このレビューはネタバレを含みます
物語の都合上のキャラクターを描くのではなく、現実に近い存在としてファンタジーではない女性像を描いたところに、主人公と作者の共通点があるように感じました。
しかし、作品のような現実ではない場所、心…
喜怒哀楽起伏激しめエモーショナル映画かと思いきや、ずっと一枚の写真を観ていたような。
タイトルと砂漠のカットそれだけで、急に見え方を転回させられる。没入した時間から急に俯瞰して、人間っていう野生動…
2,30年後の若者が、この映画を"昔話題になった映画らしいんだよねー"なんて言いながら観て"よくわかんないけど令和初期って感じだね"なんて感想を残すのを横目に、おじさんになった自分も内心"わかるよう…
>>続きを読むナミビアの砂漠』、どこもかしこも傑作だと思いますが「日本は少子化と貧困で終わっていくので今後の目標は生存です」というセリフが特にぶっ刺さりました
キャンプ場で妊娠してる人にあった頃から様子がおかし…
ジェンダーの枠組みを打破し、「自分とは何か」を問う力強い一作。カナの渇きは自他共に自己の内省を促し、生きづらさの中でどう生きるかを考えさせる。
物語の主題はアイデンティティの模索と生きづらさの体現…
なんだろう?カナに感情移入してしまいました。人って複数のものでバランスを取って生きてますよね。それがカナにとっては、ホンダとハヤシの二股だったと思います。社会的にはタブー、でも彼女は世間に無関心だ…
>>続きを読む多様で雑多な人間社会における生き方に、多種の野生動物が混在し生存こそがすべてのナミビアの砂漠を投影する。
生きることの難しさは、無気力、不安定、抑制など自己に篭った情緒を掻き乱し、トラウマやジレンマ…
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会