
何かを極めることは、何かを犠牲にすることなのだろ…
ずっと観たかったけどなかなか時間が合わずやっと鑑賞!
終始美しくて、くやしくてポロポロしてしまった。美しいものが素晴らしいというルッキズムを持っているわけではないけれど、やっぱり美しいものには無条件…
神様とではなく悪魔との契約。
人が人と時間をかけて築き上げるはずの
信頼関係もすっ飛ばして
芸の道を真っ直ぐ進む喜久雄の人生は見てられないし、見たことがない。
自分は何か成し遂げるために他のことを置…
通常の映画よりも長めにも関わらず、
ずっと飽きることなくぐっと入り込んで観ることができた。
劇中の歌舞伎の演技はさることながら、人ひとりの人生と血脈の呪いをひしひしと感じる作品だった。
最初と最後の…
ワンシーン、ワンシーン絵になるような美しい映像、俳優陣の演技、とても良かった。
でもストーリーは人物の感情を追いきれず感情移入出来なかった。喜久雄の父の仇討ち、俊介が喜久雄を歌舞伎界に連れ戻す、俊介…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会