世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?
他人の死よりも、隣の席で話しているくだらない会話にしか興味を示さないカナ。
性的奔放だったり、泥酔して帰って来て翌朝無心で冷蔵庫を漁り、ハムだけをそのまま食べる。
自暴自棄な生活を送り、中盤からは何…
ただの1人の女の子のお話
カナを特別変わった人だと感じないのは、周りや自分がカナに重なる部分があるから?
なんとなく全てのことに対して不感症気味なのに、怒りとかキモいとかうざいとか…ネガティブな…
「主人公に感情移入できない」というのは当然のことで、明らかにできないように作られている。
そのできなさを観る作品ではあるけど、それでも特にカナのスムーズにパートナーを移行するところ(つまり序盤)か…
河合優実さん主演作品ではこれは2作目に観たのだけど、前回観た「あんのこと」よりこっちの方が好き、というかナチュラルにこのカナのキャラクター演じられるのすごいなと思った。
脚本がかなりリアルにできて…
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