茶封筒に入った金の行き来があり、それに伴って言葉には出来ないような閉塞感に押しつぶされそうな女性。彼女が「ただ佇んでいる影」に怯えながら、東京を徘徊する。
8ミリフィルムの荒い画面に、計算づくのシ…
ブラウン管テレビを思わせる懐かしくも少し不気味な画質、ふとした拍子でなぜか目が合う外国人、誰かが見てるのではないかという不安、気の抜けた効果音など、短編には珍しく、不気味さと心地よさ、マヌケさが絶妙…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
音楽がなく現実音をきわだたせている。ぬすみの描写があるが時間サスペンスよりも空間恐怖がつたわる。きたないお掘りに身を投げるのは和風な感じの気持ち悪さもあって。よい。衝動的自殺症候群的な伝染病が蔓延し…
>>続きを読むまさに白昼夢。日常の中に溶け込んでいる事柄をきれいにホラーにしたてあげてます。キャストの目線、自転車、コップ、歩道橋、着信音などお金はかけず説明的なセリフ抜きで、夏のひとときの居心地の悪さを堪能でき…
>>続きを読む今まで見た短編でもトップクラスに好き。フィルマークスに追加要望入れたくらい。
8mmの質感、冷たい色味、ファーストカットの勢い、ブレッソン的な撮り方を働く世代の女性主人公でやっていること、極限まで…
Impasse